てん菜・てん菜糖の日 (記念日 10月31日)

てん菜・てん菜糖の日
国内生産地
北海道のみ(国内シェアほぼ100%)
作付面積(令和5年産)
約5万1,200ヘクタール
収穫量(令和5年産)
約354万トン
根の糖度
15〜20%
国内砂糖へのシェア
国内産砂糖の約3分の2(てん菜糖)
栽培開始
1871年(明治4年)函館での試作が始まり

日本で消費される砂糖の約3分の2は、実はサトウキビではなくてん菜(ビート)から作られています。しかも、そのてん菜を育てているのは北海道だけ。国内生産量のほぼ100%を占める「一道独占」の農産物です。

てん菜はホウレンソウと同じヒユ科の植物で、カブのように肥大した根に糖分を蓄えます。「砂糖大根」とも呼ばれるその白い根には、15〜20%もの糖分が含まれており、秋に収穫した後、製糖工場でてん菜糖(グラニュー糖・上白糖など)へと加工されます。寒冷地でもたくましく育つ性質から、北海道の農業を支える基幹作物として、明治初期から栽培の歴史が刻まれてきました。

北海道でのてん菜栽培の始まりは1871年(明治4年)の函館での試作にさかのぼります。その後、1920年代に十勝地方で製糖工場が相次いで建設されると、栽培は急速に拡大。現在では道内各地で広く作られており、令和5年産の作付面積は約5万1,200ヘクタール、収穫量は約354万トンにのぼります。てん菜から生産された国内産糖は、輸入砂糖が席巻する市場の中で、食料自給率を支える貴重な存在となっています。十勝地方を中心に積み重ねられた産地の技術と経験は、日本の農業史においても特筆すべき成功例のひとつに数えられています。

10月31日の「てん菜・てん菜糖の日」は、JA北海道中央会が「てん(10)さい(31)」という語呂合わせにちなんで制定しました。ちょうど秋の収穫シーズンが佳境を迎えるこの時期、農家が丹精込めて育てたてん菜が続々と工場へ運ばれ、甘い砂糖へと生まれ変わっていきます。日常的に使っている砂糖の一粒一粒が、北海道の広大な畑と農家の努力から生まれていると知ると、食卓の風景が少し変わって見えてきます。

10月31日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 寅の日
月齢 20.5

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)