4月1日開始 エムステージの両立支援制度が始動
ベストカレンダー編集部
2026年3月30日 14:13
治療と仕事の両立支援制度
開催日:4月1日
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エムステージグループが導入する「治療と仕事の両立支援制度」の全体像
株式会社エムステージグループ(東京都品川区、グループCEO:杉田雄二)は、従業員が適切な治療を受けながら働き続けられる環境を整備するため、既存の制度を再編・拡充した包括的な「治療と仕事の両立支援制度」を2026年4月1日より開始します。発表は2026年3月30日10時00分付のプレスリリースによるものです。
この制度は、予防・早期発見、治療開始時の経済支援、継続的な通院や療養と仕事の両立を支える時間・組織的支援という三つのフェーズに対して多層的に用意された仕組みをまとめたものです。労働施策総合推進法の改正に伴い、2026年4月1日からすべての企業において治療と仕事の両立支援が努力義務化される状況を受け、同グループは自ら率先して制度化する方針を示しています。
制度化の背景と狙い
法改正に対する対応だけでなく、医療・ヘルスケア領域で事業を展開する同グループは、従業員が病に直面してもキャリアを断念することなく治療機会を確保できる環境構築を重要課題と位置付けています。これまで点在していた、柔軟な働き方や健康経営に関する制度群を治療という具体的な局面に即して整備し直すことが狙いです。
さらに、予防や二次検診の受診促進、初期段階での経済的負担軽減、療養と勤務の両立を恒常的に支えるための休暇制度や時差勤務などの仕組みを組み合わせることで、明瞭で包括的な支援体制を構築する点が特徴です。
予防・早期発見支援の強化 — 健康増進ボーナスと受診促進策
予防・早期発見のフェーズでは、従業員が早期に健康リスクを発見し、適切な対応をとれるようにするための具体策が複数設けられています。
対象となる施策は既存制度の改定と新規制度の組合せであり、従業員の行動変容を経済的なインセンティブや勤務時間上の配慮で後押しする設計です。
主な施策の詳細
- 健康増進ボーナス(改定):非喫煙者を対象に、三大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)などの早期発見に寄与するオプション検診費用を年間2万円(税込)を上限に補助します。
- 禁煙支援:禁煙外来の受診や社内保健師による個別カウンセリングに基づく禁煙治療薬の購入費用を、年1回上限2万円まで補助します。
- 健康増進達成手当:年間を通じて下記の条件を満たした従業員に対して、年額3万円を支給します。条件は有給休暇消化率60%以上、会社規定範囲内の残業時間、非喫煙、無遅刻無欠勤、BMIが健診結果の標準値内であることです。
これらの金銭的インセンティブに加え、実務面での受診促進策も新たに導入されます。
二次検診の受診促進と勤務扱い
健康診断の結果で二次検診(再検査・精密検査)が必要と判断された場合、同グループではその受診を勤務時間扱いとし、交通費を全額支給します。対象者には業務命令として受診を促し、早期治療への移行を徹底する姿勢を取ります。
この措置は、受診率向上と診断の遅れによる重症化を防ぐことを目的としており、予防と早期発見の段階での障壁を経済的・時間的に取り除くことを意図しています。
治療開始時の経済支援と継続的な両立支援の仕組み
治療開始時に必要となる経済的な不安を和らげ、継続的に通院・治療を行えるようにするための支援策が明文化されています。新設される主な制度は、がん診断見舞金、ライフサポート休暇、ライフサポート時差勤務、そして両立支援コーディネーターによる個別支援です。
これらは勤続年数や利用条件などが明確に定められており、制度利用に際しての基準や運用の透明性が確保されています。
がん診断見舞金(新規)
勤続1年以上の従業員が在職中に初めて「悪性新生物」と診断された場合、治療費や生活費のサポートとして50万円を支給します。目的は治療初期における経済的不安の軽減と速やかな治療開始の後押しです。
支給は診断を受けた従業員が在職していることを前提とし、勤続1年以上という要件が設けられています。これにより、早期治療開始の支援とともに制度の適正運用を図ります。
ライフサポート休暇と時差勤務(新規)
ライフサポート休暇は、継続的な通院を必要とする病気の治療を目的として年間最大30日(無給)を付与する制度です。休暇は1時間単位での利用が可能で、通院や治療スケジュールに柔軟に対応できる設計です。
ライフサポート時差勤務は、療養・妊娠・育児・介護など複数の事由に対応できるよう、始業・終業時間のパターンを選択可能にする制度です。これにより通院のための時間確保や体調に応じた勤務がしやすくなります。
両立支援コーディネーターの役割
同グループは社内に両立支援コーディネーターを設置します。専門資格を取得した人事担当者が、個々の状況に応じて両立支援プランを作成し、復職や継続就業に向けて従業員に伴走する役割を担います。
コーディネーターは治療・休職・復職の各局面における調整、主治医や職場との連携の支援、必要な制度利用の案内などを行い、制度の利用が円滑に進むよう支援します。
制度の運用方針、グループ概要、まとめ
この制度は、在宅勤務や時短勤務、一時間単位での有給休暇の利用など既存の柔軟な働き方と組み合わせて運用することが想定されています。運用を通じて得られた知見を活かし、医療・ヘルスケアに携わる企業として持続可能な働き方のモデルを追求していく方針が示されています。
同グループは「すべては、持続可能な医療の未来をつくるために」をビジョンに掲げ、産業保健支援事業、医療人材総合サービス事業、医療経営支援事業などを中心に事業運営を行う純粋持株会社です。今回の制度導入は、健康経営と従業員への適切な支援が企業の事業価値と競争力の向上につながるという考えに基づく実践です。
グループ会社と事業領域
- 商号
- 株式会社エムステージグループ
- 代表者
- 代表取締役 杉田 雄二
- 設立
- 2019年10月(創業2003年5月)
- 所在地
- 〒141-6005 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 5階
- 事業内容
- 持株会社、グループ全体の経営方針策定及び経営管理
- グループ
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- (株)エムステージ(事業場向け産業保健支援、医療人材総合サービス)
- (株)エムステージマネジメントソリューションズ(医業承継M&A事業)
- (株)エムステージコミュニケーションズ(プロダクト開発、WEB・メディア制作運営)
- (株)リウェル(就労移行支援サービス事業)
- (株)ミライト(健康診断予約代行事業)
- (株)フジEAPセンター(従業員支援プログラム(EAP)事業、就労移行支援サービス事業)
- 関連リンク
- https://mstage-corp.jp/
| 項目 | 内容 | 条件・備考 |
|---|---|---|
| 施行開始日 | 2026年4月1日 | プレス発表:2026年3月30日10:00 |
| 健康増進ボーナス(改定) | 三大疾病などのオプション検診費を年2万円まで補助 | 非喫煙者対象 |
| 禁煙支援 | 禁煙外来・治療薬の購入費を年1回上限2万円補助 | 社内保健師の個別カウンセリングによる利用可 |
| 健康増進達成手当 | 年額3万円支給 | 有給消化率60%以上、非喫煙、無遅刻無欠勤、BMI基準等を満たすこと |
| 二次検診の受診促進 | 受診を勤務時間扱い、交通費全額支給 | 業務命令で受診を促進 |
| がん診断見舞金(新規) | 初回の悪性新生物診断で50万円支給 | 勤続1年以上の在職者が対象 |
| ライフサポート休暇(新規) | 継続的な通院目的の休暇を年間最大30日(無給)、1時間単位で利用可 | 有給とは別枠 |
| ライフサポート時差勤務 | 始業・就業時間パターンを選択可能 | 療養、妊娠、育児、介護などに対応 |
| 両立支援コーディネーター | 専門資格を持つ人事が個別の両立支援プランを作成・伴走 | 復職支援、主治医・職場との調整支援など |
以上の通り、制度は予防から治療、継続就労までを見据えた複数の施策を組み合わせる形で構成されています。法改正を踏まえた対応と同時に、医療・ヘルスケア分野の事業者として実践的なモデルを示すことを意図している点が特徴です。
制度の詳細や運用ルールについては、同社の公式サイト(上記リンク)での案内が想定されており、従業員向けの手続きや利用フロー、問い合わせ窓口(両立支援コーディネーター)に関する情報も順次公開される見込みです。