鳥羽の日 (記念日 10月8日)

鳥羽の日
記念日認定
2023年、日本記念日協会認定
海女の集中度
全国の海女の約半数が鳥羽・志摩に集積
海女漁の歴史
約2,000年前の弥生時代から続く
日本遺産
2017年「海女に出逢えるまち鳥羽・志摩」認定
伊勢神宮への奉納
国崎の海女が獲ったアワビを熨斗鰒に加工し奉納
主な特産品
アワビ・サザエ・イセエビ・牡蠣など海産物

全国の海女のうち約半数が、三重県鳥羽・志摩に集中しているという事実はあまり知られていません。その鳥羽市が地域の魅力を発信するために設けた記念日が、10月8日の「鳥羽の日」です。「と(10)ば(8)」という語呂合わせから生まれたこの日は、2013年に鳥羽青年会議所の呼びかけで始まり、2023年に日本記念日協会に正式認定されました。

鳥羽市は伊勢湾の出口に位置し、リアス式海岸が生み出す複雑な地形が豊かな漁場を形成しています。弥生時代にまで遡るとされる海女漁の歴史は約2,000年。市内の白浜遺跡からはアワビの貝殻やアワビオコシが大量に出土しており、古来よりこの地が海の恵みとともに歩んできたことを物語っています。平安時代の「延喜式」には「志摩の潜女(かづきめ)」の記録が残り、海女が獲ったアワビや海藻が都へ納められていたことが分かります。

現代においても、鳥羽市国崎の海女が獲ったアワビは「熨斗鰒(のしあわび)」という干物に加工され、毎年欠かさず伊勢神宮に奉納されています。酸素ボンベを一切使わず、自らの息だけを頼りに海中へ潜るこの漁法は、日本と韓国にのみ受け継がれる希少な文化です。2017年には「海女(Ama)に出逢えるまち 鳥羽・志摩」として日本遺産にも認定されました。

「鳥羽の日」には市内の観光施設や飲食店、商店が一斉に限定商品・特別サービスを提供します。鳥羽水族館をはじめとする施設では毎年独自のイベントが企画され、地域全体でこの日を盛り上げる仕掛けが整えられています。令和2年度からは10月1か月まるごと「鳥羽の月」として位置づけられ、鳥羽商工会議所が事務局を担う実行委員会がイベントを束ねています。

観光と漁業が深く結びついた鳥羽市ならではの記念日は、単なる語呂合わせを超えて、2,000年の海の記憶を現代に伝える一日でもあります。

10月8日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 一粒万倍日、神吉日
月齢 27.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)