日本橋髙島屋に大阪・鶴屋八幡[和菓子の日]嘉祥饅頭|嘉祥通宝の焼印・つぶ餡入り(6/16の1日限定・464円)
ベストカレンダー編集部
2026年6月12日
[和菓子の日]鶴屋八幡 嘉祥饅頭
開催期間:6月16日〜6月16日
6月16日は、全国和菓子協会が1979年に制定した「和菓子の日」。古くは平安の御代に疫病退散と健康招福を祈って菓子・餅を神前に供えた「嘉祥(かじょう)」の故事に由来する、和菓子にとって特別な一日です。日本橋髙島屋本館地下1階の和菓子売場では、この一日に合わせて大阪・高麗橋の老舗鶴屋八幡から、「嘉祥饅頭」(464円)が登場します。販売は2026年6月16日(火)の1日限定。中国の古銭「嘉定通宝」の形に「嘉祥菓子」の文字を入れた焼印を押した、つぶ餡入りの饅頭です。
6月16日「和菓子の日」と嘉祥菓子の由来
和菓子の日のルーツは、平安時代までさかのぼります。全国和菓子協会の解説によれば、西暦848年(承和15年)の夏、仁明天皇が御神託にもとづき、6月16日に「16」の数にちなんだ菓子や餅を神前に供えて疫病退散・健康招福を祈ったとされ、これを機に元号が「嘉祥(かしょう)」へと改められたと伝えられています。「めでたい吉兆」を意味する嘉祥の故事は、その後も宮中や武家・町方の年中行事として受け継がれていきました。
江戸時代には、この風習が将軍家の儀礼として大規模化したことが知られます。虎屋文庫などの資料によれば、6月16日に江戸城の大広間に菓子を山と積み、徳川将軍が大名や旗本へと菓子を下賜する「嘉祥の儀」が盛んに行われたといいます。庶民の間でも、銅銭16文で菓子を求めて食べると厄除けになるという習わしが広まり、「嘉祥喰い」「嘉祥菓子」の言葉が暮らしの中に定着しました。明治以降にいったん下火になったこの伝統を、菓子文化の継承を願って現代によみがえらせたのが、1979年に制定された「和菓子の日」です。
鶴屋八幡の今回の饅頭に押された「嘉祥通宝」型の焼印と、その中央に配された「嘉祥菓子」の文字は、こうした古来の故事を一つの菓子に凝縮した意匠といえます。武家社会で菓子の代金にあてられた銅銭の意匠を、和菓子の焼印として刻み直しているわけです。
嘉祥菓子と「16」という数字
嘉祥にまつわる風習は、いずれも「16」という数字に結びついています。神前に供える菓子の数、銅銭の枚数、そして「6月16日」という日付。一説には、武家社会で行われた弓の競技で敗者が16文を出して菓子を贈ったという話も伝わるなど、数字に宿る縁起のかつぎ方が多彩です。和菓子の日に16個の菓子を求める家庭もあり、「16」は厄を払い、福を招くキーワードとして機能してきました。
大阪・高麗橋の老舗、鶴屋八幡という店
嘉祥饅頭を手がける鶴屋八幡は、大阪・船場の高麗橋に本店を構える上方の老舗和菓子店です。同店公式サイト等の解説によれば、ルーツは元禄年間(17世紀末〜18世紀初頭)に高麗橋三丁目で創業した「虎屋伊織」にさかのぼります。茶席の上生菓子を中心に手がけ、武家や豪商に贔屓にされた船場の名店で、その繁盛ぶりは『東海道中膝栗毛』などの古典にも記録されたといいます。
幕末の動乱期、虎屋伊織の伝統を継承する形で、1863年(文久3年)に高麗橋四丁目で「鶴屋八幡」として暖簾を掲げたのが、現在まで続く同店の始まりです。「お客様が満足する品物を、心を込めてお作りする」という家訓を受け継ぎ、明治・大正期には博覧会受賞や宮内省御用命などの実績を重ね、戦後は百貨店への出店を通じて、大阪を代表する和菓子の名前として全国に知られていきました。日本橋髙島屋にも常設売場があり、上生菓子や定番銘菓を日常的に求めることができます。
嘉祥饅頭の見どころ
今回登場する嘉祥饅頭は、つぶ餡入りの焼印饅頭。中国・南宋時代に鋳造され、日本にも大量に流入した古銭「嘉定通宝」の意匠を写し取った焼印に、「嘉祥菓子」の四文字を配したシンプルな造形です。価格は1個464円(消費税込)。和菓子の日にちなんで縁起を担ぐ一品として、自家用にはもちろん、目上の方や和菓子好きへのちょっとした手みやげにも合う品格があります。
販売概要と日本橋髙島屋での購入ポイント
販売は1日限り。和菓子売場での店頭販売が中心となるため、確実に手にしたい場合は、日本橋髙島屋の開店時間に合わせて来店するのが安心です。和菓子の日には、髙島屋各店で複数の老舗による嘉祥菓子の特別販売が並行して行われることが多く、日本橋店でも榮太樓總本舗(6月10日〜16日)、塩瀬総本家(6月14日〜16日)、たねや(6月16日)といった名店の嘉祥菓子・嘉祥饅頭が前後の日程で登場します。鶴屋八幡の嘉祥饅頭と合わせて、上方・江戸・近江の嘉祥菓子を食べ比べる「6月16日企画」としても楽しめる構成です。
| 商品名 | 嘉祥饅頭(鶴屋八幡) |
|---|---|
| 価格 | 464円(消費税込) |
| 販売日 | 2026年6月16日(火) |
| 販売場所 | 日本橋髙島屋 本館地下1階 和菓子売場 |
| 特徴 | 嘉祥通宝の形に「嘉祥菓子」の焼印を押した、つぶ餡入りの饅頭 |
| 背景 | 6月16日「和菓子の日」(全国和菓子協会制定)にちなむ嘉祥菓子 |
和菓子の日にあわせて訪れる楽しみ
日本橋髙島屋本館地下1階は、上生菓子・干菓子・大福・最中などを扱う和菓子の専門売場が集まる一角で、嘉祥菓子のような季節限定品も6月の風物詩として並びます。和菓子の日は梅雨時期にあたり、紫陽花や水無月、若鮎など、夏を予告する季節の上生菓子も同時期に出そろうタイミング。嘉祥饅頭を求めるついでに、季節の生菓子を1〜2品合わせて選ぶと、家での6月の和菓子時間がぐっと豊かになります。
まとめ
平安時代の嘉祥の故事に根ざし、江戸時代に「嘉祥喰い」として広く親しまれた6月16日の風習は、いまも全国和菓子協会が制定した「和菓子の日」として息づいています。日本橋髙島屋に登場する鶴屋八幡の嘉祥饅頭は、嘉定通宝の意匠を焼印に写し取り、つぶ餡を包み込んだ、一日限りの和菓子です。
| 会期 | 2026年6月16日(火)1日限定 |
|---|---|
| 場所 | 日本橋髙島屋 本館地下1階 和菓子 |
| 主役 | 鶴屋八幡 嘉祥饅頭 464円(つぶ餡入り) |
| 背景 | 嘉祥(仁明天皇848年)由来 / 嘉定通宝の焼印 / 江戸期「嘉祥喰い」 |
| あわせて | 同店フロアで榮太樓總本舗・塩瀬総本家・たねやなどの嘉祥菓子も前後の日程で展開 |
嘉祥饅頭は数に限りがあり、販売は6月16日の1日のみ。例年「和菓子の日」企画は売り場が混み合いやすい時間帯もあるため、確実に手にしたい人は朝のうちに足を運ぶ予定で組んでおくと安心です。
この記事は日本橋髙島屋公式サイトの情報をもとに編集部が再構成したものです。掲載写真の出典: 日本橋髙島屋公式サイト。嘉祥・和菓子の日の由来および鶴屋八幡の沿革については全国和菓子協会、虎屋(小さなお話)、鶴屋八幡公式サイト等を参照しました。最新の開催状況・価格は公式サイトでご確認ください。