宝石の日・ジュエリーデー (記念日 11月11日)

宝石の日・ジュエリーデー
制定年
1986年(昭和61年)
制定者
一般社団法人・日本ジュエリー協会
由来となった出来事
1909年(明治42年)農商務省令第54号によるカラット国際単位採用
1カラットの重さ
200mg(0.2グラム)
語源
ギリシャ語でイナゴマメを意味する「kerátiōn」
記念日協会認定
「ジュエリーデー」として認定・登録

1カラットが「200ミリグラム」と定められたのは、じつはわずか100年ほど前のことです。それ以前、宝石商たちは地中海沿岸に自生するイナゴマメ(キャロブ)の種を分銅がわりに使っていました。この植物の種は粒ごとの重さのばらつきが驚くほど小さく、天秤の基準として重宝されたのです。「カラット」という言葉そのものも、ギリシャ語でイナゴマメを意味する「kerátiōn(ケラティオン)」に由来します。

しかし国や地域によって使われるイナゴマメの産地が異なれば、種の重さも微妙にずれてきます。19世紀の終わりごろには0.1885グラムから0.2153グラムまで、実に10種類以上の「カラット」が世界各地で混在していました。この混乱を統一するため、1907年にパリで開かれた国際度量衡総会において「1カラット=200ミリグラム」という国際標準が合意されます。日本がこの国際単位を正式に採用したのが、1909年(明治42年)10月1日のことです。農商務省令第54号によって国内の宝石取引にメートルカラットが導入され、近代的な宝石流通の基盤が整いました。

この歴史的な日付をもとに、一般社団法人・日本ジュエリー協会が1986年(昭和61年)に10月1日を「宝石の日・ジュエリーデー」として制定しました。ジュエリーの魅力を広く伝えることを目的とし、のちに「ジュエリーデー」として日本記念日協会にも認定・登録されています。

宝石のカラット数が価値に直結するのは、原石の採掘において大きな石が非常に稀であるためです。ダイヤモンドの場合、1カラット(0.2グラム)の研磨済み石を得るためには、採掘した原石の約半分が削られることになります。さらに、ダイヤモンドの産出量そのものが少なく、宝石品質の原石に至っては採掘される岩石全体のごく一部に限られます。重さが2倍になっても価格は単純に2倍にはならず、希少性が増す分だけ価格は指数的に上昇します。

なお「カラット」には、宝石の質量を示す「ct(メートルカラット)」と、金の純度を示す「K(カラット)」という2種類の用法があります。純金を24Kとし、18金はその75%が金であることを意味します。同じ読みながらまったく異なる概念であるため、宝飾品を購入する際には単位の違いに注意が必要です。1本の指輪に「18K・0.3ct」と刻印があれば、18金の台座に0.3カラットの宝石が留められているという意味になります。

11月11日の他の記念日

11月11日のカレンダー情報

六曜 赤口
月齢 1.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)