パダン州立大にJCC開校 日本就職を見据え実務教育
ベストカレンダー編集部
2026年5月28日 14:36
JCC開校
開催日:4月15日
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インドネシア・パダンに開校した「ジャパンキャリアセンター(JCC)」の目的と立地選定
株式会社キャリアプランニングは、2026年4月にインドネシア西スマトラ州パダン市所在の国立大学であるパダン州立大学内に日本語学校「ジャパンキャリアセンター(略称:JCC)」を開校しました。プレスリリースは2026年5月28日10時00分付で公表されています。JCCは日本語教育だけでなく、日本での就労を見据えたビジネス文化教育、さらに就職後のフォローまでを一貫対応することを目的に設立されました。
設置に至った理由として、同社は親日的な国民性や安定した労働力、共生力の高さを挙げ、特に企業進出が比較的少ないスマトラ島をブルーオーシャンとして重視した点を説明しています。パダン州立大学には約10学部、約4万人の学生が在籍し、日本語学科に在籍する日本への関心が高い学生が多いことが開校決定の背景となりました。
選定の背景と大学の基本情報
パダン州立大学は西スマトラ島パダン市に位置する国立大学で、総合大学として幅広い学科を有しています。日本語に関心のある学生が多数いる点が、現地での人材育成拠点として評価されました。
選定理由は以下の点に集約されます。
- 地域的優位性
- 企業進出が比較的少ないため、将来的な人材供給における競争力が見込める点。
- 親日性・共生力
- 現地の文化的背景や対日イメージが好意的であり、日本での就労意欲の高い学生が多い点。
- 大学側の協力
- 日本語学科を擁し、教育連携が可能な点。
開校式の実施内容と現地での反応
JCCの開校式は2026年4月15日(水)現地時間9:30にパダン州立大学で行われ、約90名の関係者が出席しました。出席者には、西スマトラ労働者保護省所長、西スマトラ労働局長、パダン市長、同大学学長、同キャリアセンター長、並びに株式会社キャリアプランニング代表取締役社長の槇野博通(まきの ひろみち)が含まれます。
当日はパダン市長のファドリー氏が挨拶し、同キャリアセンターが雇用機会を創出する具体的な解決策となることへの支持を表明しました。式典では関係機関や大学との連携体制の重要性が強調され、地域自治体と教育機関、企業の三者連携を踏まえた運営の方向性が示されました。
開校式の主な出席者と発言の要旨
出席者は自治体・教育機関・政府機関・企業関係者ら約90名で、開校の意義や地域への波及効果に関する発言がありました。市長や大学側の支持は、地域と連携した人材育成を進める上で重要な意味を持ちます。
式典での主なメッセージとして、パダン市長の全面的支持の表明と、大学側の教育協力、企業側からの雇用機会提示の期待が示されました。開校式における挨拶全文は後述の代表挨拶に記載します。
JCCの教育内容・運営体制と現場報告
JCCの教育は従来のテキスト中心型から脱却し、デジタルコンテンツを活用したコミュニケーション重視の学習スタイルを採用しています。学習は予習(自宅)と授業での実践(アウトプット)を組み合わせる方式で、受講生からは会話力向上を実感する声が上がっています。
運営は岡山本社と現地大学内の事務局が連携して実施され、現地には日本語教師が3名配置されています(うち日本人教師1名)。受講期間は600~800時間を目安とし、教育から就職・入社後フォローまで一貫して行う体制です。
カリキュラムの構成と運営
カリキュラムは日本語能力の向上だけでなく、日本の企業文化やビジネスマナー、実務で求められるコミュニケーション能力の養成に重点を置いています。具体的には、語学習得をベースに職種別の基礎知識・技能教育を組み合わせる設計です。
運営事務局の体制や教員配置、学習時間の目安は次の通りです。
- 受講期間:600~800時間
- 運営事務局:岡山本社と現地大学内に設置
- 教員:日本語教師3名(うち日本人1名)
対象学科・想定される就労分野と支援の具体像
JCCはパダン州立大学にある特定の学科をターゲットにし、それぞれの専門性に即した想定進路を設定しています。対象学科と期待される就労分野、想定される在留資格(日本での資格)を明示しています。
教育後の支援は、学習機会の無償提供にとどまらず、採用マッチング、入国後の生活サポート、就労継続支援まで幅広く含まれます。企業側には専門分野の基礎知識を備えた学生を紹介することで、採用後の即戦力化や早期離職防止に資することを目指します。
対象学科と想定在留資格(リスト)
以下はJCCが想定する主な対象学科と、日本での想定される就労分野および在留資格です。
| 対象学科 | 想定就労分野 | 想定在留資格 |
|---|---|---|
| 情報工学学科 | ITエンジニア | 技術・人文知識・国際業務 |
| エンジニア学科 | 機械・電子・電機設計、製造全般 | 特定技能1号、技術・人文知識・国際業務 |
| 看護学科 | 介護、看護助手 | 特定技能1号、技能実習生 |
| 日本語学科 | ホテルサービス、飲食、製造 | 特定技能1号、技能実習生、技術・人文知識・国際業務 |
| 自動車工学学科 | 自動車整備 | 特定技能1号、技能実習生、技術・人文知識・国際業務 |
学生と企業に対する支援の内容
学生向けには、経済的負担なく日本語・ビジネス教育を受けられる環境を提供し、入国後の生活支援や就労継続支援も含めたフォローを継続します。一連のプロセスは、教育・採用・定着までを見据えた包括的支援です。
企業側には、単なる語学教育の提供にとどまらず、専門分野の基礎知識を有する人材を安定的に紹介することで、採用時のミスマッチ抑制や早期離職の抑止、即戦力化の支援を行います。
目標数値、スケジュール、代表挨拶と問い合わせ先
JCCは開校(2026年4月)後の第一期卒業を10月以降を目標に設定しています。短期的な目標として、2年以内に就業決定100名を掲げ、育成から定着まで一貫して関わることで中長期の信頼関係の構築を目指しています。
下記に、開校式での代表取締役社長 槇野博通氏の挨拶(原文)を掲載します。挨拶文は当社発表資料に基づくものです。
開校式挨拶(当社代表取締役社長 槇野博通)
ジャパンキャリアセンター(JCC)は、パダン州立大学のご協力のもと、インドネシアの若い人材が日本で活躍することを目的に開校しました。現在、日本では人材不足が深刻化しておりインドネシアの若い優秀な人材を求める声は高まっています。学校では、言語だけでなく日本の文化や働き方も含めて伝え、卒業生が即戦力として活躍することを目指しています。このプロジェクトは単なる人材の送り出しではなく、インドネシアと日本両国の友好にもつながると考えています。学生の皆さんは、日本での就労を通じてご家族の皆さんやご本人の幸せを願い、そしてインドネシアの発展に貢献したいなどの夢を持っていると思います。その夢は尊いものであり、私たちはそれを全力で支援します。ぜひ一緒に、夢を実現していきましょう。今後もより多くの学生を輩出し、インドネシアと日本の未来に貢献したいと考えています。
本取り組みに関する問い合わせ先は以下の通りです。問い合わせは株式会社キャリアプランニング広報担当宛に電話で受け付けられます(受付時間は平日9:00~18:00)。
- 会社名
- 株式会社キャリアプランニング
- 代表
- 代表取締役社長 槇野 博通
- 所在地
- 岡山県岡山市北区本町6番36号 第一セントラルビル
- 広報連絡先
- 電話:086-235-9810(受付時間:9:00~18:00、土日祝除く)
- 関連リンク
- https://www.capla.co.jp/
要点の整理(表)と総括
以下の表は、本記事で取り上げたJCC開校に関する主要事項を整理したものです。施設の位置、開校日時、参加者、教育内容、ターゲット学科、運営体制、数値目標、問い合わせ先を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース日時 | 2026年5月28日 10:00 |
| 開校日(開校式) | 2026年4月15日(水) 現地時間 9:30 |
| 開校場所 | インドネシア・パダン州立大学 Jalan Prof Dr. Hamka, Air Tawar Padang, Sumatera Barat, 25131, Indonesia |
| 出席者(主な関係者) | 西スマトラ労働者保護省所長、西スマトラ労働局長、パダン市長(ファドリー氏)、パダン州立大学学長・キャリアセンター長、当社代表 槇野博通 ほか約90名 |
| 運営 | 株式会社キャリアプランニング(岡山本社)と現地大学事務局の連携。現地教員3名(日本人1名) |
| 受講期間 | 600~800時間 |
| 教育方針 | デジタルコンテンツを活用したアウトプット中心のコミュニケーション重視学習、日本文化・ビジネスマナー教育 |
| ターゲット学科と想定就労分野 | 情報工学(ITエンジニア)、エンジニア学科(機械・電子・電機等)、看護学科(介護・看護助手)、日本語学科(ホテル・飲食・製造)、自動車工学(自動車整備) |
| 想定在留資格 | 技術・人文知識・国際業務、特定技能1号、技能実習生など |
| 数値目標 | 第一期卒業:2026年10月以降を目標、2年以内に就業決定100名を目指す |
| 問い合わせ先 | 株式会社キャリアプランニング 広報担当 電話:086-235-9810(平日9:00~18:00) |
| 会社所在地 | 岡山県岡山市北区本町6番36号 第一セントラルビル |
| 関連リンク | https://www.capla.co.jp/ |
JCCは教育と採用、その後の定着支援までを組み合わせることで、学生側のキャリア形成機会の拡大と、企業側の採用課題解決の両面に貢献することを目指しています。本稿では公表された発表内容を整理して伝えました。ご不明点は上記の問い合わせ先にて案内されています。