Nayax、日本市場向けVPOS Media 4を提供開始
ベストカレンダー編集部
2026年5月26日 16:04
VPOS Media 4 提供開始
開催日:5月26日
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無人決済の課題に応える、日本市場向けに最適化された端末群
2026年5月26日15時00分、Nayax株式会社は日本市場への本格参入に合わせ、Android搭載の新しいキャッシュレス決済端末ライン「VPOS Media 4 Series」(VPOS Media 4 および VPOS Media 4 Mini)の提供開始を発表しました。発表時点での対応はQRコード決済で、本日より提供を開始し、クレジットカード(EMV)および電子マネーの認証取得・対応は2026年7月を予定しています。
Nayax Ltd.はイスラエル・ヘルツリーヤに本社を置き、NASDAQ & TASE での上場(ティッカー: NYAX)のグローバル企業で、CEOは Yair Nechmad です。世界120か国以上でコマース支援と決済プラットフォームを提供しており、日本におけるローンチは同社の戦略上重要なステップです。
日本国内では小売のキャッシュレス化は進展しているものの、アミューズメント施設、コインランドリー、コインパーキング、EV充電器などの無人決済領域では、導入コストや設置スペースの制約、複数決済手段への対応の複雑さなどが障壁となり、キャッシュレス化が遅れてきました。訪日観光客の増加や人手不足を背景に無人店舗フォーマットが拡大する現況を踏まえ、Nayax はこれらの課題に応える製品を日本市場に投入します。
VPOS Media 4 Series の設計思想と製品ラインナップ
VPOS Media 4 Series は「柔軟性」「省スペース」「多決済対応」を設計の柱とし、Nayax がこれまでに提供した中で最も高性能な決済プラットフォームとして位置づけられています。両モデルともAndroidを搭載し、APIファーストのアーキテクチャにより事業者側でのアプリ開発や既存システムとの統合が容易です。
ラインナップは以下の2機種で構成されます。VPOS Media 4 はフル機能端末で、より広範な決済手段とプロトコルをサポートします。VPOS Media 4 Mini は堅牢性を保ちながら小型化したフォームファクターを採用し、設置スペースが限られる機器向けに特化しています。
VPOS Media 4(フル機能モデル)の特徴
VPOS Media 4 はクレジット/デビットカード(挿入、タッチ決済、磁気スワイプ対応)、電子マネー、QRコード決済、モバイルウォレットなど幅広い決済手段をサポートします。世界的な自動販売機標準である MDB に加え、日本市場向けの JVMA にも対応する点が特徴です。
外観・操作面では高輝度の4インチカラータッチスクリーンを備え、耐破壊性に配慮した Dragontrail ガラスを採用しています。接続は 4G/Wi‑Fi/Ethernet をサポートし、堅牢性は IP55(防塵・防水)および IK08(耐衝撃)に準拠しています。
VPOS Media 4 Mini(小型堅牢モデル)の特徴
VPOS Media 4 Mini は、EV充電器、コインランドリー、コインパーキング、アーケード筐体(プライズ機)など、設置スペースが限られる環境に適した小型モデルです。IP55 および IK08 の堅牢設計を維持しつつ、よりコンパクトなフォームファクターを実現しています。
プロトコル面では、VPOS Media 4 Mini は EV 充電器や駐車場、ランドリー、アーケードゲーム向けの Pulse/Marshall/Cloud プロトコルに対応し、既存の機器制御系と連携しやすい仕様です。両モデルとも Android と Open API 連携に対応します。
主要機能とエコシステム連携
VPOS Media 4 Series は単なる決済端末に留まらず、Nayax のエコシステムと密接に統合される点が大きな特徴です。Nayax Core を通じてリアルタイムの売上分析、遠隔管理、オペレーション全体の可視化が可能となり、運用効率の向上を図ります。
加えて、モバイル端末からの操作や管理を可能にする専用アプリケーション「MoMa」を提供し、運用側の作業負荷を軽減します。日本市場では、QRコードのうち「Customer Presented Mode(CPM)QR」にも対応しており、これは日本独自の決済規格として急速に標準化が進んでいる方式です。
- 対応決済手段:クレジット/デビットカード(VPOS Media 4 は挿入・タッチ・磁気)、電子マネー、QRコード、モバイルウォレット。50以上の通貨で80以上の決済手段をサポート。
- 接続オプション:4G、Wi‑Fi、Ethernet。
- 堅牢性:IP55(防塵・防水)、IK08(耐衝撃)。直射日光下や過酷な環境運用を想定。
- 画面と素材:高輝度4インチカラ―タッチスクリーン、Dragontrailガラス採用。
- 運用管理:Multi‑Price Multi‑Machine 管理により、単一ダッシュボードから複数機器の価格を個別設定可能。
- API連携:Open API、SQS等を介した既存システムとの統合を想定。
- CPM QR 対応
- 日本独自の Customer Presented Mode に対応。QR決済は発表時点で提供開始済み。
- クレジット/電子マネー認証
- クレジットカード(EMV)および電子マネーの認証取得は 2026年7月を予定。
導入分野、提供価格、パートナーシップと展開計画
初期の展開先はアミューズメント施設、コインランドリー、コインパーキングを想定しており、その後 EV 充電を含む他の無人領域へ順次拡大する計画です。提供価格は事業規模に応じた柔軟な料金体系が用意されており、中小事業者から大手チェーンまで幅広い導入を見据えています。
ローンチパートナーとしては、2025年12月の発表以来協業関係にある株式会社シルクハットエンターテイメントなど、既に導入が決まっている事業者が含まれています。Nayax は日本の機器メーカー、事業者、金融機関とのパートナーシップを深化させ、データドリブンな分析やロイヤルティプログラム、遠隔管理などの付加価値機能を拡充していく計画です。
Nayax の CCO(チーフ・コマーシャル・オフィサー)オーレン・テッパーは、日本市場の重要性と VPOS Media 4 Series を通じて日本の無人決済業界における“選ばれる決済プラットフォーム”を目指す旨を述べています。また、NAYAX株式会社ゼネラルマネージャーの依田寛史は、日本向け設計や業界プロトコルへのシームレスな互換性、国内で利用される決済手段への対応を製品の重要なポイントとして挙げています。
提供開始時期とロードマップ
QRコード決済は発表日(2026年5月26日)より提供開始。クレジットカード(EMV)および電子マネーの認証取得・対応は 2026年7月を予定しています。これにより、CPM QR を含む日本市場で求められる主要決済手段をカバーする計画です。
また、今後の技術アップデートやパートナー連携によって、遠隔管理・売上分析・ロイヤルティ機能などの付加価値サービスを順次展開していく予定です。
会社概要と重要な注意事項(将来見通しに関する記述)
Nayax はグローバルなコマース支援、決済およびロイヤルティプラットフォームを提供する企業で、無人リテール領域における基盤とグローバルなリーダーシップを持ちます。2026年3月31日時点で、Nayax は世界13拠点に約1,250名の従業員を擁し、80以上の加盟店アクワイアラーと接続しています。詳細は公式サイト(https://www.nayax.com/ja/)にて公開されています。
本プレスリリースには将来見通しに関する記述が含まれます。これらは当社経営陣の信念および仮定、現時点で入手可能な情報に基づくものであり、さまざまなリスクおよび不確実性を伴います。実際の結果は将来見通しの記述と大きく異なる可能性があります。
想定されるリスク要因には、市場環境や消費者動向、インフレ・金利・為替変動、人材確保・維持、原材料・労務・流通コストの変動、成長戦略の実行、規制および税務上の変更、イスラエルにおける経済・政治・社会情勢(2023年10月7日に始まった戦争を含む)、広告・販促活動や新製品開発の成否、競合状況などが含まれます。詳細は当社が2025年3月4日に SEC に提出した Form 20‑F(アニュアルレポート)の “Risk Factors” を参照してください。
本リリースで示した情報は、法令に基づく場合を除き、将来見通しに関する記述の更新・改訂を行わない旨も明記されています。
要点の整理
以下の表は、本記事で触れたVPOS Media 4 Series に関する主要項目を整理したものです。製品の特徴、対応時期、ターゲット分野、提供企業情報などを一覧でまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月26日 15:00 |
| 発表企業 | Nayax Ltd.(本社:イスラエル・ヘルツリーヤ、NASDAQ & TASE: NYAX)、日本法人:Nayax株式会社 |
| 製品名 | VPOS Media 4 / VPOS Media 4 Mini(VPOS Media 4 Series) |
| 提供開始時期 | QRコード決済:2026年5月26日(提供開始)/クレジット(EMV)・電子マネー:2026年7月(認証取得予定) |
| 対応決済 | QRコード(CPM QR含む)、クレジット/デビット(EMV対応予定)、電子マネー、モバイルウォレット。50以上の通貨・80以上の決済手段サポート。 |
| 接続 | 4G / Wi‑Fi / Ethernet |
| 堅牢性・画面 | IP55、IK08準拠。高輝度4インチカラータッチスクリーン、Dragontrailガラス採用。 |
| プロトコル互換性 | VPOS Media 4:MDB(世界標準)、JVMA(日本)。VPOS Media 4 Mini:Pulse/Marshall/Cloud等(EV充電、駐車場、ランドリー、アーケード向け)。両機種ともAndroid・Open API対応。 |
| 運用・管理 | Nayax Core によるリアルタイム分析・遠隔管理、MoMaアプリによるモバイル管理、Multi‑Price Multi‑Machine 機能。 |
| 初期想定導入先 | アミューズメント、コインランドリー、コインパーキング(今後 EV 充電等へ拡大) |
| ローンチパートナー | 株式会社シルクハットエンターテイメント(2025年12月発表のローンチパートナー等) |
| 会社概要(主要数値) | 2026年3月31日時点:世界13拠点、約1,250名の従業員、80以上の加盟店アクワイアラーとの接続。 |
| 参照リンク | https://www.nayax.com/ja/ |
本稿では、Nayax による日本市場向け新端末「VPOS Media 4 Series」の仕様、提供スケジュール、ターゲット分野、エコシステム連携、及び企業に関する基礎情報とリスクに関する注意点を整理しました。発表時点の対応状況や今後の認証・連携予定については、Nayax の公式情報を参照してください。