佐内正史『生きている』復刊、9月15日刊行予定
ベストカレンダー編集部
2026年7月14日 18:19
復刊『生きている』刊行
開催日:9月15日
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失われた写真集が再び手元に届くまでの経緯
写真家・佐内正史による初の写真集『生きている』は、1997年4月に刊行されて以降、写真表現に新たな潮流を生み出した記念碑的作品です。決定的瞬間や私写真の枠に収まらない未知の写真群が大きな反響を呼び、次世代の写真家にも影響を与え、写真史上の一つのエポックとして位置付けられてきました。
その後何度か重版を重ねたものの、本文に使用していた用紙の生産中止が原因で2007年の重版を最後に入手困難となっていました。こうした状況を踏まえ、株式会社青幻舎は創立30周年を迎えた2025年に、メモリアルイヤー企画として入手困難となった刊行物の復刊プロジェクトを立ち上げ、読者からのリクエストを募りました。多くの要望を受け、『生きている』の復刊が決定し、2026年9月中旬に『復刊 生きている』として刊行されることになりました。
復刊決定に至る具体的な経緯
復刊プロジェクトは読者の声を起点に展開されました。2025年の創立30周年を契機に、過去に刊行され入手困難となったタイトルの中から復刊候補を募り、結果として『生きている』への復刊希望が多数寄せられたため、この作品の復刻が企画化されました。
原書の本文用紙が製造中止となっていた点が重版不可の直接的理由でしたが、今回の復刊に際しては代替となる用紙の選定と印刷テストを重ね、オリジナルに近い表現を再現するための工程を踏んでいます。
印刷・造本のこだわりと装丁の更新点
復刊にあたっては、初版時の造本・ビジュアルに敬意を払いながら、現代の物理的条件の下で可能な限りオリジナルの質感を再現することが最優先されました。そのため、オリジナルのブックデザインを手がけた造本家・町口覚氏が監修を務め、新たな本文用紙選定のための印刷テストを繰り返しました。
印刷工程では当時の方法に拘り、製版フィルムを用いて版を焼き、油性インクでの印刷を採用しています。こうした工程により、オリジナルが持っていたトーンや紙感、写真のニュアンスが再現されることを目指しました。装丁は表紙イメージをアップデートし、復刊としての新しさを持たせた仕上がりになっています。
製作の主なポイント
- 造本監修:町口覚(オリジナルのデザインを手がけた造本家)
- 本文用紙:オリジナルの代替となる用紙を選定、印刷テストを実施
- 版の作成:製版フィルムを使用して版を焼く方式を採用
- 印刷方式:油性インクでの印刷による再現性の追求
- 装丁:表紙イメージをアップデートし、復刊としての新意匠を導入
これらのポイントは、オリジナルの表現を尊重しつつ、現代の印刷環境で可能な限り忠実に復元するための判断によるものです。印刷立ち会いやテストを通じて写真の「淀み」がなくなっていく過程が確認され、完成へ向けて前進しているとされています。
作品そのものの意義と佐内正史の言葉
『生きている』が刊行された1997年当時、写真表現の既成概念を超える作例が注目を集め、写真史上重要な位置を占める作品として評価されました。刊行から29年を経て、今回の復刊は写真の歴史に新たなページを加えるものとして位置付けられます。
刊行にあたり、著者である佐内正史は短い言葉を寄せています。掲載されるそのままの文章は次の通りです。
- 「復刊 生きている」 – 佐内正史
- 写真は生きている
- わからないで花が咲いて表紙になった
- 一枚目のスカイラインの予感が俺の車になった
- 印刷立ち会い中、生きているの淀みがなくなっていくのがわかった
- 晴れて完成に近づいていく
- もう少ししたら完成するだろう
- 道草を楽しんでいる
- “復刊生きている”は、まだ途中だ!
佐内は1997年の本作デビュー以来、写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ています。2026年3月には最新作『雷写』を刊行し、同時期に岡本太郎記念館で写真展「雷写」を開催するなど、活発な活動が続いています。
佐内正史の経歴と主な展覧会
以下はプレスリリースに記載された著者プロフィールの要点です。掲載されている展覧会・刊行物の情報は最新の行事を含みます。
- 氏名
- 佐内正史(さない・まさふみ)
- デビュー
- 1997年、写真集『生きている』でデビュー
- 受賞
- 2003年、写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞
- 近年の刊行・展覧会
- 2026年3月:『雷写』刊行、岡本太郎記念館で写真展「雷写」開催
- 近著:『Strong memory』『写真がいってかえってきた』『静岡詩』
- 主な展覧会:book obscura(東京)やタカ・イシイギャラリー等での個展多数(2009〜2025年の主な展示を含む)
- Photograph credit
- Photograph by Mitsue Yamamoto(プレスリリース内表記)
刊行情報・広報資料・問い合わせ先
復刊タイトルの具体的な書誌情報、入手方法、広報用の画像取り扱いに関する注意点、及び報道・取材希望者向けの連絡先は以下の通りです。書影やプレス素材は指定のクレジット表記を付与して使用する必要があります。
プレスリリース内の広報用画像については、各画像にコピーライト表記「©Masafumi Sanai」を付記してください。画像ファイルはプレスリリース添付資料としてダウンロード可能です。
書誌情報(刊行予定)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売 | 2026年9月中旬 |
| 書名 | 復刊 生きている |
| 著者 | 佐内正史 |
| アートディレクション | 町口覚 |
| 判型 | 315×280mm |
| 総頁 | 64頁 |
| 製本 | 並製 |
| 定価 | 5,280円(本体4,800円) |
| ISBN | 978-4-86831-064-8 C0072 |
| 書籍詳細 | https://www.seigensha.com/books/978-4-86831-064-8/ |
上記の情報はプレスリリースで公表された書誌情報に基づきます。刊行日は予定であり、流通や製作工程の都合により変更が生じる可能性があります。
広報資料・画像取扱い・ダウンロード
プレスリリース添付資料として、刊行に関連する画像ファイルやPDF素材が用意されています。ダウンロード可能な素材には使用条件が付されている場合がありますので、利用前に確認してください。
画像使用の際は必ずコピーライト表示「©Masafumi Sanai」を併記することが求められています。報道や取材で画像が必要な場合は下記の連絡先に依頼してください。
問い合わせ先(報道・取材・画像手配)
- 会社
- 株式会社青幻舎(東京支社)
- 広報担当
- 新庄(shinjo@seigensha.com)、太田(oota@seigensha.com)
- 所在地
- 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-14-3 神田錦町ビル6F
- TEL / FAX
- TEL 03-6262-3420 ・ FAX 03-6262-3423
- Web
- http://www.seigensha.com/
なお、プレスリリース内で提供されているファイル名や資料(例:d8640-69-f2bfae625b061c9cbc64ca0c40146c84.pdf)についても、必要に応じて広報担当に確認してください。提供される素材は報道用途などに対応していますが、利用条件がある場合は同社の指示に従う必要があります。
まとめ:刊行情報の一覧表と最後の整理
以下は本記事で伝えた情報を整理した一覧です。刊行の背景、制作上のこだわり、著者の位置づけ、及び問い合わせ先などを網羅的にまとめています。報道・購入・研究など各目的に応じて参照ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 復刊 生きている |
| 著者 | 佐内正史 |
| 初版刊行 | 1997年4月(初版) |
| 復刊刊行 | 2026年9月中旬(予定) |
| 再版が困難になった理由 | 本文に使用していた用紙が生産中止となったため(2007年の重版が最後) |
| 復刊のきっかけ | 青幻舎創立30周年記念プロジェクトでの読者リクエスト多数による復刊決定 |
| 造本監修 | 町口覚(オリジナルのデザイン担当) |
| 印刷方式 | 製版フィルムを使用して版を焼き、油性インクでの印刷を採用 |
| 判型・頁数 | 315×280mm、64頁 |
| 定価・ISBN | 5,280円(本体4,800円)、ISBN 978-4-86831-064-8 C0072 |
| 画像クレジット | ©Masafumi Sanai(広報用画像は必ず表記) |
| 問い合わせ | shinjo@seigensha.com、oota@seigensha.com / TEL 03-6262-3420 |
| 関連リンク | https://www.seigensha.com/books/978-4-86831-064-8/ |
本稿は株式会社青幻舎が公表したプレスリリースの内容に基づき、『生きている』の復刊に関する情報を整理して伝えることを目的としています。刊行に関する正式な最新情報や取材希望、画像提供の申し込みは、上記の広報担当窓口へご連絡ください。
カテゴリやキーワードとしては「雑誌・本・出版物」「アート・カルチャー」「佐内正史」「生きている」「写真集」「復刊」「写真家」「デビュー作」「ベストセラー」「木村伊兵衛写真賞」が挙げられています。本記事で示した書誌情報や連絡先、画像利用に関する注意事項を参照のうえ、必要な手続きを進めることが推奨されます。