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院内完結で匿名化を自動化する「MAPI Gateway」発売

MAPI Gateway販売開始

開催日:4月16日

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MAPI Gateway販売開始
本当に院内だけで匿名化できるの?
はい。MAPI Gatewayはオンプレミス設計でPACSと直接連携し、処理は院内のMac mini上で完結。外部送信は行わず処理ログも自動保存しますが、撮像条件により一部処理が適用できない場合があります。
導入に必要な機器や費用はどれくらい?
基本はMac mini1台での運用を想定。提供は買い切り型ライセンス+2年保守で追加サブスク不要。具体的な価格や導入支援は問い合わせで見積もりを受けて確認する必要があります。

院内で完結する医用画像匿名加工プラットフォーム「MAPI Gateway」の全体像

医療AI推進機構(MAPI)は、2026年4月16日 09時01分に、医用画像の抽出から匿名加工・出力までを一貫して自動化するオンプレミス型ソフトウェア「MAPI Gateway(医療画像情報匿名加工支援システム)」の販売開始を発表しました。代表者は島原佑基氏と川邊翔氏で、本社は東京都中央区日本橋大伝馬町に所在します。

本システムは、病院内のPACSに直接接続して動作し、データを外部に持ち出すことなく院内ネットワーク内で全処理を完結させる設計が特徴です。動作環境は「Mac mini」1台で稼働することを想定しており、導入時のハードルを低く抑えつつ、運用負荷の軽減を目指しています。

発表の要点と開発の背景

MAPIは医療データの匿名加工と管理を事業の中核に据え、医療機関と企業・研究者の双方を支援してきました。今回の発表では、AI研究開発や臨床研究で要求される大規模データ利活用のニーズに対して、現場の運用負荷や個人情報保護上の課題を解決する製品を提供することが明示されています。

背景には、DICOMタグの削除だけでは不十分となるリスク(たとえばMRI画像からの顔貌復元技術の進展)や、手作業・スクリプト依存による品質のばらつき、監査時の証跡不足といった運用上の課題があります。これらの課題を受け、PACS連携で抽出から加工・出力まで自動化するソリューションとして開発されたのが本製品です。

  • 発表日:2026年4月16日 09時01分
  • 開発・提供:医療AI推進機構株式会社(MAPI)
  • 所在地:東京都中央区日本橋大伝馬町12−9 ライフサイエンスビル9 4階
  • 設立:2023年11月8日

現場運用を変える機能群 — 匿名加工の具体的な仕組みと利点

MAPI Gatewayは、PACSとの自動連携によりQuery / Retrieve(Q/R)での医用画像取得を行うほか、CSVリストを用いた対象データ収集にも対応します。これにより、従来の手動エクスポート作業を不要にします。

また、匿名加工はDICOMタグの単純削除だけでなく、画像そのものに対する匿名化処理を含む点が大きな特徴です。具体的には、ルールベースのDICOMタグ匿名化、AI-OCRによるburn-in(画像内焼き込み文字)検出とマスク処理、さらにはDe-facingおよびRe-facingの機能を備え、顔貌復元リスクへ対応しています。

主要な機能の詳細

以下はMAPI Gatewayが提供する主要機能とその説明です。各処理は自動で実行され、処理ログや証跡が自動保存される点も運用上の重要な利点です。

PACS自動連携
Query / Retrieve(Q/R)により医用画像を自動取得。CSVリストによる対象指定や日付、モダリティ指定に対応しており、手動でのエクスポート作業を不要化します。
DICOMタグ匿名化(ホワイトリスト方式)
ホワイトリスト方式を採用し、許可されたタグのみ保持するルールベースの匿名化を行うため、再現性のある処理が可能です。
Burn-in自動検出・除去(AI-OCR)
画像内に焼き込まれた文字情報(患者名、検査情報など)をAI-OCRで検出し、マスク処理を自動で実施します。
De-facing / Re-facing
顔貌復元リスクを低減するための画像処理機能。De-facingは顔貌情報の削除、Re-facingは識別不能な形で顔領域を再構成する処理を指します。対応は頭部MRI(T1、T2、FLAIR)および頭部CTを対象とします。
処理ログ・証跡の自動保存
全処理の記録を自動で保存し、監査や倫理審査に対応できるよう証跡を残します。
ガイドライン対応
厚生労働省の「医療デジタルデータのAI研究開発等への利活用に係るガイドライン(令和6年3月31日)」に基づいた加工が可能です。

導入形態と利用者像、技術仕様・料金体系

MAPI Gatewayはオンプレミス提供を前提とするソフトウェアで、Mac mini 1台での運用を想定しています。すべての処理が院内ネットワーク内で完結するため、外部へのデータ送信は行われません。

提供形態は買い切り型ライセンスに2年保守が付帯する構成で、追加のサブスクリプション費用は発生しない点が明示されています。導入を検討する組織にとってコストの見通しが立てやすい設計です。

想定される主な利用者

  • 医療機関の医療情報部門:匿名加工の運用を標準化・効率化したい部署。
  • 医師・研究者:データ準備にかかる時間を削減し、研究に集中したい利用者。
  • 製薬企業・AI企業・医療機器ベンダー:受領データに残存する個人情報リスクの低減を求める企業。

技術仕様と対応範囲

以下はリリースに示された技術仕様の概要です。撮像条件等により一部処理が適用できない場合があることが明記されています。

項目 内容
対応モダリティ(ver.1) CR、CT、MRI、MG
De-facing / Re-facing対応 頭部MRI(T1、T2、FLAIR)、頭部CT
出力形式 DICOM / NIfTI
取得条件指定 CSV、日付、モダリティ
インターフェイス 日本語対応Web GUI

データセキュリティに関しては、すべてのデータ処理が院内で完結し、外部へのデータ送信がないことが強調されています。これにより、院内運用ポリシーや患者情報保護の観点からも導入しやすい構成となっています。

問い合わせ先・補足情報と記事の要点整理

製品や導入に関する問い合わせは、リリースに記載の連絡先へ行うことができます。問い合わせ先メールアドレスは contact@mapi-jp.org です。製品情報や企業情報は公式ウェブサイト(https://mapi-jp.org)およびSNS(Facebook、X)でも案内されています。

なお、リリース内の補足として以下の定義が示されています:※1 画像内に焼き込まれた文字情報(患者名や検査情報など)、※2 De-facingは顔貌情報の削除処理、Re-facingは識別不能な形での顔領域再構成処理、※3 厚生労働省ガイドライン(令和6年3月31日)に準拠した加工が可能であることが明記されています。また、リリース最後には「発表時点の情報に基づき、予告なく変更される場合がある」との注意書きも添えられています。

MAPI Gateway:本記事で取り上げた主要事項の整理
項目 要点
製品名 MAPI Gateway(医療画像情報匿名加工支援システム)
発表日 2026年4月16日 09:01
提供形態 オンプレミス(Mac mini)/買い切り型ライセンス + 2年保守
主な機能 PACS自動連携(Q/R)、DICOMタグ匿名化(ホワイトリスト)、AI-OCRによるburn-in除去、De-facing/Re-facing、処理ログ自動保存、ガイドライン対応
対応モダリティ(ver.1) CR、CT、MRI、MG
De-facing / Re-facing対応 頭部MRI(T1、T2、FLAIR)、頭部CT
出力形式 DICOM / NIfTI
取得条件指定 CSV、日付、モダリティ
インターフェイス 日本語対応Web GUI
データセキュリティ すべて院内で処理。外部へのデータ送信はなし
問い合わせ先 contact@mapi-jp.org/https://mapi-jp.org

本記事では、MAPIが発表した「MAPI Gateway」の機能、導入形態、想定利用者、技術仕様および問い合わせ先を整理しました。現状の医用画像匿名加工における運用負担や個人情報保護上の課題に対して、院内完結型の自動化ソリューションとして位置づけられることを中心にまとめています。

以上の内容は、MAPIの発表時点の情報に基づいています。製品仕様や提供条件は将来変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトまたは問い合わせ先で確認することが適切です。