WOWOW×楽天が創る新IP『ALIUS』連動プロジェクト
ベストカレンダー編集部
2026年4月23日 15:46
ALIUSプロジェクト始動
開催日:4月23日
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異なるメディアが交差する試み──「ALIUSプロジェクト」始動の背景と目的
株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 山本 均)と楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史)が共同で、新たなIPを開発する「ALIUSプロジェクト」(アリウスプロジェクト)が正式に発表されました。発表は2026年4月23日 10時16分付のプレスリリースによるものです。
両社の取り組みは、ドラマと縦スクロール型デジタルコミックという異なる表現形式を同期・連動させることで、単一メディアの枠を越えた複層的なコンテンツ体験を生み出すことを目的としています。WOWOW側は2003年開始のオリジナルドラマ製作プロジェクト「ドラマW」をはじめとする長年のドラマ制作経験を、楽天側はIP開発と包括的プロデュースを手掛けるコンテンツレーベルRakuten Content Central(楽天コンテンツセントラル)の運用ノウハウを持ち寄り、ゼロからオリジナル原作「ALIUS」を共同で開発しました。
プロジェクトの位置づけと新規性
今回の連携は、WOWOWにとって縦スクロール型デジタルコミックと連動したドラマ展開が初の試みであり、楽天にとってはRakuten Content Centralが保有するオリジナルIPの実写映像化が初となります。この点は両社がそれぞれの強みを持ち寄ったコラボレーションであることを示しています。
プロジェクト名「ALIUS」は原作世界観の中核に位置する概念であり、現人類とは異なる遺伝子配列を持つ別人類「ホモ・アリウス(ALIUS)」を巡る物語が、ドラマとコミックの2つの視点によって展開されます。異なる視点の物語が進行することで、読者・視聴者は両作品を行き来しながら新たな発見や解釈を得られる構造です。
二つの作品が描く世界観と物語構造
ALIUSプロジェクトは、連続ドラマと縦スクロール型デジタルコミックの2作品で構成されます。両作は時代背景や主人公が異なり、別々の物語として成立する一方で、物語の根底に共通する陰謀や接点が仕掛けられており、相互に補完し合うデザインです。
原作世界観は「ホモ・アリウス(ALIUS)」という、人類(ホモ・サピエンス)とは異なる遺伝子配列を持つ別人類の存在を前提としています。作品群は、現在を舞台に捜査の視点を描くドラマと、15年前を舞台に復讐譚を描くコミックという二本立てで、時間軸と視座のズレを利用した物語の溝が、最終的には一つの大きな全体像を浮かび上がらせます。
連続ドラマW-30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」の物語
物語の中心は警視庁捜査一課の刑事、佐野省吾(演:佐々木蔵之介)。佐野は犯人捜査において手段を選ばない孤立主義的な人物で、3年前に去った元妻・薫の存在が彼の内面に影を落としています。序盤、都内の地下駐車場で喉に4本のナイフが刺さった脳神経外科医の遺体が発見され、不可解な痕跡が捜査陣を惑わせます。
佐野のバディである羽住杏奈、科警研から出向中の神崎透流とともに捜査が進むうち、第二の犠牲者が現れ、事件は科学的常識の範囲を超えた“説明不能”の領域に接近していきます。やがて“ALIUS”と呼ばれる存在の影が浮かび上がり、事件の背後に潜む意図や犯人の動機が明かされることで、観る者は常識の覆される瞬間を経験します。
放送・配信は2026年7月スタート、全6話。第1話は無料放送とされ、出演は佐々木蔵之介ほか。監督は山本大奨、脚本は小島聡一郎。制作プロダクションは東北新社、製作著作はWOWOW、コピーライト表記は©WOWOWです。番組特設サイトはhttps://www.wowow.co.jp/drama/original/alius/に公開されています。
縦スクロール型デジタルコミック「異能復讐者 ALIUS」の物語
コミックは15年前を舞台とする復讐譚で、主人公は榊颯真という“普通の高校生”でした。物語は父が10億円横領の容疑をかけられ、その後父が拘置所で自殺、続いて母も自殺するという悲劇から始まります。颯真は手帳に残された地元有力者や不正資金の記録を手掛かりに、父が濡れ衣を着せられて殺されたと確信します。
偶然出会った植物状態の財閥御曹司の身分を利用して、有力者に接近する方法を思いついた颯真は、復讐へと踏み出します。コミックの主人公がドラマの重要キャラクターとして登場する仕掛けも用意されており、物語は二作品間の接点を介して大きな謎へと収束していきます。
公開日は2026年6月14日(日)。脚本は春日康徳、制作はindent.、製作著作はRakuten Content Central、コピーライト表記は©Rakuten Content Centralです。配信プラットフォームは「R-TOON」と「LINEマンガ」と明記されています。
制作体制と関係者のコメント
本プロジェクトの制作には両社のプロデュース能力と制作現場の実務が結合されています。連続ドラマの制作プロダクションは東北新社、コミック制作はindent.が担当し、企画・原作はALIUSプロジェクト(WOWOW・楽天)となっています。
プレスリリースには両社プロデューサーのコメントが掲載されています。WOWOWの井口正俊プロデューサーは、楽天との初タッグを通じて「新鮮なコンテンツ体験をお届けできることを大変嬉しく思っております」と述べ、ゼロから独自の世界観を構築する創作体験の手応えと、佐々木蔵之介の主演起用について「圧倒的な存在感と繊細な演技が、謎多き物語に深いリアリティと力強さを与えてくれています」と語っています。
楽天の稲熊洋介プロデューサーは企画の動機を説明し、「我々の常識では説明できない事象」が存在するかというテーマに触れたうえで、本作を単なる“エンタメ的な不思議”ではなく、現実社会に通じる問いとして描きたかったと述べています。コミック連動という表現形式への期待も示されています。
また、Rakuten Content Centralについての概要も併せて示されており、同レーベルは2022年9月設立で、IPの企画から制作、配給、販売までを楽天グループの70以上のサービスと結び付けることで、多様なエンターテインメント体験を提供することが明記されています。
- 主要キャスト・制作陣(抜粋)
- 主演(ドラマ):佐々木蔵之介
- 監督(ドラマ):山本大奨
- 脚本(ドラマ):小島聡一郎
- 脚本(コミック):春日康徳
- 制作プロダクション(ドラマ):東北新社
- 制作(コミック):indent.
- 製作著作(ドラマ):WOWOW
- 製作著作(コミック):Rakuten Content Central
プロジェクトの要点整理と配信情報
ここまでに示された情報を整理すると、本プロジェクトはオリジナル原作「ALIUS」を起点に、時間軸と視点の異なる二つの作品で同一世界を描き分けることで、従来にないメディア横断的な体験を目指すものです。ドラマ側は科学的説明を超える現象と捜査のサスペンス、コミック側は個人の復讐劇を通じて社会的な不正や陰謀と接続します。
公開スケジュールおよび配信プラットフォームなど、重要な情報は以下のとおりです。各作品はそれぞれのメディア特性を活かしながら相互参照できる構造のため、両方を並行して追うことで物語の全貌が明らかになる設計です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | ALIUSプロジェクト(アリウスプロジェクト) |
| 発表日 | 2026年4月23日 10時16分(プレスリリース) |
| 参加企業 | 株式会社WOWOW、楽天グループ株式会社(Rakuten Content Central) |
| 原作 | ALIUSプロジェクト(WOWOW・楽天) |
| 連続ドラマ | 連続ドラマW-30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」/放送・配信:2026年7月スタート(全6話)、第1話無料放送、出演:佐々木蔵之介ほか、監督:山本大奨、脚本:小島聡一郎、制作プロダクション:東北新社、製作著作:WOWOW、コピーライト:©WOWOW、番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/alius/ |
| デジタルコミック | 「異能復讐者 ALIUS」/公開日:2026年6月14日(日)、脚本:春日康徳、制作:indent.、製作著作:Rakuten Content Central、コピーライト:©Rakuten Content Central、配信プラットフォーム:「R-TOON」「LINEマンガ」、公式サイト:https://content-central.rakuten.net/content/live_action/alius |
| 主題・世界観 | 現人類とは異なる遺伝子配列を持つ別人類「ホモ・アリウス(ALIUS)」の存在を軸に、現代社会で説明のつかない事象とそれに向き合う人々を描く |
| プロデュース・レーベル | Rakuten Content Central(2022年9月設立、IP開発からプロデュースまで一貫して展開) |
| その他 | WOWOWとしては縦スクロール型デジタルコミックと連動したドラマ展開は初、Rakuten Content CentralにとってもオリジナルIPの初の実写化 |
以上の表は、本件に関する主要事項を整理したものです。プロジェクトは両社の制作リソースとレーベル運営の連携により、放送・配信とデジタルコミックの接続を実現する点が特徴です。公開スケジュールや配信プラットフォーム、制作クレジットなどの正式発表はプレスリリースの内容に基づいており、各作品はそれぞれのメディアで公開後、相互に補完し合う展開が予定されています。
(出典:株式会社WOWOW プレスリリース 2026年4月23日付)