本の日 (記念日 11月1日)

本の日
制定年
2017年(平成29年)
制定者
書店新風会
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
日付の由来
11と1が本棚に本が並ぶ姿に見えるため
書店数(2024年)
約1万918店(10年で3分の2以下に減少)
書店ゼロ市町村
全市町村の約27.7%(2024年3月時点)

11月1日は「本の日」です。数字の「11」と「1」を並べると、本棚に本が隙間なく並ぶ背表紙の列に見える——そのシンプルな発想が、この記念日の核心にあります。制定したのは「書店新風会」。東京都区内を除く全国各地の老舗有力書店が結集した、半世紀以上の歴史をもつ書店ネットワークです。

書店新風会は「出版界に新風を」をモットーに掲げ、地方書店が中央と同水準の出版物供給体制を維持することをめざして活動してきました。北海道から沖縄まで各地域のブロックで構成され、斬新な出版活動に光を当てる「新風賞」の主催でも知られています。2017年(平成29年)、一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されました。

日付に込められたメッセージはもう一つあります。「想像・創造の力は1冊の本から始まる」という言葉です。紙の本が読者に手渡してきたのは情報だけでなく、ページをめくるたびに広がるイメージの空間でした。書店新風会はこの記念日を、情操教育の一環としての「読書運動」を活性化する場としても位置づけています。

この記念日が生まれた背景には、書店業界の危機感があります。日本の書店数はピーク時の1990年代に約2万3,000店を数えましたが、2024年3月時点では約1万918店と10年で3分の2以下に減少。さらに「書店ゼロ」の市町村が全体の約27.7%に達しており、本との偶然の出会いが生まれる場所そのものが地図から消えつつあります。1日1軒のペースで閉店が続くとも言われるなか、「書店に足を運ぶきっかけをつくる」という11月1日の問いかけは、読書文化の灯を守ろうとする現場からの切実なメッセージです。

11月1日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 21.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)