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4月1日施行 在職老齢年金改正で月65万が分岐点

在職老齢年金改正

開催日:4月1日

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在職老齢年金改正
改正で具体的にいつから何が変わるの?
2026年4月1日から、賃金と老齢厚生年金の合計が月51万円→65万円に引き上げられ、合計が65万円を超えると在職老齢年金の減額対象になります。主に働きながら年金を受け取るミドル・シニア層が影響を受けます。
自分はこれを受けてどう働けばいいの?
選択肢は大きく分けて収入を上げて65万超を目指すか、年金全額受給を優先して65万以下に抑えるか。健康や生活バランス、スキルを踏まえエージェント相談や案件の単価見直しで再設計するのが現実的です。

65万円への引き上げが示す選択肢と調査の要旨

2026年4月から実施される在職老齢年金制度の改正により、年金の減額が発生する基準額(賃金と老齢厚生年金の合計)が従来の月51万円から月65万円へ引き上げられます。これに対し、ミドル・シニア向け人材関連サービスを提供する株式会社エイジレスが実施した意識調査(利用者347名対象)では、改正を機に働き方を見直す動きが顕著に現れました。

調査結果のハイライトは、改正後に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」と回答した人が41.8%にのぼった一方で、「65万円を超えない範囲で働く(年金の全額受給を優先する)」と答えた人が31.1%おり、シニア世代の間で働き方の選択が二極化しつつあることを示しています。

【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 2

改正の意図と期待される効果

制度改正は、高度なスキルを持つシニア層が「働き損」と呼ばれる現象に直面することを緩和し、年齢による労働参加の実効性を高めることを目的としています。労働力不足が深刻化している中で、定年後の再就労や継続就労のハードルが下がることが期待されています。

一方、調査では年代間の認知差が明確で、制度の周知状況や各人の生活設計、健康状態などを踏まえた多様な判断が行われる可能性が示されています。以下では調査の設計から詳細な数値まで、プレスリリースの全情報を整理して伝えます。

【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 3

調査設計と回答者属性の詳細

本調査は株式会社エイジレスが自社サービス利用者を対象にインターネットで実施した意識・実態調査です。調査期間は2026年3月18日(水)~2026年3月24日(火)で、有効回答数は347名でした。

年齢構成は60代以上が101名、50代が221名、40代以下が25名で、ミドル・シニア層を中心とした母集団構成になっています。調査テーマは「在職老齢年金制度改正に伴うシニアIT人材の就労意識・実態調査」です。

調査テーマ
在職老齢年金制度改正に伴うシニアIT人材の就労意識・実態調査
調査方法
インターネットによる調査
調査時期
2026年3月18日~2026年3月24日
調査対象
エイジレスサービス利用者(有効回答数347)
年齢内訳
60代以上:101名、50代:221名、40代以下:25名
【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 4

年代別の認知度と働き方意向の具体的な数値

制度改正の認知度には年代差があり、60代以上の56.4%が改正を「知っている」と回答したのに対し、50代以下では25.2%にとどまりました。受給開始を控えるか受給中の世代の方が、制度改正の情報に接する機会が相対的に多いことが推察されます。

改正後の働き方については、全体では「まだわからない」44.3%が最多でしたが、選択肢ごとの割合は次の通りです。

選択肢 割合(全体)
より高単価・高稼働な案件へシフトしたい 23.6%
特に変えない 29.2%
まだわからない 44.3%

50代以下に限定すると、「より高単価・高稼働へシフトしたい」が38.6%で最多となり、比較的若年側のミドル層では改正を契機に稼働量や単価を上げて手取りを増やす選択を検討する傾向が強いことがわかります。

【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 5

高単価・高稼働へシフトする理由

「より高単価・高稼働へシフトしたい」と答えた層に理由を尋ねると、「手取り収入を最大化したい」81.3%が最多でした。次いで「自身のスキルを活かしたい」54.2%「人手不足の現場に貢献したい」20.8%という結果です。

これらの数値は、経済的な動機が最も強い一方で、専門性を続けて生かしたいとの意識も高いことを示しています。働き方の選択は単純な収入追及のみではなく、経験や健康状態、生活バランスも加味された判断となっている点が読み取れます。

【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 6

エイジレスのコメントと提供サービス、会社概要

本調査に対して、エイジレス 人材紹介事業部 シニアコンサルタント 佐藤宣子氏は、50代を中心とした「手取り最大化」や「専門スキルの発揮」への意欲に触れつつ、収入だけでなく健康や生活とのバランスを重視する選択肢も依然として多いことを指摘しています。年代や個々の事情に応じたキャリア再設計が重要であるとの見解が示されました。

株式会社エイジレスは「年齢によるしがらみをなくす」を掲げ、ミドル・シニア層向けに複数の人材関連サービスを提供しています。提供サービスと会社情報は以下の通りです。

  • フリーランス向け案件マッチング事業:エイジレスフリーランス
  • 人材紹介事業:エイジレスエージェント
  • 40〜50代のハイクラスIT人材向け求人サイト:エイジレスキャリア
  • 営業顧問サービス:エイジレスセールスプロ
  • ベテランの知見とAI技術を組み合わせたモダナイゼーション:エイジレスデジタルソリューションズ
会社名
株式会社エイジレス
所在地
〒141-0031 東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F
設立
2021年10月1日
代表取締役社長
小出 孝雄
資本金
432百万円(資本準備金含む)
URL
https://ageless.co.jp/
お問い合わせ(広報)
メール:pr@ageless.co.jp
【2026年4月施行「在職老齢年金制度改正」に伴う意識調査】改正を機に「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」との回答が4割超 画像 7

要点整理(表)

本章では、記事で取り上げた主要な数値と事実を表形式で整理します。制度改正の内容、調査概要、主要な設問結果、企業情報を一目で確認できます。

項目 内容
制度改正の内容 在職老齢年金の支給停止調整額の基準が月51万円から月65万円に引き上げ(2026年4月施行)
調査実施者 株式会社エイジレス(エイジレスのサービス利用者を対象)
調査期間 2026年3月18日~2026年3月24日
有効回答数 347名
年齢内訳 60代以上:101名、50代:221名、40代以下:25名
改正認知(60代以上) 56.4%が「知っている」
改正認知(50代以下) 25.2%が「知っている」
改正後の働き方(全体) 「より高単価・高稼働へシフト」23.6%、”特に変えない”29.2%、”まだわからない”44.3%
改正後の働き方(50代以下) 「より高単価・高稼働へシフト」38.6%(50代以下で最多)
高単価・高稼働を選ぶ理由(上位3) 手取り収入の最大化:81.3%、自身のスキルを活かしたい:54.2%、人手不足に貢献:20.8%
収入目標 「月収65万円を超える水準を積極的に目指す」41.8%、”65万円を超えない範囲で働く”31.1%
会社概要(要旨) 株式会社エイジレス/所在地:東京都品川区西五反田/設立:2021年10月1日/代表:小出孝雄/資本金:432百万円/URL:https://ageless.co.jp//広報:pr@ageless.co.jp

上の表は調査結果と関連情報を整理したものである。改正により働き方の選択肢が変化する一方で、年代や個々人の事情によって受け止め方は分かれていることが確認できる。今回の調査は、制度変更を前にしたシニアIT人材の意識と実態を数値で可視化したものであり、意思決定や政策理解の材料として有用である。