Qast Cloneが事前登録開始 判断基準をAIで継承
ベストカレンダー編集部
2026年7月21日 11:52
Qast Clone事前登録
開催期間:7月21日〜8月31日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
ベテランの判断基準を“クローン”として継承するQast Cloneとは
any株式会社は、ベテラン人材の判断基準を抽出・継承するAIエージェント搭載の新サービスQast Clone(キャスト クローン)を2026年秋に提供開始予定と発表しました。プレスリリースは2026年7月21日 09時00分付で公開されており、サービスの事前登録は同日から開始されています。
Qast Cloneは、社内会議の音声データや資料、本人へのインタビューなどをもとに、個人別・業務領域別の“ナレッジクローン”を構築し、相談や資料レビューを通じて企業固有の判断基準を再現・継承することを目的としたサービスです。サービスサイトは以下のURLで案内されています。
https://www.clone.qast.jp/
提供開始に先立ち、ナレッジクローンを構築するための人的支援は2026年9月から開始され、プロダクトの先行導入企業として先着10社を対象に特別価格での提供が予定されています。
開発背景とanyが得た“暗黙知”に関する3つの気づき
生成AIが普及する中、多くのAIサービスは大規模言語モデル(LLM)が保持する一般的な知識を利用していますが、企業や個人ごとに異なる判断基準やノウハウは反映されにくいという課題があります。anyはこの課題に向き合う中で、暗黙知の本質に関する気づきを得ています。
anyがこれまでのナレッジマネジメント支援で得た重要な3つの気づきは次のとおりです。
- ❶ 現場で本当に必要とされる暗黙知の多くは、経験に基づく「判断基準」である
- ❷ 判断基準は個別の会話や資料の中に断片的に現れるため、体系的に整理しにくい
- ❸ 判断基準は、本人が他者のアウトプットをレビューする場面で特に言語化されやすい
これらの洞察を踏まえ、企業固有の判断基準を再現可能なナレッジ資産に変えるためにQast Cloneが設計されました。
Qast Cloneの仕組みと導入ステップ
Qast Cloneの導入は「人的支援によるナレッジ抽出」と「プロダクトによる運用・育成」の3段階で構成されています。各ステップでは、判断基準を的確に抽出し、プロダクト内で再現性を高めていく手順が明確化されています。
以下に、サービスの具体的な流れと機能を説明します。
Step1:ナレッジクローンを作る(人的支援)
最初の段階では、どの部署の、誰の、どの業務領域のクローンを作るかをヒアリングにより設計します。過去の社内会議の議事録、音声データ、ドキュメントから判断基準を抽出し、資料だけで把握できない項目は本人へのインタビューで補完します。
引き出したナレッジはクローンの教師データとして入力され、以降のプロダクト学習の基礎となります。人的支援は2026年9月から開始されます。
Step2:ナレッジクローンを使う(プロダクト)
構築したナレッジクローンはチャット形式で利用でき、いつでも相談や壁打ちが可能です。ユーザーは設計書、図面、報告書、提案資料などをアップロードすると、ナレッジクローンが判断基準を示してレビューを行います。
レビューでは単なる指摘に留まらず、その判断に至った理由や観点も提示されます。プレスリリースにはレビュー画面イメージの存在も記載されています。
Step3:ナレッジクローンを育てる(プロダクト)
ナレッジクローンが生成したレビューに対して本人が評価・修正を行うことで、フィードバックが教師データに反映されます。これを繰り返すことで、本人の判断基準をより高精度に再現できるようになります。
クローンの成長過程はクローンプロフィール画面イメージで可視化されることが想定されており、利用とフィードバックの循環で精度向上が図られます。
提供スケジュール、事前登録、そして期待される提供価値
anyは2026年7月21日(火)よりQast Cloneの事前登録を開始しました。事前登録期間は2026年7月21日(火)から2026年8月31日(月)までです。事前登録企業のうち、2026年9月からナレッジクローン構築を開始する先着10社を対象に特別価格が適用されます。
ナレッジクローン構築期間は2026年9月から10月に設定されています。人的支援の開始は2026年9月、先着10社に対してはプロダクトリリースの最新情報提供と先行導入特典が付与されます。
誰にどんな価値をもたらすか
プレスリリースでは、Qast Cloneが以下の複数のステークホルダーに対して提供する価値を明確に示しています。
- 若手
-
- マネージャーやベテランが不在でも24時間相談可能
- レビュー待ち時間や複数確認者による手戻りを削減
- 指摘だけでなく判断理由を学び、自律的な意思決定へとつなげる
- マネージャー
-
- 個別指導の負担を軽減し、一次レビューを代行
- 類似案件で同じ指摘を繰り返す負担の削減
- 判断基準が体系化され、育成や権限移譲の再現性が向上
- ベテラン社員
-
- 他のベテランの判断基準を学習できる
- 判断基準の体系化によりアウトプットのスピード向上
- 自身の知識を会社の資産として蓄積し、次世代へ継承
- 経営
-
- 退職や異動による重要な知識・判断基準の喪失を防止
- 個人依存の意思決定や品質基準を組織で再利用
- 企業固有の判断基準を競争優位になるナレッジ資産として蓄積
また、anyは7月15日(水)に開催した「知識創造DAY 2026」にて本サービスの発表を行ったこともプレスリリースに記載されています。プロトタイプ紹介や料金プランに関する案内、問い合わせ窓口の案内も用意されています。
any株式会社の事業概要と関連情報
anyは「個の幸福と組織の実利を両立する」をパーパスに掲げ、AIナレッジプラットフォーム「Qast」を提供してきました。Qastは社内の膨大な資料をアップロードすることでファイルの分類と要約を自動で行い、RAG(Retrieval Augmented Generation)を用いて業務で発生する質問に生成AIが回答する仕組みを備えています。
QastはQ&AとKnowWhoの機能により、人々の知識や経験を引き出す共創型のナレッジマネジメントシステムとして、製造業や建設業、小売業を始めとする大企業での導入実績があり、既に98,000名以上のユーザーが利用しています。
- 企業名:any株式会社
- 代表者:吉田 和史
- 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
- 設立:2016年10月3日
- 事業内容:Qast(キャスト)の企画、開発、運営
- 会社HP:https://anyinc.jp/
- 採用HP:https://careers.anyinc.jp
- サービスサイト:https://qast.jp/
- 運営メディア:https://qast.jp/media/
サービスに関する詳しい案内やプロトタイプ、料金プランについてはプレスリリース内のお問い合わせ先を通じて案内されるとしています。
まとめ(要点の整理)
以下の表に本記事で触れたQast Cloneに関する主要な情報を整理します。内容は提供スケジュール、導入対象、ステップ、提供価値、会社情報などプレスリリースに記載されたすべての項目を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年7月21日 09時00分 |
| サービス名 | Qast Clone(キャスト クローン) |
| 目的 | ベテランの判断基準を抽出・継承するAIエージェント搭載のナレッジクローン構築 |
| 主要なデータソース | 社内会議の音声データ、議事録、資料、本人へのインタビュー |
| 導入ステップ | Step1:人的支援(設計・抽出・インタビュー) / Step2:プロダクトで利用(チャット・レビュー) / Step3:育成(フィードバック反映) |
| 事前登録期間 | 2026年7月21日(火)〜2026年8月31日(月) |
| ナレッジクローン構築期間 | 2026年9月〜10月(人的支援は2026年9月開始) |
| 先行導入 | 2026年9月から構築を開始する先着10社に特別価格で提供 |
| 提供価値(主な対象) | 若手の成長促進、マネージャーの負担軽減、ベテランの知識資産化、経営のナレッジ資産化 |
| 関連URL | Qast Cloneサイト:https://www.clone.qast.jp/ / any:https://anyinc.jp/ / Qast:https://qast.jp/ / 運営メディア:https://qast.jp/media/ |
| 会社情報 | any株式会社 / 代表:吉田 和史 / 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F WeWork内 / 設立:2016年10月3日 |
| 既存ユーザー数 | 98,000名以上(Qastの導入実績) |
| その他 | 7月15日(水)開催の知識創造DAY 2026で新サービス発表。プロトタイプや料金問合せ窓口あり。 |
以上がプレスリリースに基づくQast Cloneの概要と導入・提供に関する要点です。サービスは2026年秋の提供開始を目指しており、事前登録と先行導入の特典が案内されています。興味のある企業は事前登録期間内の申し込みや問い合わせ窓口の確認を検討することが可能です。