おいしい魚「アイゴ」を食べる日 (記念日 11月5日)
- 記念日の日付
- 11月5日(ア・イ・ゴの語呂合わせ)
- 制定・認定年
- 2023年(令和5年)
- 制定者
- 株式会社やまろ渡邉・海のレシピプロジェクト
- やまろ渡邉創業
- 明治41年(1908年)、大分県佐伯市
- アイゴの特徴
- ひれに毒の棘・未利用魚・体長約30cm
- プロジェクト始動
- 2022年8月(#アイゴプロジェクト)
ひれに毒の棘を持ち、獲れても捨てられてきた魚がいます。アイゴ——西太平洋の暖かい海に広く分布し、体長30センチほどに育つ白身魚です。独特の臭みがあるとされ、漁師からは「値のつかない魚」として長らく扱われてきましたが、実際に食べてみると歯ごたえのある白身に濃厚なうま味があります。
アイゴが注目されるようになった背景には、深刻な「磯焼け」問題があります。磯焼けとは、沿岸の海藻が著しく減少する現象で、海藻を旺盛に食べるアイゴがその一因とされてきました。海藻が消えると魚の産卵場所が失われ、磯の生きものも激減します。温暖化の影響も複合的に絡み合う問題ですが、アイゴを食べることで個体数を抑制し、磯焼けの軽減につなげようという発想が生まれました。
この流れを受けて2022年8月、株式会社やまろ渡邉と日本財団・海と日本プロジェクト「海のレシピプロジェクト」が「#アイゴプロジェクト」を始動させました。やまろ渡邉は明治41年(1908年)創業の大分県佐伯市にある老舗水産加工会社です。毒のある棘をハサミで除去し、3枚におろして塩水に漬け、約2時間乾燥させた「豊後水道のアイゴ一夜干し」は、フライパンで手軽に焼ける無添加の干物として商品化されました。11月5日の「おいしい魚『アイゴ』を食べる日」は、「ア(1)イ(1)ゴ(5)」の語呂合わせから設定され、2023年に日本記念日協会が認定しました。未利用魚を食卓に取り込むことで海の生態系の回復を後押しするという、食と環境保全をつなぐ試みです。干物以外にも刺身や唐揚げ、味噌汁の具材としても活用でき、新鮮なうちに適切に処理すれば臭みはほとんど気になりません。地元の漁師や料理人が工夫を重ねてきた食べ方を広めることが、海の豊かさを守ることにもつながっています。
参考リンク
11月5日の他の記念日
11月5日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)