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東大むら塾がグランプリ 第1回アグらむアワード

第1回アグらむアワード

開催日:3月25日

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第1回アグらむアワード
アグらむアワードって何?
日本農業新聞が運営する若手や団体の農業・地域活動を支援するプラットフォーム「アグらむ」が主催する表彰制度で、実践的な地方創生や耕作放棄地再生などの取り組みを評価し、表彰や助成・交流の機会を提供するものです。
応募はいつからどうすればいいの?
応募受付は2026年5月1日〜6月30日で、日本農業新聞のアグらむ特設ページから申請します。採択されると1件当たり5万円の助成が受けられ、要項や提出書類は特設ページで確認できます。

大学生らが切り開く「農」と地域の新しい関係性:第1回アグらむアワード開催

株式会社日本農業新聞は、2026年3月25日に東京都内で第1回「アグらむ」アワードの表彰式を開きました。これは同紙が2025年に立ち上げたプラットフォーム「アグリスタートアップフォーラム(アグらむ)」の一環として実施されたもので、農業や地方創生につながる実践的な取り組みを顕彰する初の試みです。

表彰式当日は全国から集まった22団体、合計29の取り組みの中から、実践性や地域貢献の度合いなどを基準に審査が行われました。会場では、受賞団体に対して表彰状とトロフィーが贈られ、トロフィーは株式会社日本農業新聞の代表である田宮和史郎社長から授与されました。

審査委員としては、作家の佐藤優さん、元農林水産事務次官の末松広行さん、全国農協青年組織協議会会長の北川敏匡さんらが出席し、各団体のプレゼンテーションや現地での実績に基づき受賞団体を選定しました。

農業×地方創生の優れた取り組みを表彰 第1回「アグらむアワード」決定/グランプリは東京大学「東大むら塾」 画像 2

受賞団体と具体的な取り組みの紹介

今回のアワードでは、グランプリ、準グランプリ、優秀賞が選出されました。以下に各受賞団体とその活動の詳細を示します。各項目は活動の目的、場所、具体的な手法や成果をできる限り正確に記載します。

表彰対象となった取り組みは、耕作放棄地の再生、援農、地域資源を活用したブランド化、養蜂や化学農薬削減に向けた取り組みなど、多岐にわたります。実践の主体は大学のサークルや高等学校、地域の任意団体などです。

グランプリ:東京大学「東大むら塾」

東大むら塾は、耕作放棄地の活用を軸にした実践活動を展開している東京大学のサークルです。主たる活動拠点は千葉県富津市で、そこでの米づくりを中心に地域との協働を進めています。

具体的な取り組みは以下の通りです。

  • 耕作放棄地を再生して稲作を実施。
  • 収穫した米をブランド化し、ふるさと納税の返礼品として提供することで地域経済へ還元。
  • 北海道での援農活動、福島県での復興支援など、地域横断型の実践を継続的に展開。

表彰式での代表、上野元輝さんの発言は次の通りです。「農村で過ごして農業の魅力を実感しました。農村との交流活動を通して、農業に関わる若者が増えてほしいです」と述べ、学生主体の活動が地域と結びつく意義を語りました。

準グランプリ:神戸大学「地域密着型サークルにしき恋」と栃木県立栃木農業高等学校

準グランプリは2団体に贈られました。いずれも地域資源を活かした具体的な実践が評価されています。

それぞれの活動概要は以下の通りです。

神戸大学「地域密着型サークルにしき恋」
兵庫県丹波篠山市にあるにしき南地区の耕作放棄地を活用し、地域住民らと協働して特産品である丹波黒大豆を栽培。収穫物は大学やインターネットを通じて販売し、地元と都市部を結ぶ流通・販売のモデルを構築しています。
栃木県立栃木農業高等学校
学校敷地内に巣箱を設置してニホンミツバチの飼育を開始。学校農場の管理において化学農薬の使用量を削減する取り組みと連携し、ミツバチと共存する地域づくりを目指しています。

優秀賞:渥美どろんこ村「農あるトンビ」と東京大学「Agrlien」

優秀賞に選ばれた2団体は、地域資源を活用した教育的要素や多地域での活動展開が評価されました。

各団体の取り組みは以下の通りです。

  • 渥美どろんこ村「農あるトンビ」(愛知県田原市):食料自給に向けた基礎的な農業技術の習得プログラムを運営。地域が保有する農地や諸資源を活用して農業体験を企画し、関係人口を創出することを目的に活動しています。
  • 東京大学「Agrlien」:活動の始まりは神奈川県小田原市の寺に寄付された耕作放棄地の活用です。その後、群馬県東吾妻町、千葉県大網白里市や同県館山市など各地で援農活動を行い、地域ごとのニーズに応じた支援を展開しています。

審査体制と表彰式の様子

今回のアワードでは、審査委員が複数回のプレゼンテーションと資料精査を経て受賞団体を決定しました。会場には審査委員のうち代表的な顔ぶれが出席し、受賞者へ直接の講評や激励の言葉がかけられました。

審査委員として出席したのは次の方々です。

  • 佐藤優(作家)
  • 末松広行(元農林水産事務次官)
  • 北川敏匡(全国農協青年組織協議会会長)

表彰式の進行では、各受賞団体が代表者によるスピーチを行い、活動の背景や今までの取り組み、地域との関わり方について説明しました。運営側からは、審査の視点や評価理由が示され、地域に根ざした活動が高く評価された点が強調されました。

応募要項とアグらむの活動概要

第1回アワードの終了にあわせて、2026年度の「アグらむ」プロジェクトの公募要領が発表されています。応募を検討する団体に向け、応募期間や助成金の条件などが明記されました。

募集要項の主要ポイントは以下の通りです。

項目 内容
応募受付期間 2026年5月1日(金)~ 2026年6月30日(火)
助成額(1件当たり) 5万円(税込)
応募方法 日本農業新聞公式ウェブサイトのアグらむ特設ページから申請(URL: https://www.agrinews.co.jp/page/agrum

「アグらむ」自体の目的と主な活動は以下のとおりです。

  1. 農業と地域社会の未来を担う人材育成。
  2. 志を同じくする仲間づくりとネットワーキング。
  3. (具体的事業)活動助成、アワードによる表彰、交流会の開催など。

運営窓口は株式会社日本農業新聞の「アグらむ」事務局(協同事業局企画統括部)で、メールアドレス:agrum@agrinews.co.jpが公表されています。募集要項や詳細な応募方法は上掲の特設ページで確認できます。

受賞団体と活動の整理(表)

この記事で紹介した受賞団体とその活動を一覧表で整理します。表は受賞区分、団体名、主な活動地と活動内容を列挙しており、受賞者の活動の全体像を一目で確認できます。

受賞区分 団体名 主な活動地 活動の概要
グランプリ 東京大学「東大むら塾」 千葉県富津市、北海道、福島県 耕作放棄地の再生による米づくり、ブランド化してふるさと納税返礼品に活用。北海道での援農、福島での復興支援など地域横断的活動。
準グランプリ 神戸大学「地域密着型サークルにしき恋」 兵庫県丹波篠山市(にしき南地区) 耕作放棄地で丹波黒大豆を栽培。地域住民と協働し、大学やネットで販売。
準グランプリ 栃木県立栃木農業高等学校 栃木県(学校敷地内) 巣箱を設置してニホンミツバチの飼育を開始。学校農場で化学農薬の使用量削減を目指す取り組み。
優秀賞 渥美どろんこ村「農あるトンビ」 愛知県田原市 食料自給を念頭に置いた農業技術習得プログラム、農地を活用した農業体験で関係人口を創出。
優秀賞 東京大学「Agrlien」 神奈川県小田原市、群馬県東吾妻町、千葉県大網白里市・館山市 寺に寄付された耕作放棄地の再生を起点に、各地での援農活動を展開。

以上が第1回「アグらむ」アワードの受賞団体と主な活動の整理です。表に示したとおり、受賞団体はいずれも地域資源を活かし、若者や地域住民が参加する形で持続的な関係づくりを進めています。応募要領や助成制度の詳細は日本農業新聞の特設ページを参照してください。

(発行:株式会社日本農業新聞 配信日時:2026年4月11日 12時00分)