戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー (記念日 11月6日)

戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー
制定年
2001年(平成13年)
制定機関
国連総会
日付
11月6日
湾岸戦争の油井火災
730本の油井が炎上
枯葉剤散布量
約7,200万リットル(ベトナム戦争)
英語表記
International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict

湾岸戦争では、イラク軍が撤退時にクウェートの油井730本に火を放ちました。炎上した油田からは1日あたり約250万バレルの原油が燃え続け、1万3千トンのばい煙と1万7千トンの硫黄酸化物が大気に放出されたと推計されています。クウェート沖では約400万バレルの原油が海に流出し、ペルシャ湾の生態系に壊滅的な打撃を与えました。これほどの環境被害がありながら、国際社会の関心は人的被害と政治的決着に向けられ、環境への影響は長らく記録されないままでした。

停戦が訪れても、環境の傷は癒えません。

こうした歴史的教訓を踏まえ、2001年(平成13年)11月の国連総会は、毎年11月6日を「戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー」として制定しました。英語では「International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict」と表記されます。ベトナム戦争では、1961年から10年間に約7,200万リットルの枯葉剤が散布されました。南ベトナムの国土の15%以上が対象となり、マングローブ林の半分が失われたとされています。ダイオキシンを含む汚染は土壌に残り、戦争終結から半世紀が過ぎた現在も、次世代への健康被害が報告され続けています。国連はこの記念日を通じて、井戸の汚染、農作物の焼却、森林の伐採、天然資源の破壊といった環境搾取の実態を広く知らしめることを目指しており、暮らしと生態系を支える自然が破壊された土地では停戦後も安定した生活の再建が難しく、恒久的な平和の構築を妨げる要因となることから、環境保護を紛争予防・平和維持・平和構築の戦略に組み込むことを各国に求めています。

11月6日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 神吉日、大明日
月齢 26.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)