陶器の日 (記念日 10月4日)
- 制定年
- 1984年(昭和59年)
- 制定者
- 日本陶磁器卸商業協同組合連合会
- 提唱
- 愛知県瀬戸市
- 由来(語呂)
- 陶瓷(とうし)→陶=10、瓷=4
- 語源の史料
- 造仏所作物帳(天平5年・733年)
- 事務局所在地
- 岐阜県多治見市
奈良・平安時代、釉をかけた陶器は「陶瓷(とうし)」と呼ばれていました。「陶」を十、「瓷」を四と見立てて10月4日を「陶器の日」とする——この語呂合わせの根拠は、天平5年(733年)に興福寺・西金堂の造営記録としてまとめられた「造仏所作物帳」にまで遡ります。日本での陶器の歴史がいかに長いかを示す一つの証拠です。
「陶器の日」を制定したのは日本陶磁器卸商業協同組合連合会で、1984年(昭和59年)のことです。提唱したのは陶器の町として知られる愛知県瀬戸市。「せともの」という言葉が陶磁器全般の代名詞として定着するほど、瀬戸は日本の焼き物文化の中心地として知られてきました。連合会の事務局は日本最大の陶磁器産地・岐阜県多治見市に置かれており、現在は「陶器の日」事業4団体協議会が運営を担っています。連合会の設立は1975年で、全国の陶磁器産地にある卸組合の連合組織です。
記念日の目的は、日常にある陶器の良さを改めて意識することです。
瀬戸焼の本格的な歴史は1242年、陶工・加藤四郎左衛門景正が瀬戸に質の高い粘土を発見して窯を開いたことに始まるとされています。鎌倉時代、他の産地がほとんど無釉の焼き物を作っていた中で、瀬戸はいち早く釉薬(うわぐすり)をかけた陶器を生産し、その技術が後の「せともの」としての地位を確立しました。江戸後期には陶工・加藤民吉が九州で磁器の製法を学んで持ち帰り、産地の復興に貢献したことも知られています。信楽焼は1250年の歴史を持つ日本六古窯の一つで、こうした各地の産地では10月4日前後にイベントや特別展示が行われることもあります。こうした積み重ねの上に、10月4日という記念日は立っています。
10月4日の他の記念日
10月4日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)