BALLASがシリーズBで24億円調達、LINKS正式リリース
ベストカレンダー編集部
2026年4月15日 11:43
シリーズB調達
開催日:4月15日
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シリーズBで24億円を調達、資本構成と目的を明確化
株式会社BALLASは、2026年4月15日にシリーズBラウンドで総額24億円(エクイティ21億円、デット3億円)の資金調達を実施したと発表しました。今回のラウンドは事業会社・金融機関を中心とした出資を受け、累計調達額は約43億円に達しています。
調達目的は主に、業界最大の建設部材オンラインプラットフォーム「BALLAS SCM」の更なる成長と、AIを軸としたプロダクト開発の加速にあります。特に事業会社や金融機関を投資家に迎えることで、取引基盤やドメイン知見を活用した協業推進を想定しています。
出資・借入の内訳と主要投資家
本ラウンドのリード投資家は株式会社SMBC EdgeおよびZ Venture Capital株式会社です。事業会社系、金融機関系の複数の投資家が参加するとともに、借入金融機関として株式会社商工組合中央金庫が名を連ねています。
出資者や借入先は以下の通りで、ファンドの組成メンバーについても注記があります。
- リード(第三者割当増資引受先):株式会社SMBC Edge、Z Venture Capital株式会社
- 事業会社系:JGC MIRAI Innovation Fund(※1)、Sankyu-SBI イノベーションファンド(※2)、大和ハウスベンチャーズ株式会社、パーソルベンチャーパートナーズ合同会社
- 金融機関系(第三者割当増資引受先):SBIインベストメント株式会社、京都キャピタルパートナーズ株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社
- 借入金融機関:株式会社商工組合中央金庫
- ※1
- 有限責任組合員 日揮株式会社および日揮ホールディングス株式会社、無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社
- ※2
- 有限責任組合員 山九株式会社、無限責任組合員 SBIインベストメント株式会社
資金調達に関する特設ページは以下に公開されています:https://www.ballas.biz/series-b
BALLASの事業モデルと正式リリースした新プロダクト「BALLAS LINKS」
BALLASは、建設部材の調達を起点に建設業のマス・カスタマイズを目指す企業で、買い手である建設工事会社と売り手である製作工場が参加するオンラインプラットフォーム「BALLAS SCM」を中核事業としています。プラットフォーム上で特注の建設部材をモジュール化・標準化し、カスタマイズしながら繰り返し利用する仕組みを提供しています。
この仕組みにより、従来は属人的に管理されていた設計・発注データを資産化し、QCD(品質・コスト・納期)競争力を高めることが可能となっています。GMVはシリーズA以降でCAGR130%という高成長を示しています。
BALLAS LINKSの開発と正式リリース
調達資金の一部は、買い手側からの要望に応える形で開発されたプロジェクトマネジメントシステム「BALLAS LINKS」の運用加速に充てられます。BALLAS LINKSは、単に部材の設計・調達を支援するだけでなく、建設プロジェクトのワークフロー全体を視野に入れた情報連携とプロセス自動化を目指します。
リリーススケジュールはβ提供が2025年6月、そして正式リリースが2026年4月となっています。評価されている点は、部材調達に関わる情報連携のスムーズさ、図面や帳票に関する認識齟齬の防止、そしてAIを活用したプロセスの自動化機能です。
- β版提供:2025年6月より
- 正式リリース:2026年4月
BALLASは「BALLAS SCM」で得た業界データの解像度を基に、BALLAS LINKSをデジタルな共通基盤として位置づけ、現場の生産性向上と情報分断の改善を図る計画です。
業界課題への対応とAI/ソフトウェア開発の方向性
建設業界はここ10年で国内市場が約140%成長する一方、製作工場数は約40%減少30%上昇
BALLASは、特注建設部材をモジュール化することで標準化を推進し、供給側と施工側のQCD改善を目指しています。プラットフォームとプロダクトを通じてサプライチェーンのボトルネックを解消する取り組みを継続しています。
資金使途の三本柱
シリーズBの資金は、主に以下の3つの領域に使われることが明記されています。これらは事業成長と資本効率の最適化を両立するために設計されています。
- BALLAS LINKSの運用加速:部材調達を超えたワークフローの改善と情報連携の実装。
- 建設サプライチェーン全体のプロセスオートメーション化:BIM等の上流工程連携や部材のユニット化・標準化推進。
- AI駆動型のソフトウェア・モジュール開発:AIを活用した開発フローの強化と、コードによる3Dモデリング等の導入。
ソフトウェア開発面では、複数のAIエディタを活用して開発生産性を向上させる取り組みが進められており、2025年第4四半期内で開発生産性を約1.7倍にした実績が示されています。
また、設計領域では従来の手作業中心の3Dモデリングから、ソフトウェア開発のフローを応用したコードベースでのモデリングへと転換し、設計者が本質的な企画設計に集中できる環境整備を進めています。
シリーズB関連イベント、投資家コメント、会社情報と要点整理
BALLASは本ラウンドを契機に、プロダクト開発の取り組みやAI実装の詳細を紹介するイベントを開催します。採用も積極化しており、プロダクトマネージャーやAI・ソフトウェアエンジニアなどキーポジションの採用を進めています。
イベントは2日連続で開催され、リアル×テックの実例と質疑応答を通じてプロダクトの実装手法・開発プロセスを説明します。参加申し込みはそれぞれのConnpassページから可能です。
開催イベントの詳細
| タイトル | 日時 | 場所 | 申込リンク |
|---|---|---|---|
| リアル産業にAIを実装する 業務再設計×LLM×開発プロセス刷新 | 2026年5月13日(水) 19:00 – 21:00 | 株式会社BALLAS 東京オフィス(東京都千代田区神田須田町2-1-1 MA SQUARE AKIHABARA 5階) | https://ballas.connpass.com/event/382732/ |
| AI時代、プロセスを価値に変えるプロダクト戦略 建設サプライチェーン再設計 | 2026年5月14日(木) 19:00 – 21:00 | 上記と同会場 | https://ballas.connpass.com/event/390205/ |
会場はいずれもBALLAS東京オフィスで、参加方法や詳細は各Connpassページで案内されています。
投資家からのコメント(抜粋)
リード投資家を務めるZ Venture CapitalおよびSMBC Edgeからは、いずれも建設業界の課題に対するBALLASの取り組みを支持する旨のコメントが寄せられています。以下に要旨を示します。
- Z Venture Capital(Managing Partner / CEO In Joon Hwang)
- 建設業界のサプライチェーン分断や人手不足といった構造課題に対し、BALLASがAIネイティブな調達プラットフォームで挑戦している点を高く評価。ZVCはAI技術を活用した産業構造の変革を全力で支援するという立場を表明しています。
- 株式会社SMBC Edge
- BALLASの経営チームのリーダーシップと事業構築実績を評価し、建設業のドメイン知見とテック人材の連携が顧客やパートナーの課題を高解像度で捉え、付加価値の高いソリューション提供に繋がるとコメント。シリーズBを通じて人と組織への投資をさらに強化する意向が示されています。
その他参加投資家のコメント一覧は同社のNoteページでも公開されています:https://note.com/ballas/n/na4ce2ae8a630
会社概要と問い合わせ先
以下は、プレスリリースに記載された会社情報と問い合わせ先の原文どおりの情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社BALLAS |
| 代表者 | 代表取締役 木村将之 |
| 所在地(本社) | 東京都中央区銀座一丁目22番11号 銀座大竹ビジデンス2階 |
| 事業開始日 | 2022年2月1日 |
| 事業内容 | 建設部材の調達サービス |
| 資本金 | 100,000,000円 |
| Web | https://www.ballas.biz/ |
| 東京オフィス | 東京都千代田区神田須田町2-1-1 MA SQUARE AKIHABARA 5階 |
| 大阪オフィス | 大阪府大阪市中央区平野町3-1-6 BizMiiX Yodoyabashi 3階 |
| 報道・お問い合わせ | 株式会社BALLAS コーポレート本部 広報PR担当 MAIL:pr@ballasx.com |
本記事は、BALLASが公表したプレスリリースの内容を基に事実関係を整理してまとめたものであり、発表された数値や日程、出資者名等はプレスリリース記載の情報をそのまま反映しています。
本件の要点整理
以下の表は、本記事で触れた主要な事実を一覧で整理したものです。資金調達額、投資家構成、プロダクトのリリース時期、イベント情報、会社概要などの要点をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年4月15日 09:50 |
| 調達総額 | 24億円(エクイティ21億円、デット3億円) |
| 累計調達額 | 約43億円 |
| リード投資家 | 株式会社SMBC Edge、Z Venture Capital株式会社 |
| 主な出資者(事業会社系) | JGC MIRAI Innovation Fund(※1)、Sankyu-SBI イノベーションファンド(※2)、大和ハウスベンチャーズ、パーソルベンチャーパートナーズ |
| 主な出資者(金融機関系) | SBIインベストメント、京都キャピタルパートナーズ、三井住友海上キャピタル |
| 借入金融機関 | 株式会社商工組合中央金庫 |
| 中核プロダクト | BALLAS SCM(既存プラットフォーム)、BALLAS LINKS(プロジェクトマネジメントシステム、β2025年6月、正式2026年4月) |
| 市場規模 | 日本市場:75兆円、世界市場:約17兆USドル(プレス発表値) |
| 業績指標 | シリーズA以降のGMV成長率:CAGR130% |
| 業界背景 | 国内建設市場は直近10年で約140%成長、製作工場数は約40%減、建設コストは約30%上昇 |
| イベント | 2026/5/13(19:00-21:00)、2026/5/14(19:00-21:00) 会場:BALLAS東京オフィス(申込:Connpass各ページ) |
| 会社情報 | 代表:木村将之/本社:東京都中央区銀座1-22-11/事業開始:2022/2/1/資本金:100,000,000円/Web:ballas.biz |
| 問い合わせ | pr@ballasx.com |
以上が今回のシリーズB調達と関連事項の要点整理です。発表された情報は、同社の特設ページおよび各イベントの案内ページにて原文が公開されていますので、詳細はそちらを参照してください(シリーズB特設サイト、各Connpassページ等)。