千葉ジェッツ 新社長に佐藤博紀が内定 B.PREMIERへ舵
ベストカレンダー編集部
2026年5月28日 17:18
代表取締役内定決議
開催日:5月14日
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千葉ジェッツふなばし、代表取締役社長交代の決議──初代キャプテンが新社長に内定
株式会社千葉ジェッツふなばしは、2026年5月14日開催の取締役会において、代表取締役の異動内定を決議したと、2026年5月28日12時40分付のリリースで発表した。新任候補者は千葉ジェッツ初代キャプテンである佐藤博紀(さとう ひろのり)であり、同社は2026年6月開催予定の株主総会およびその後の取締役会決議を経て正式に就任する予定である。
今回の人事は、これまで代表としてクラブを牽引してきた田村征也(たむら せいや)から、選手としてクラブの立ち上げ期を知る佐藤へとバトンを渡す体制変更にあたる。組織はB.PREMIER(B.LEAGUEの新フェーズ)開幕に向け、企業として一体感を高めることを目的としていると説明されている。
決議内容の要旨
取締役会の決議内容は以下の通りである。
- 佐藤 博紀:代表取締役社長(新任・就任予定) 現職は取締役 パートナー本部 本部長
- 田村 征也:取締役会長(就任予定) 現職は代表取締役社長
新任代表取締役は株主総会とその後の取締役会の決議で正式決定される予定であり、正式な就任時期は株主総会後となる。
佐藤博紀氏の経歴と就任にあたっての所信
佐藤博紀氏は千葉県四街道市出身で、選手としてのキャリア開始からフロントスタッフまで一貫してクラブに関わってきた人物である。選手時代は背番号0が千葉ジェッツの初の永久欠番となるなど、クラブにとって象徴的な存在である。
氏の経歴は公式に次の通り整理されている。
- 2004年
- 株式会社大塚商会入社、JBL2大塚商会アルファーズ入団
- 2005年
- 大分ヒートデビルズ入団
- 2011年
- 千葉ジェッツ入団(初代キャプテンとしてチームを牽引)
- 2014-15シーズン
- 現役引退(公式では2014-15シーズンで引退)
- 2015年
- 株式会社千葉ジェッツふなばし入社、アンバサダー就任
- 2016年
- 同社 HC代行就任、アシスタントGM兼営業リーダー就任
- 2017年
- ゼネラルマネージャー兼営業部長就任
- 2018年
- ゼネラルマネージャー兼アカデミー部長就任
- 2019年
- バスケットボール本部 アカデミー部 部長就任
- 2020年
- 取締役就任
- 2026年
- 代表取締役社長 就任予定
佐藤氏の代表取締役社長新任の挨拶(要旨)
佐藤氏は挨拶文の中で、15シーズンを終えたクラブの歩みとブースター、パートナー企業への感謝を述べた。選手として来た当初は観客数が数百人程度だったこと、駅前でのチラシ配りでの声援や、現在のホームゲームで1万人を超える観客に至るまでの経緯を振り返っている。
さらに、クラブへの想いは変わらないと明言し、「千葉ジェッツという最高のカルチャーを守ること」と「常識を打ち破る革新に挑むこと」を両立させたいとしている。自らの使命を次のように述べている。
- 千葉ジェッツをB.LEAGUEのリーディングカンパニーへと導くこと
- 日本のスポーツ界を牽引し、世界に認められるクラブへ進化させること
- 観客にとって「また観たい」「元気が湧いてきた」と感じられる試合空間を創出すること
特に2026-27シーズンからの「B.PREMIER」への挑戦に関しては、「天皇杯獲得」「B.PREMIER初代優勝クラブ」を目標に掲げ、クラブのアイデンティティである『JETS SPEED』と『JETS PRIDE』を体現するバスケットボールを提供していく意向を示している。
挨拶文は署名付きで、佐藤氏が現職の取締役パートナー本部長としての立場から述べたものとして掲載されている。©CHIBAJETS FUNABASHIの表記も含まれている。
田村征也氏の退任表明と在任中の実績
田村征也氏は2026年6月をもって代表取締役社長を退任する旨を発表している。2020年7月に代表取締役社長へ就任して以来、6シーズンにわたりクラブ経営に携わった。同氏の挨拶文には、新型コロナウイルス禍での苦境や、その中での克服と成果が詳細に記されている。
田村氏は就任当初の困難として、無観客試合、入場制限、声出し応援禁止などに直面したこと、LaLa arena TOKYO-BAYの建設計画がコロナ禍で先行き不透明だった事例を挙げている。それでも支えてくれたパートナー、ブースター、地域の協力に感謝を示している。
在任中の競技面・事業面の成果
田村氏の在任期間における主な競技面の成果は次の通りである。
- 2020-21シーズン:B.LEAGUE優勝(日本一達成)
- 2021-22シーズン:東地区優勝
- 2022-23シーズン:レギュラーシーズン53勝7敗(B.LEAGUE記録)、24連勝のリーグ新記録、天皇杯優勝、東地区優勝、B.LEAGUE CHAMPIONSHIP準優勝
- 2023-24シーズン:EASL(東アジアスーパーリーグ)優勝(日本クラブとして初制覇)、天皇杯2連覇
- 2024-25シーズン:LaLa arena TOKYO-BAYでの活動開始(東地区2位)
- 2025-26シーズン:開幕10連勝(B1 LEAGUE記録)、東地区2位、B.LEAGUE CHAMPIONSHIP QFのHOME開催で10,704名の観客、年間入場者数302,798名(クラブ史上最多)
事業面では、在任期間中にクラブの売上が約3倍に成長し、B.LEAGUEで最も事業規模の大きい「50億円を超える」水準に達したと報告されている。田村氏は、競技面・事業面の双方でクラブを成長させることができたと振り返っている。
退任後の役割
退任後、田村氏は株式会社MIXIのスポーツ観戦事業の執行役員に就任する予定であり、同時に株式会社千葉ジェッツふなばしの取締役会長としてクラブの経営にも引き続き関与する意向を表明している。
田村氏の挨拶文には、ブースター、パートナー、自治体、ボランティア、フロントメンバーなど、クラブを支える多様な関係者への感謝が繰り返し記されている。©CHIBAJETS FUNABASHIの表記も含まれている。
組織変更の背景と今後の手続き
今回の代表取締役異動内定は、B.PREMIER開幕などリーグ環境の変化とクラブのさらなる成長を見越した体制整備の一環として位置づけられている。取締役会での決議は内定であり、正式な人事は株主総会およびその後の取締役会の承認を要する。
決議日程と手続きの流れは以下の通りである。
- 2026年5月14日:取締役会にて代表取締役の異動内定を決議
- 2026年6月(予定):株主総会開催、続いて取締役会にて正式決定
- 株主総会および取締役会決議後:新代表取締役社長の就任(正式発表)
プレスリリース本文および氏名と役職の表記は次のとおりである。
| 氏名 | 新役職 | 現役職 |
|---|---|---|
| 佐藤 博紀 | 代表取締役社長(就任予定) | 取締役 パートナー本部 本部長 |
| 田村 征也 | 取締役会長(就任予定) | 代表取締役社長(退任予定) |
同リリースは、日頃の応援への感謝表明から始まり、組織変更の趣旨、両者の挨拶と経歴・実績を含めて全文が掲載されている。リリース末尾には©CHIBAJETS FUNABASHIの表記が複数回記載されている。
関係者への影響と見通し
組織トップの交代は、クラブの競技方針や事業運営に影響を与える可能性があるが、今回の交代はクラブの長期的な戦略に沿ったリーダーシップの継承として位置づけられている。佐藤氏は選手時代からフロント業務まで経験しており、クラブ文化の継承と革新の両立を掲げている。
田村氏は社長退任後も取締役会長として経営に関与するほか、外部のスポーツ事業における役職にも就く予定であり、クラブとしては連続性と外部連携の双方を維持する体制となる見込みである。
本記事の要点整理
以下の表で、本リリースに含まれる主要な日付・人物・要旨を整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース発表日 | 2026年5月28日 12:40 |
| 取締役会決議日 | 2026年5月14日(代表取締役異動の内定決議) |
| 株主総会・最終決議 | 2026年6月(予定) |
| 新代表取締役(内定) | 佐藤 博紀(現:取締役 パートナー本部 本部長) |
| 現代表取締役(退任予定) | 田村 征也(退任後は取締役会長、及び株式会社MIXIのスポーツ観戦事業執行役員就任予定) |
| 佐藤氏の主な所信 | クラブ文化の継承と革新、B.PREMIERでの天皇杯獲得・初代優勝を目指すこと、JETS SPEED / JETS PRIDEの体現 |
| 田村氏の在任実績(主な項目) | B.LEAGUE優勝(2020-21)、EASL優勝(2023-24)、天皇杯2連覇、2022-23シーズンの53勝7敗・24連勝など。事業売上は在任時に約3倍となり、50億円超へ成長。LaLa arena TOKYO-BAY稼働開始、年間入場者数302,798名(クラブ史上最多) |
本稿では、株式会社千葉ジェッツふなばしが発表した代表取締役の異動内定に関するプレスリリースの内容を整理して伝えた。決定は取締役会による内定であり、株主総会と取締役会の正式決議を経て新体制が確定する予定である。©CHIBAJETS FUNABASHI