ベストカレンダーのロゴ ベストカレンダー

7/25開催:入間市職員が支える夏祭りの現場

いるまし元気隊10年

開催日:7月25日

📅 カレンダーに追加:GoogleiPhone/Outlook

いるまし元気隊10年
いるまし元気隊って何やってるの?
入間市の市役所職員が週末におそろいTシャツで地域の夏祭りを支えるボランティアチーム。テント設営や模擬店、会場運営、撤収まで一通り担当し、今年で活動10年目、登録51名です。
どうやって参加や応募すればいいの?
若い世代向けの「いるま自治会支援協力員」は高校生〜おおむね35歳まで随時募集。協力員応募フォームから申し込み、詳細や取材は地域振興課へ連絡すると調整してもらえます。活動実績証明書も交付可。

夏の夜を支える51人の職員ボランティア──「いるまし元気隊」活動10年目の足跡と今夏の風景

埼玉県入間市で、市職員が週末に地域の夏祭りを支えるボランティアチーム「いるまし元気隊」が、発足から10年目を迎えた。平日は市役所の窓口や事務を担当する職員が、週末にはそろいのオリジナルTシャツを着て、テント設営や模擬店、会場準備・後片付けまでを担う活動を続けている。

令和8年度の登録メンバーは51名で、ここ2年で10名増加した。昨年度(令和7年度)は延べ28名が市内10会場・6日間にわたり活動し、所属部署は10を超える。普段は顔を合わせない職員同士が、祭りの現場で肩を並べることで、行政と地域の関係に新たな距離感が生まれている。

【埼玉県入間市】平日は市役所、週末は夏祭りへ。入間市の職員ボランティア「いるまし元気隊」、活動10年目の夏 画像 2

現場で見えるもの、窓口では聞けない声

市役所の窓口で対応する職員が「手続きで来る人」としか見えなかった住民の表情や思いを、現場で直接聞く機会が増えたという参加者の声がある。祭り会場での作業を通じて、職員は「近所の一人」として振る舞い、顔の見える関係づくりが進んだ。

「窓口業務では見えにくい地域の実情や、住民の思いを、直接聞くことができました。」という参加職員の振り返りも示すように、活動は単なる物理的支援に留まらず、地域理解を深める役割も果たしている。

  • 登録メンバー:51名(令和8年度、過去2年で+10名)
  • 昨年度の参加実績:延べ28名/市内10会場・6日間
  • 活動範囲:豊岡・東金子・藤沢など市内各地区(令和8年度は7月〜9月にかけて9会場で活動予定)
【埼玉県入間市】平日は市役所、週末は夏祭りへ。入間市の職員ボランティア「いるまし元気隊」、活動10年目の夏 画像 3

地域の担い手不足に向き合う具体的な取り組み

少子高齢化による担い手不足は多くの地域祭りが直面する共通課題だ。入間市内でも「大雪のときの雪かきも手伝ってほしい」といった声があり、祭りの継続に向けて「支える側」に回る担い手を増やす取り組みが求められている。

いるまし元気隊はテント設営から運営、後片付けまでを通しで担当することが多く、実際に八津池の夏祭りでは夜空を彩るナイアガラ花火の会場での作業も行った。自治会からは「人手が多くて本当に助かった」との声が寄せられているほか、藤沢地区の祭りには地元大学生も加わり世代を超えた協力が広がった。

【埼玉県入間市】平日は市役所、週末は夏祭りへ。入間市の職員ボランティア「いるまし元気隊」、活動10年目の夏 画像 4

地域発の交流から生まれる新たな動き

入間ヶ丘の秋祭りで高まったモルック(フィンランド発祥のスポーツ)への関心は、大会出場の話にまで発展するなど、祭りをきっかけにした活動の拡張例も確認されている。祭りは準備段階から人が関わることで維持され、その過程で地域のつながりが形成される。

  1. 準備:テントや模擬店の設営
  2. 運営:当日の会場運営、売り子など
  3. 後片付け:撤収、ゴミ処理、器材返却等
【埼玉県入間市】平日は市役所、週末は夏祭りへ。入間市の職員ボランティア「いるまし元気隊」、活動10年目の夏 画像 5

若い世代の参画を拡げる「いるま自治会支援協力員」制度

職員だけでなく、若い世代の参画も促進している。令和5年度から始まった「いるま自治会支援協力員」は、高校生・大学生・専門学校生からおおむね35歳以下の社会人までを対象とし、自治会行事の運営支援のほか、パソコンやスマートフォンの操作支援、自治会の情報発信支援など若い世代の得意分野を活かす活動を用意している。

開始以降の実績は延べ4名の大学生が参加したにとどまり、今年度から対象を高校生からおおむね35歳以下の社会人までに拡大して募集を継続している。単発の行事参加から始められる無償のボランティアで、希望者には活動実績証明書が交付される。応募は随時で、専用フォームから受け付けている。

対象
高校生・大学生・専門学校生・おおむね35歳以下の社会人
活動内容
夏祭り等の運営支援、ICT支援、情報発信支援など
参加特典
活動実績証明書(希望者に交付)
応募方法
協力員応募フォーム(随時受付)
【埼玉県入間市】平日は市役所、週末は夏祭りへ。入間市の職員ボランティア「いるまし元気隊」、活動10年目の夏 画像 6

今夏の開催予定・取材案内と問い合わせ先

入間市は市内の夏祭りを一覧にしたページを公式ホームページに公開している。開催日や会場情報に加え、いるまし元気隊の活動状況や協力員の募集情報が掲載されている。今年度は7月から9月にかけて豊岡・東金子・藤沢の各地区を中心に、合計で9会場の活動を予定している。

直近の開催予定は以下の通り。通しでの撮影が可能で、隊員や自治会役員へのインタビュー調整は地域振興課で対応するため、取材希望は開催日の前日までに連絡する必要がある。

  • 7月25日(土):入間台・扇町屋第一区・小谷田一丁目(3会場)
  • 8月1日(土):藤沢地区合同夏祭り、東金子三区夕涼み会
  • 8月8日(土):黒須合同(元気隊が朝から会場設営へ参加予定)
  • 9月5日(土):上ノ原
  • 9月27日(日):プルミエール

市が公開している一覧ページ:https://www.city.iruma.saitama.jp/kurashi/jumin_katsudo/jichikai_kuchokai/11936.html

取材・問合せ(地域振興課)
中村、鶴熊(市民生活部 地域振興課)
住所:入間市豊岡1-16-1
TEL:04-2964-1111(内線2141、2142)
広報窓口(企画部 秘書広報課)
岸田、遠山
TEL:04-2964-1111(内線3122)

担当者のコメントとして、事務局は「特別なことは何もしていません。テントを立てて、売り子に入って、片付けて帰る。その繰り返しの10年です。ただ、市役所の窓口では『職員』だった私たちが、祭りの会場では『手伝いに来た近所の人』になれます。この距離の近さが、続いてきた一番の理由だと思います」と述べている。

入間市といるまし元気隊の基本情報の整理

以下に、本記事で触れた主要な情報を表で整理する。活動の目的・実績・応募方法・問い合わせ先などを一目で確認できるようにした。

項目 内容
名称 いるまし元気隊
発足 平成29年(2017年)/活動10年目(令和8年度)
登録メンバー 51名(令和8年度)
昨年度の活動実績 延べ28名が市内10会場・6日間で参加
主な活動内容 テント・模擬店等の設営、当日の運営支援、後片付け等
今年度の予定 7月〜9月にかけて市内9会場で活動予定(豊岡・東金子・藤沢等)
いるま自治会支援協力員 令和5年度開始。対象:高校生〜大学生・専門学校生・おおむね35歳以下の社会人。応募フォームで随時受付。活動実績証明書交付あり。応募フォーム
公式情報 市の掲載ページ:https://www.city.iruma.saitama.jp/kurashi/jumin_katsudo/jichikai_kuchokai/11936.html
問合せ先 市民生活部 地域振興課(中村、鶴熊) 04-2964-1111(内線2141、2142)/企画部 秘書広報課(岸田、遠山)内線3122

入間市の取り組みは、職員と地域が互いに距離を縮める実践の一例として位置付けられる。祭りの運営を支える人手不足という課題に対し、行政の職員が地域の一員として寄り添い、若い世代の参画も視野に入れた仕組みづくりが進められている。活動情報や応募・取材の詳細は前掲の各リンクや問い合わせ先で確認できる。