6月予定:オイシックスがNYのBentOn和食事業を譲受
ベストカレンダー編集部
2026年4月14日 18:17
BentOn和食事業譲受
開催日:6月1日
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ニューヨーク拠点のBentOn和食事業を譲受し、米国BtoB市場へ初参入
オイシックス・ラ・大地株式会社は、2026年4月14日付の決定として、米国ニューヨークを拠点にBENTO(弁当)事業を展開するFUN BENTO INC.(以下、BentOn)より、和食事業(機内食製造受託事業を含む)を譲り受けることを発表しました。発表日時は2026年4月14日15時30分であり、本件は当社の米国における投資事業を担う子会社Oisix Inc.が100%出資する新設の孫会社を通じて実施される予定です。
本件により、当社は従来の国内BtoCのサブスクリプション型食品宅配事業に加え、BtoBサブスク(給食事業)での領域拡大を進めてきた流れの中で、初めて米国のBtoB市場へ参入することになります。事業譲受は2026年6月を予定しており、これにより米国での和食提供体制の強化と収益基盤の拡大を目指すとしています。
発表の基本情報と実施方法
今回の事業譲受は、Oisix Inc.が100%出資する新設の孫会社を設立し、その孫会社を通じてBentOnから和食事業を取得する形式で実施されます。取締役会決議日はOisix Inc.側で2026年4月14日とされています。事業譲渡契約の締結は2026年5月(予定)、事業譲渡日は2026年6月(予定)と発表されています。
プレスリリース本文及び関連情報は当社のニュースリリースページに掲載されています。関連リンクとして、当社の公式発表ページとBentOnの公式サイトが情報源として示されています。
- 当社発表日時:2026年4月14日 15時30分
- 事業譲渡(予定):2026年6月
- 実施主体:Oisix Inc.が100%出資する新設孫会社
- 関連ページ:https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/260414benton/
BentOnの事業実態と北米における和食需要の高まり
BentOnはニューヨークで和食の弁当・惣菜を提供するデリ専門店として確固たる地位を築いています。健康志向や栄養バランスに配慮したメニューを提供しており、伝統的な和の味を現代のニーズに合わせてアレンジするサービスが特徴です。日米のスポーツチーム等へのケータリング実績も豊富で、Oisixとは過去にコラボレーションしたミールキットの日米同時販売などを通じて協業関係がありました。
政府の調査データも背景を示しています。農林水産省の公表によれば、北米における日本食レストラン数は2013年の約17,000店から増加し、2025年には約29,400店に達すると見込まれています。これにより、北米市場での日本食需要が十数年で1.7倍以上に拡大していることが確認されます(出典:農林水産省「海外における日本食レストラン数の調査結果(令和7年)」)。
- BentOnの特徴
- ・ニューヨーク拠点で和食弁当・惣菜のデリを展開
- ・栄養バランスと健康性を重視したメニュー設計
- ・スポーツチーム等へのケータリング実績が豊富
- ・過去にOisixとのコラボ事例あり(ミールキット共同販売)
BentOnの公式情報は同社サイトで公開されています(https://benton.nyc/)。また、プレスリリース内ではBentOnのロゴやコラボミールキット、提供メニュー例などのビジュアルも紹介されています。
譲受の狙いとグループ内でのシナジー
当社が今回の事業譲受により目指す主な目的は二点です。第一に、米国BtoB市場の事業基盤を構築することです。現地で実績を有するBentOnとの連携を強化し、製造から供給までを一貫して担う和食提供プラットフォームを構築することを目指します。これにより、米国のBtoB和食市場への参入を推進します。
第二に、グループシナジーの最大化です。BentOnが有する和食の製造ノウハウと、オイシックスが培ってきた付加価値の高い商品開発力を融合させ、ニーズに即した質の高い食事サービスを提供する方針です。自社拠点を活用した機動的な供給体制を構築することで、北米における安定収益基盤の強化を図ります。
- 米国BtoB市場の事業基盤構築:現地製造と供給を両輪としたプラットフォーム形成
- グループシナジー:BentOnの製造ノウハウ × オイシックスの開発力
- 安定収益の追求:機動的な供給体制により北米での収益基盤強化を目標
この取り組みは、当社が2024年にシダックスのフード事業を子会社化して以降進めてきたBtoBサブスク(給食)事業の拡大と整合しています。国内でのBtoB展開ノウハウを国際市場へ応用することで、事業領域の多角化を図ります。
実務面での対応と新設孫会社の位置づけ
本件はOisix Inc.が100%出資する新設の孫会社を通じて実行されることが明示されています。新設孫会社は当該和食事業の譲受および今後の現地オペレーションを担うための実体となる予定です。
プレスリリースには新設する孫会社の詳細(社名、所在地、資本金等)の具体的な記載は掲示されておらず、設立及び事業移管に伴う手続きや詳細仕様は今後の契約締結・事業譲渡の過程で確定される見込みです。
オイシックス・ラ・大地の既存事業と北米展開の全体像
オイシックス・ラ・大地株式会社は「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」といった国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物やミールキットの定期宅配サービスを提供しています。子会社群は給食や移動スーパー、米国のミールキット事業など多岐にわたります。
今回の米国和食事業の譲受は、既存の国内外事業線とつなげることで、サプライチェーン全体における付加価値創出や安定供給の仕組みを強化する狙いがあります。以下は当社の関連子会社と主な事業内容の整理です。
- シダックスコントラクトフードサービス
- 事業所・学校などでの給食事業を展開。
- シダックスフードサービス
- 病院・高齢者施設・保育園・幼稚園等での給食事業を展開。
- とくし丸
- 買い物困難者向けの移動スーパー事業。
- PurpleCarrot(米国)
- 米国でプラントベース食材のミールキットを展開。
また、当社は「サステナブルリテール(持続可能型小売業)」としてSDGsに取り組んでいます。サブスクリプションモデルによる受注予測、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄を削減するミールキットの提供などを通じ、畑から食卓までサプライチェーン全体でフードロスの削減を目指す取り組みを行っています。
今回の事業譲受は、こうしたサステナビリティの取り組みや既存グループネットワークを活用しながら、海外市場での事業基盤を確立するための戦略的な一手と位置づけられます。
参考情報と関連リンク
本リリース中で引用された調査や参考先は以下の通りです。詳細は各公式ページで確認できます。
- BentOn公式サイト:https://benton.nyc/
- 農林水産省「海外における日本食レストラン数の調査結果(令和7年)」:https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kaitaku/251128.html
- 当社の公式発表ページ:https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/260414benton/
記事の要点整理
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表企業 | オイシックス・ラ・大地株式会社(発表日時:2026年4月14日 15:30) |
| 譲受対象 | BentOn(FUN BENTO INC.)の和食事業(機内食製造受託事業含む) |
| 実施主体 | Oisix Inc.が100%出資する新設の孫会社を通じて実施 |
| スケジュール | 取締役会決議日:2026年4月14日、事業譲渡契約締結:2026年5月(予定)、事業譲渡:2026年6月(予定) |
| 目的 | 米国BtoB市場の事業基盤構築、BentOnの製造ノウハウと当社の商品開発力を融合したシナジー創出 |
| BentOnの特性 | ニューヨーク拠点の和食デリ、栄養バランス重視のメニュー、ケータリング実績、過去にOisixとコラボ実績 |
| 当社の関連事業 | 「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」などの宅配事業、シダックス系給食事業、移動スーパー「とくし丸」、米国のPurpleCarrotなど |
| 参考資料 | 農林水産省調査(海外日本食店数)、BentOn公式サイト、当社ニュースリリース |
表は今回の発表に含まれる主要情報を整理したものです。事業譲渡の具体的手続きや新設孫会社の詳細は、今後の契約締結や関連法的手続きの完了に伴って明らかになります。関連情報は当社および関係先の公式発表にて順次公表されます。