健康に役立つ咀嚼の日 (記念日 10月30日)

健康に役立つ咀嚼の日
記念日の日付
10月30日
制定者
小西デンタルクリニック(大阪府泉大津市)
認定年
2024年(日本記念日協会認定)
推奨咀嚼回数
一口30回
現代人の平均
600〜700回/食(戦前の約半分)
主な健康効果
免疫力強化・脳活性化・肥満予防

一口30回噛む——この習慣が、免疫力の強化から認知症予防まで幅広い健康効果をもたらすことをご存じでしょうか。「健康に役立つ咀嚼の日」は、大阪府泉大津市の小西デンタルクリニック院長・小西康三歯科医師が制定し、一般社団法人・日本記念日協会が2024年に認定した記念日です。日付は10月30日。食欲の秋「10月」と、一口あたりの推奨咀嚼回数「30回」を組み合わせた日付で、噛むことの大切さを多くの人に知ってもらうことを目的としています。

現代の食生活では、加工食品や柔らかい食べ物が増えたことで、一口あたりの咀嚼回数が大幅に減っています。戦前の日本人は一食で約1,400回噛んでいたとされる研究報告がありますが、現代人は600〜700回程度にとどまるという試算もあります。つまり、噛む回数が半分以下になっているのです。

咀嚼の健康効果は多岐にわたります。よく噛むことで唾液の分泌が促され、消化酵素アミラーゼが食べ物の分解を助けるだけでなく、唾液中の免疫成分IgAが口腔内の細菌やウイルスの侵入を防ぎます。また、咀嚼の刺激は脳血流を増加させ、前頭前野を活性化することが画像研究で確認されており、記憶力や集中力の向上、さらには認知症リスクの低減につながることが期待されています。

肥満予防の観点からも注目されます。よく噛むことで食事時間が長くなり、満腹中枢が刺激されるタイミングが食べ過ぎる前に訪れます。早食いの人は肥満リスクが高いことは複数の疫学調査で示されており、30回噛む習慣はシンプルながら実践的なダイエット法ともいえます。子どもの発育においても咀嚼は欠かせません。顎の骨や筋肉への適切な刺激が歯並びの形成に関わり、歯科矯正の必要性を減らす可能性があります。小西デンタルクリニックが記念日制定を通じて伝えようとしているメッセージは、歯科医療の枠を超えた「食べ方から変える健康づくり」です。

意識的に30回噛もうとすると、最初はかなり不自然に感じるかもしれません。慣れないうちは、一口ごとに箸を置く「置き箸」の習慣が助けになります。食材を大きめに切る、歯ごたえのある野菜や雑穀を取り入れるといった工夫も有効です。毎年10月30日のこの日を、自分の食べ方を見直すきっかけにしてみてください。

10月30日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、大明日
月齢 19.5

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)