スシロー海外店舗300店到達、香港九龍湾店が節目
ベストカレンダー編集部
2026年7月14日 15:59
海外店舗300店到達
開催日:6月8日
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スシロー海外店舗が300店に到達 — 直営で積み重ねた成長の節目
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(以下、F&LC)は、2026年6月8日、香港のスシロー九龍湾淘大店のオープンをもって、海外展開しているスシロー系列の店舗数が300店舗に到達したと発表しました。プレスリリースは2026年7月14日14時00分に公開されており、同社のコーポレートサイト(https://www.food-and-life.co.jp/)で詳細が示されています。
F&LCの本社は大阪府吹田市にあり、代表取締役社長 CEOは山本 雅啓氏です。本リリースは、同社が掲げる中期経営計画「FY24-26 中期経営計画」における最重要課題の一つとして位置付けられている「海外事業の拡大継続」に関する進捗を示すもので、2025年2月に200店舗到達を公表してから約1年4カ月での達成となっています。
到達の背景とタイムライン
300店舗到達は、単なる数値の達成ではなく、各出店地域での着実な店舗磨きと地域適応の結果です。F&LCは自社のビジョンとして「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」を掲げ、日本で磨かれたブランド価値を海外へと展開することにこだわっています。
今回の到達は、出店の積み重ねと並行して現地での運営力の向上、人材育成、サービス品質の均質化を図ってきた成果とも位置づけられます。プレスリリースには、過去1〜2年の国別出店がにぎわいを見せていることが示されており、この勢いが300店舗到達につながっています。
“直営展開”を基盤とした運営方針と組織の取り組み
F&LCは、持続的な成長を実現するために直営展開(※1)による着実な店舗運営を重視しています。同社の方針は、現地化を進めつつもブランドのコアとなる商品・サービス品質を維持することにあります。
直営化の利点として、顧客の声を直接収集して迅速に改善サイクルを回せる点、人材育成を通じたサービス品質の一貫性確保が挙げられます。F&LCは人財の育成とそれを支える組織体制を重視し、各地域での「一店一店の磨き込み」によって信頼を積み上げてきました。
社内方針と数値目標
中期経営計画「FY24-26」では、海外事業の売上比率をFY26で35%に引き上げ、店舗数は310〜320店舗の達成を目標に掲げています。この目標に向けて、グループ全体が一体となる社内方針「One Company」を掲げ、事業運営の連携と現地での実行力強化を進めています。
運営上の注記として、プレスリリースには次のような補足が明記されています。
※1 一部の国・地域では現地レギュレーションに準拠し、持分は100分の50以下ですが実質的に支配しています。これは、現地の法制度に適合させつつも事業統制を確保するためのアレンジであり、実質的に直営に近い運営管理を行っていることを示す記述です。
主要な出店事例と今後の展開計画
リリースでは、直近のにぎわいがあった出店例として具体的な店舗が挙げられています。これらの出店は、地域の特性に合わせた立地選定とブランド訴求が功を奏し、集客に繋がったことが示されています。
以下はリリースに明示された直近の出店実績です。各案件はオープン時期と地域を明記しています。
- 2025年6月:シンガポール Mandai Wildlife Reserve 店
- 2025年11月:タイ Central Festival Phuket 店
- 2025年12月:中国大陸 上海環球港店
米国初出店と長期ビジョン
F&LCはまた、2026年秋に回転すし「スシロー」の米国初出店を計画していると明記しています。米国市場への本格参入はグローバル戦略上の重要なステップであり、同社が掲げる長期目標に向けた拡大の一環です。
長期目標である「FY35ビジョン」では、売上高を1兆円以上、海外売上構成比を55%まで引き上げることを目指しています。過去の大型展示会での出店経験(ドバイ万博、大阪・関西万博)を踏まえ、日本発の回転寿司ブランドを世界へ拡げていく戦略が示されています。
戦略的意義と市場での位置づけ
今回の300店舗到達は、F&LCが国内外で確立してきたブランド力と運営能力の表れです。国内市場では、スシローが日本の回転すし業界において14年連続で年間売上高第1位を維持していることが示され(出典:富士経済「外食産業マーケティング便覧2012~2025」(回転ずし2011~2024年実績値))、この強みを海外展開の中核に据えています。
グローバル展開におけるポイントは次の通りです。
- ブランドの一貫性
- 日本で磨かれた品質とメニューを可能な限り忠実に再現することで、海外でも一定の期待値を満たすことを重視しています。
- 現地適応と直営運営
- 直営によるオペレーション管理と地域特性に合わせたメニュー調整を両立させ、顧客体験の向上を図っています。
- 組織横断の連携(One Company)
- グループ各社が連携して人材育成・品質管理を行うことで、拡大フェーズでも安定的に運営できる体制を整備しています。
出店経験と学び
ドバイ万博や大阪・関西万博での出店経験は、国や文化が異なるエリアでのマーケティングや運営ノウハウを蓄積する機会となりました。こうした学びを踏まえ、地域ごとの顧客ニーズや物流、食材調達の課題に対応する仕組み作りが進められています。
また、現地レギュレーションに応じて持分調整を行う手法は、速やかな市場参入と現地関係者との連携を両立させるための実務的な対応です。これにより、法規的な制約をクリアしながら実質的な支配を維持し、ブランド価値を守る仕組みが採られています。
要点の整理(本文で触れた事柄の一覧)
以下の表は本記事で報告した主要事項を整理したものです。本記事では、プレスリリースに記載された情報を漏れなく伝え、数値や日付、方針などを明確に示しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース公表日時 | 2026年7月14日 14時00分 |
| 発表主体 | 株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC) |
| 代表者・本社 | 代表取締役社長 CEO:山本 雅啓/本社:大阪府吹田市 |
| 到達マイルストーン | 海外店舗数300店舗(2026年6月8日:香港 スシロー九龍湾淘大店 オープンで到達) |
| 直近出店実績 | 2025年6月:シンガポール Mandai Wildlife Reserve店/2025年11月:タイ Central Festival Phuket店/2025年12月:中国大陸 上海環球港店 |
| 中期経営計画(FY24-26)目標 | 海外事業の売上比率:FY26で35%/店舗数:310〜320店舗 |
| 長期ビジョン(FY35) | 売上高1兆円以上、海外売上構成比55% |
| 今後の主な予定 | 2026年秋:米国に回転すし「スシロー」初出店予定 |
| ブランドの国内実績 | 回転寿司業界で14年連続 年間売上高第1位(出典:富士経済「外食産業マーケティング便覧2012~2025」) |
| 補足(持分に関する注記) | 一部の国・地域では持分が50%以下だが実質的に支配している場合あり(現地レギュレーションに準拠) |
| 関連リンク | https://www.food-and-life.co.jp/(コーポレートサイト) |
以上が本リリースの主要点の整理です。文章中に示した日付や数値、出店地域、社内方針などは、F&LCが公表したプレスリリースの記載に基づいています。今回の300店舗到達は、同社が掲げる中期・長期の数値目標に至るプロセスの一里塚であり、今後の米国出店やFY35ビジョンの実行も注目されます。