4月21日開幕 Medtec Japan 有明で最新医療機器展示
ベストカレンダー編集部
2026年4月15日 14:17
Medtec Japan 2026
開催期間:4月21日〜4月23日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
国内唯一の医療機器設計・製造イベントが有明に集結――開催概要と主催者情報
医療機器の設計・製造に関する国内唯一の展示会・セミナーであるMedtec Japan(メドテック ジャパン)が、2026年4月21日(火)から23日(木)まで、東京ビッグサイト東7ホール(東京都江東区有明3-11-1)で開催されます。本イベントは医療機器メーカーの開発・研究担当者と、設計・製造に携わるサプライヤーが一堂に会する場として位置付けられており、出展のほか多数の企画展示や有料セミナーが予定されています。
主催はInforma Markets Japan(インフォーマ マーケッツ ジャパン)で、運営母体は世界的なB2Bイベント運営企業Informa Marketsです。後援には厚生労働省、経済産業省、AMED(日本医療研究開発機構)などが名を連ね、協賛団体として日本臨床工学技士会や日本医工ものづくりコモンズも参画しています。来場には事前登録が推奨されており、公式サイトで来場登録やセミナー申込を行います(https://medtecjapan.com/、来場登録フォーム:https://www.medtecjapanreg.com/2026/form.cgi?lang=ja)。
- 会期
- 2026年4月21日(火)~23日(木) 10:00-17:00
- 会場
- 東京ビッグサイト 東7ホール(東京都江東区有明3-11-1)
- 主催
- Medtec Japan 事務局 / Informa Markets Japan
- 後援・協賛
- 厚生労働省、経済産業省、AMED、医療機器センター、日本医療機器産業連合会ほか
- 問合せ
- Tel:045-911-7012 E-mail:medtec-support@jmb.co.jp
展示の注目点:車両型移動式治療ユニット「モバイルSCOT®」と移動型医療コンテナ
会場では、現場での実装性に重点を置いた企画展示が多数用意されています。中でも、東京女子医科大学先端生命医科学研究所先端工学外科学分野(FATS)とNTTドコモが連携して展示する車両型移動式治療ユニット「モバイルSCOT®」は注目の設備です。デジタル手術室のコンセプトに5GやIoT、ロボット、AI解析を組み合わせたシステムで、遠隔指導や手術支援を想定した実践的なデモが行われます。
また、アキレス製の災害医療支援用エアーテント(陰・陽圧式タイプ:NP-45)や、コロナ禍で社会的認知が高まった移動型医療コンテナも展示されます。これらの展示は災害対応、遠隔地医療、パンデミック対応など、現場での即応性と運用負荷軽減を重視した内容になっており、期間中は実際の設営やデモンストレーションも予定されています。
- モバイルSCOT® の主な特徴
- 東京女子医科大学FATS開発のデジタル手術室を基盤に、NTTドコモの5Gを融合
- 手術映像・画像やバイタルサインをAIで解析し、最適手術方法や器具選択を支援
- 遠隔地の専門医によるリアルタイム指導が可能で、地方医療や緊急対応に寄与
- 展示ユニット内で外傷処置に対する遠隔治療指導のデモを実施予定
- アキレス NP-45 エアーテントの主な特徴
- FRPロッドや鉄パイプを用いない空気膨張式のため短時間で設営可能
- 高耐久素材採用で短期運用・長期保管双方に対応
- 救助本部、隔離病室、除染ブースなど多目的利用が可能
| 展示物 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| モバイルSCOT® | 5G連携・AI解析・遠隔手術指導デモ | 遠隔手術支援、地方医療の質向上、緊急対応 |
| 陰・陽圧式エアーテント(NP-45) | 空気膨張式、短時間設営、高耐久素材 | 災害医療本部、隔離病室、除染ブース |
3日間セミナーの構成と注目講演
会期中は「医療機器規制」「海外展開戦略」「医療DX新市場戦略」をテーマに、各日通して当該テーマの専門家が登壇する有料・事前登録制のセミナープログラムが実施されます。各セッションは「規制」「市場」「実装」「事業化」を一貫して扱う設計であり、企業の実務者に向けた実践的な内容が中心です。詳細・申込は公式サイトのセミナーページをご確認ください(https://medtecjapan.com/seminar-exhibition/)。
以下に各日の主要プログラムと登壇者、時間を整理します。各回とも座長が設定され、国内外の実務経験者や政策担当者が登壇します。
Day 1(4月21日):医療機器規制セミナー
テーマは「国際規制2026 完全攻略:承認戦略を変えるFDA/EU/中国/PMDAの“新常識”」。座長は鈴木由香氏(東北大学病院 臨床研究推進センター 特任教授)。日米欧中を代表する規制の実務エキスパートが集結し、グローバル承認戦略、AI医療機器対応、審査の実務を現場視点で解説します。
本セッションは、国際展開を見据える薬事・品質・開発担当者にとって、各国規制の横断整理と実務上の留意点を得る機会となります。AI/SaMDや新たな審査プロセスなど、最新動向の実務への落とし込みが中心です。
Day 2(4月22日):海外展開戦略セミナー
テーマは「米国市場参入の勝ち筋:FDA × 保険償還 × 市場アクセス × 現地オペレーションの全設計図」。座長は池野文昭氏(Researcher, Stanford University / Chief Medical Officer, MedVenture Partners, Inc)。米国市場の政策・規制・現地実装・事業戦略を体系的に解説します。
主なプログラムの時間帯と内容は下記の通りです。9:30-10:10に基調講演、11:00-12:00にFDA規制対応(元FDA幹部登壇)、14:05-15:05にテルモの現地生産・サプライチェーン事例(廣瀬文久氏)が予定されています。各セッションでは実践的なケーススタディや元当局者の視点が提供されます。
- 9:30-10:10 基調講演:米国市場進出の魅力と現実(池野文昭氏)
- 11:00-12:00 米国市場参入の勝ち筋:FDA規制対応(元FDA幹部)
- 14:05-15:05 米国市場攻略の総合戦略(テルモ 廣瀬文久氏)
Day 3(4月23日):医療DX新市場戦略セミナー
テーマは「医療DXの実装と事業機会 — DXが生む新市場創出と次世代連携モデル」。座長は佐久間一郎氏(東京大学 名誉教授)。制度設計から病院現場での実装、新市場創出までを多角的に議論します。
主な時間帯と内容は以下の通りです。9:30-10:45で政策キーパーソン(木下栄作氏、野村由美子氏)が登壇、11:00-12:25では先進病院の現場事例(石川賀代氏、山本剛氏)を提示、13:30-15:00は「データ・制度・セキュリティの壁をどう超えるか」をテーマに複数専門家が講演します。登壇者には森田朗氏、石井健介氏、中里俊章氏、竹下修由氏らが名を連ねます。
Medtecイノベーション大賞:ノミネート企業と当日の進行
開催初日である4月21日(火)13:00からは、国内企業の革新的な医療機器を表彰する「Medtecイノベーション大賞」の最終審査・表彰式が同会場内の無料聴講セミナー会場で行われます。本アワードは2012年創設で、医療機器への新規参入を促し、開発された革新的製品を国内外に紹介することを目的としています。
一次審査を通過した6社のノミネート企業と製品概要は以下の通りです。各社とも臨床や現場の課題解決を目指した特徴を持ち、異なる領域での実装可能性が示されています。
- 国立大学法人徳島大学 — Vas Guide
ロボット支援手術における血管テーピング操作を術者単独で完結するためのデバイス。ロボット鉗子で把持可能な把持孔とテープ孔を備え、ワンステップで血管裏面を通過させる設計により安全性と再現性を向上、操作時間を約3倍短縮。臨床試験で血管損傷リスク低減や術者の精神的負担軽減が確認され、内閣府主催の第8回日本オープンイノベーション大賞 科学技術政策担当大臣賞を受賞。
- 株式会社ダイヤ精機製作所 — EASY KNOT K.O.GRIP 持針器
耳鼻咽喉科の内視鏡下鼻腔手術での深部・狭所縫合を容易にする持針器。術者の腕軸と器具軸が一致する構造で、狭い空間でも腕の回転だけで確実な縫合を実現。術者負担軽減、手術時間短縮、後継者育成や地方医療への寄与が期待される。
- 株式会社リサシステム — アラーム検知之助
既存の監視ネットワークに組み込まれていない人工呼吸器やパルスオキシメータ等のアラームを後付けでスマートフォンへ通知する見守りツール。カラーセンサーでLEDや液晶の光の色変化を高精度で検出する独自アルゴリズムを搭載(特許取得)。在宅医療や医療的ケア児の負担軽減、医療用冷蔵庫の異常検知など多分野応用が進む。
- 株式会社Berry — ベビーバンド
乳児の頭部変形を矯正するヘルメット治療に関して、ヘルメット本体に加え設計・製造・治療管理システム・患者向けアプリを一体提供する治療プラットフォーム。高精度3Dスキャン・独自データ処理で完全オーダーメイドを国内製造し、240以上の施設導入実績がある。治療管理システムは特許技術で、小規模クリニックでの導入負担を抑えることを目指す。
- 株式会社エスケーエレクトロニクス — Q-CO
デジタルコルポスコープ「Q-CO」は従来のアナログ式(約60kg・約300万円)に比べ、重量3.8kg・価格半減を実現。デジタル化で操作性を向上させ、電子カルテ連携が容易になった点を強みとする。日本における子宮頸がん検診受診率向上やフェムテック領域での社会貢献を意図した製品。
- 入江工研株式会社 — ツルサーズ点滴静注500mL用ポンプ
電源不要で吊るさずに点滴が可能な輸液ポンプ。真空技術を応用し、大気圧と真空の差を利用して薬液を定量・持続的に投与。電源の使用が制限される状況や点滴を吊るす場所がない現場、在宅・災害時の運用を想定した製品で、現場での認知拡大と普及活動が進められている。
当日の進行スケジュールは以下の通りです。表彰式は15:00から行われ、その後に基調講演が予定されています。表彰会場は東7ホール内の「Medtecイノベーション大賞・授賞式会場」で、聴講は無料です。
- 13:00-13:05 審査開始の挨拶(妙中審査委員長)
- 13:05-13:20 国立大学法人徳島大学
- 13:20-13:35 株式会社ダイヤ精機製作所
- 13:35-13:50 株式会社リサシステム
- 13:50-14:05 株式会社Berry
- 14:05-14:20 株式会社エスケーエレクトロニクス
- 14:20-14:35 入江工研株式会社
- 14:40-15:00 最終審査会
- 15:00-15:20 表彰式
詳細はアワードページをご確認ください: https://medtecjapan.com/medtec-innovation-award/
まとめと要点整理
本記事では、2026年4月21日から23日に開催されるMedtec Japanの開催概要、展示の注目点、3日間にわたるセミナープログラムの構成、ならびに「Medtecイノベーション大賞」のノミネート企業と当日の進行を網羅的に整理しました。以下の表に主要項目を整理し、最後に要点を簡潔にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年4月21日(火)~23日(木) 10:00-17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 東7ホール(東京都江東区有明3-11-1) |
| 主催 | Medtec Japan 事務局(Informa Markets Japan) |
| 注目展示 | 車両型移動式治療ユニット「モバイルSCOT®」、陰・陽圧式エアーテント(NP-45)、移動型医療コンテナ等 |
| セミナーテーマ | Day1:医療機器規制、Day2:海外展開(米国市場)、Day3:医療DX新市場戦略 |
| セミナー形式 | 有料・事前登録制(詳細・申込:https://medtecjapan.com/seminar-exhibition/) |
| Medtecイノベーション大賞 | 4月21日(火)13:00より最終審査・表彰式。ノミネート6社(徳島大学、ダイヤ精機製作所、リサシステム、Berry、エスケーエレクトロニクス、入江工研) |
| 問合せ | Medtec Japan事務局 Tel:045-911-7012 E-mail:medtec-support@jmb.co.jp |
| 公式情報 | https://medtecjapan.com/(展示・セミナー・アワード情報) |
上記は展示会の主要ポイントと当日のスケジュール、ノミネート製品の概要を整理したものです。各セミナーは実務に直結する内容が並び、示された展示は現場運用を念頭に置いた技術や製品群が中心です。参加や聴講を検討する場合は、事前登録およびセミナー申込の案内を公式サイトで確認してください。