新国立劇場で開幕『ライモンダ』初日レポ — 牧阿佐美版の再演と舞台美
ベストカレンダー編集部
2026年4月25日 20:50
新国立劇場『ライモンダ』
開催期間:4月25日〜5月3日
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プティパ最後の傑作が新たに舞台へ — 初日レポート(2026年4月25日)
文化庁発表によると、マリウス・プティパ作『ライモンダ』が2026年4月25日(土)に新国立劇場で初日を迎えました。報道発表時刻は2026年4月25日 17時40分で、撮影は瀬戸秀美氏が担当しています。初日公演はゴールデンウィーク期間中の主な上演の皮切りとなり、会場は新国立劇場オペラパレス(京王新線初台駅中央口直結)です。
本プロダクションは2004年に当時の芸術監督である牧阿佐美による振付・演出で初演され、当時の上演で朝日舞台芸術賞を受賞するなど高い評価を得た作品の再上演となります。今回の上演では初演時の演出を基盤にしつつ一部演出の変更を加えており、原作の普遍性を活かした舞台構成が意図されています。
公演当日の様子と舞台の印象
初日公演では、緻密に構成された群舞とソリストの見せ場が随所に配置され、アレクサンドル・グラズノフの音楽に合わせた抒情的かつ力強い踊りが披露されました。衣裳と装置はルイザ・スピナテッリによる色彩豊かなデザインが舞台全体を彩り、視覚的な印象が強く残ります。
演出面では、牧元監督(牧阿佐美改訂演出に基づく改訂を担った演出家の表記として本稿では牧阿佐美の改訂演出として扱います)の手によるスピード感ある舞台展開が強調され、観客の視線を次々と場面に導く構成になっていました。写真キャプションには米沢唯(ライモンダ)、福岡雄大(ジャン・ド・ブリエンヌ)および渡邊拓朗(アブデラクマン)らの堂々たる姿が並び、撮影はいずれも瀬戸秀美氏のクレジットで示されています。
作品の背景と創造陣 — 古典の様式美を受け継ぐプロダクション
『ライモンダ』はマリウス・プティパの代表作の一つであり、古典バレエの様式美を象徴する作品です。今回の新国立劇場バレエ団による上演は、2004/2005シーズンに牧阿佐美が改訂演出したプロダクションを基盤としており、古典の技法と現代の舞台感覚を融合させる試みがなされています。
創造陣は以下の通りです。各担当は舞台の視覚・音響・振付の要素を担い、総合的な舞台美を形成しています。
- 振付
- マリウス・プティパ
- 演出・改訂振付
- 牧 阿佐美(2004年の改訂演出を基盤にした上演)
- 音楽
- アレクサンドル・グラズノフ
- 美術・衣裳
- ルイザ・スピナテッリ(印象的な色彩設計が舞台を彩る)
- 照明
- 沢田祐二
吉田都芸術監督は本上演に際してメッセージを寄せています。監督は『ライモンダ』を「古典バレエの持つ普遍的な本質」を継承する重要なレパートリーであると位置づけ、初演に関わった志賀三佐枝氏をゲストコーチに迎えつつ、初演に立ち返りながら一部演出の変更を行って上演に臨む旨を述べています。
ゲストコーチと制作上の取り組み
今回、初演時に牧阿佐美とともに役作りに携わった志賀三佐枝さんがゲストコーチとして参加しました。過去の上演の積み重ねを尊重しつつ、若手ダンサーへの技術伝承や表現の研鑽を図るための指導が行われています。
舞台美術・衣裳のルイザ・スピナテッリは、色彩と質感によって登場人物と場面の心理的な距離を可視化するデザインを提供しており、照明の沢田祐二との協働により舞台全体のトーンがコントロールされています。
あらすじと主要キャスト — 登場人物と物語の流れ
物語は中世ヨーロッパを思わせる設定で進行します。主人公ライモンダはベルギー王の家臣ジャン・ド・ブリエンヌと密かに婚約しており、彼が十字軍に遠征している間、帰還を待ちわびています。サラセンの王アブデラクマンはライモンダに好意を抱き、三角関係が物語の緊張を生み出します。
宴の場面では多彩な諸国の踊りや宝石を用いた工作が披露され、ジャン・ド・ブリエンヌの登場が両者の決闘へと物語を導きます。抒情的な音楽と古典舞踊の技巧が交錯する構造になっています。
- ライモンダ:米沢 唯(初日出演)
- ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡 雄大(初日出演)
- アブデラクマン:渡邊 拓朗(写真クレジットに記載)
これらのキャストは報道写真でもクレジットされており、撮影は瀬戸秀美氏が担当しています。複数のソリストと群舞によって物語の層が表現され、劇場で直接その完成度を確認できる構成となっています。
公演スケジュール、上演時間、料金 — 観劇の実務情報
本公演は新国立劇場バレエ団の2025/2026シーズン作品として上演されます。会場は新国立劇場オペラパレスで、京王新線新宿駅から1駅の初台駅中央口に直結しています。観劇にあたっての基本的な実務情報は以下の通りです。
| 公演期間(主な日程) | 2026年 4月25日(土)14:00 4月26日(日)13:00 / 18:30 4月28日(火)18:30 4月29日(水・祝)13:00 / 18:30 5月1日(金)18:30 5月2日(土)13:00 / 18:30 5月3日(日・祝)14:00 |
|---|---|
| 予定上演時間 | 約2時間55分(プロローグ/第1幕60分・休憩25分・第2幕35分・休憩20分・第3幕35分) |
| 会場 | 新国立劇場 オペラパレス(初台駅中央口直結) |
| 料金(10%税込) | S席14,850円 A席12,650円 B席9,350円 C席6,050円 D席4,950円 U25優待チケットも販売中 |
チケット購入や上演詳細については、新国立劇場の公式ページが案内されています(関連リンク:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/raymonda/)。当該ページで座席や販売状況、U25の適用条件などの最新情報を確認することが推奨されます。
観劇に関する留意点
上演時間が約3時間に迫るため、休憩時間の確認と会場への早めの到着、交通手段の計画が重要です。会場は初台駅直結のためアクセスは良好ですが、ゴールデンウィーク期間の混雑に備える必要があります。
また、演目は古典作品であるため舞台装置や衣裳の制約上、場内での撮影や録音は通常制限されます。会場や主催者からの案内に従って観劇することが求められます。
要点の整理(公演データまとめ)
以下の表は本稿で取り上げた主要情報を整理したものです。作品の基本情報、上演日時、会場、料金、主要スタッフおよびキャストや広報ソースを一覧にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 『ライモンダ』 |
| 初日(今回の上演開始日) | 2026年4月25日(土)14:00(報道発表:2026年4月25日 17:40) |
| 上演期間(主な日程) | 2026年4月25日〜5月3日(複数回上演。詳細は本文参照) |
| 会場 | 新国立劇場 オペラパレス(初台駅中央口直結) |
| 予定上演時間 | 約2時間55分(プロローグ/第1幕60分・休憩25分・第2幕35分・休憩20分・第3幕35分) |
| 料金 | S席14,850円 A席12,650円 B席9,350円 C席6,050円 D席4,950円(10%税込) U25優待あり |
| 振付・演出 | 振付:マリウス・プティパ 演出・改訂振付:牧 阿佐美(2004年改訂版を基盤) |
| 音楽 | アレクサンドル・グラズノフ |
| 美術・衣裳 | ルイザ・スピナテッリ |
| 照明 | 沢田祐二 |
| 主要キャスト(初日) | ライモンダ:米沢 唯 ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡 雄大 アブデラクマン:渡邊 拓朗 |
| 撮影 | 瀬戸秀美(報道写真クレジット) |
| 関連リンク | https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/raymonda/ |
以上が本稿で取り上げた『ライモンダ』の公演に関する要点の整理です。公演の詳細やチケット情報、上演当日の案内は公式の案内ページで最新情報を確認してください。