50〜60代男性の関心が高いと判明、認知症保険データ公開

認知症保険データ公開

開催期間:12月16日〜1月15日

認知症保険データ公開
誰が一番認知症保険に関心あるの?
解析ではプロモーションバナーのCTRで60代男性が最も高く、次いで50代男性が続きます。女性も50〜60代で関心はあるが男性ほど年代差は顕著ではありません。
既往歴と関心の関係はどうなってるの?
パシャっとカルテの医療データとアンケート分析で、高血圧や糖尿病の既往歴を持つ人に関心が多いことが判明。生活習慣病があるほど将来リスクや家族負担を意識し保険検討に結びついています。

50〜60代を中心に高まる認知症保険への関心──クリックデータが示す年代・性別の傾向

Arteryex株式会社は、PHR(Personal Health Record)アプリ「パシャっとカルテ」上で実施した認知症保険プロモーションのデータを集計・分析し、レポートを公開しました。調査の実施期間は2024年12月16日〜2025年1月15日、対象は「パシャっとカルテ」登録ユーザーです。プレスリリースの公開日時は2025年12月10日 15時30分となっています。

解析の中心はプロモーションバナーのクリック率(CTR)で、年齢・性別ごとの興味関心の違いを明確にしています。結果として、60代男性が最も高い関心を示し、次いで50代男性が高いクリック率を示しました。女性では50〜60代に関心の高い層が見られるものの、男性ほど年代差は顕著ではありません。

パシャっとカルテ×認知症保険のプロモーションデータを公開 画像 2

クリック行動と家族との会話の関連

追加アンケートでは、認知症保険に関心を示した層の多くが「もの忘れ」「記憶力低下」を家族と話題にした経験があると回答しています。これにより、家族とのコミュニケーションが保険検討の一つの契機になっている可能性が示唆されます。

プロモーションバナーという接点から、ユーザーが実際の生活上の不安や家族とのやりとりを背景に行動している点がデータから読み取れます。

パシャっとカルテ×認知症保険のプロモーションデータを公開 画像 3

既往歴との関連性:高血圧・糖尿病を抱える層の関心が高い

「パシャっとカルテ」に記録された医療データとアンケート結果を組み合わせた分析では、認知症保険に関心を示したユーザーに占める既往歴・現病歴として最も多かったのは高血圧、次いで糖尿病でした。

この結果から、生活習慣病を抱える人ほど将来の健康リスクに対する意識が高く、保険商品への関心につながりやすいという傾向が把握されます。生活習慣の管理と併せてリスク対策として保険を検討する動機が生まれていると考えられます。

データの取り扱いと分析の特徴

本調査は、PHRに記録された医療情報(既往歴・現病歴)と、アプリ利用者による行動データ、さらにアンケートを統合して行われました。これにより、単一の自己申告データだけでは見えにくい実務的な示唆が得られています。

主な既往歴
高血圧、糖尿病が上位
分析対象
パシャっとカルテ登録ユーザーの行動データ+医療データ+アンケート

「家族に迷惑をかけたくない」が最も多い理由──ライフステージと心理的要因

アンケートの自由回答や選択肢集計の結果、全世代で最多の回答が「家族に迷惑をかけたくない」というものでした。特に60代男性ではこの回答が90%を超え、退職などライフステージの転換期に伴う不安の増幅が背景にあると分析されています。

世代別・性別での心理的傾向を明確に示す結果であり、保険商品設計やコミュニケーション設計において、単なる疾病リスクだけでなく家族・生活の側面を重視したメッセージが有効であることが示唆されます。

アンケートの主な設問と結果ポイント

  • 「認知症になりたくない理由」では全世代で「家族に迷惑をかけたくない」が最多。
  • 60代男性の割合は90%超で、ライフステージ変化との関連が示唆。
  • 関心を示した層は家族との会話で記憶の変化を話題にした経験が多い。

ClickReportの役割とArteryexの事業概要、調査の利点

本分析はArteryexが提供する生活者インサイト調査サービス「ClickReport」によって実施されました。ClickReportはPHRアプリ利用者の行動データ・医療データとアンケートを組み合わせることで、健康・生活習慣領域の商品企画や保険のマーケティングに活用できるインサイトを取得するサービスです。

ClickReportで提供される主な成果物とメリットは次の通りです。

成果物・提供内容 説明
定量アンケートのrawデータ 加工されていない生の結果を提供
記事コンテンツ アンケート結果を基に作成された記事。オウンドメディアやIR、営業資料に活用可能
業界におけるブランディング 共同調査として記事を公開することで、認知度や専門性を高める効果

最大の利点は、最短1ヶ月という短期間での実施と、35万円からという低コストで質の高い調査レポートと記事コンテンツを入手できる点です。取得したアンケート結果の利用は自由であり、幅広いマーケティング活動に活用できます。

Arteryexの事業とPHRの活用

Arteryexは「医療データを患者自身が管理し、自分の『資産』として運用する『健康銀行』構想」を掲げ、医療情報管理アプリ「パシャっとカルテ」を中心にサービスを提供しています。PHRデータを活用した医療情報プラットフォーム事業や、ヘルスケア領域でのシステム・アプリの受託開発も手がけています。

同社はPHRデータの正しい二次利用を促進し、さまざまなサービスとの連携を進めています。調査・分析サービスを通じて、事業者が利用者の実態に即した商品設計や施策立案を行うことが可能です。

調査概要と問い合わせ先の要点整理

ここでは本プレスリリースで示された主要事項を一覧にして整理します。調査の基本情報、主な分析結果、提供サービス、会社情報、問い合わせ先を網羅しています。

以下の表は本記事で取り上げた内容を簡潔にまとめたものです。調査期間・対象・主な所見・サービスの価格や提供物・会社連絡先を確実に把握できます。

項目 内容
リリース日 2025年12月10日 15時30分
調査期間 2024年12月16日〜2025年1月15日
対象 パシャっとカルテ登録ユーザー
主な分析手法 プロモーションバナーのクリックデータ(CTR)とPHR医療データ、アンケートの統合分析(ClickReport)
主要所見 60代男性の関心が最も高く、次いで50代男性。関心層に高血圧・糖尿病の既往歴が多い。認知症を望まない理由は「家族に迷惑をかけたくない」が最多(特に60代男性で90%超)。
ClickReportの提供物 rawデータ、記事コンテンツ、共同調査によるブランディング効果
価格・期間の目安 最短1ヶ月、35万円から
会社名・設立日 Arteryex株式会社/設立日:2018年2月1日
所在地 東京都千代田区外神田6-6-1 斎藤ビル2階・4階
代表取締役 李 東瀛
事業内容 医療情報管理アプリ「パシャっとカルテ」の開発・運営、医療情報プラットフォーム提供、医療分野向けシステム・アプリ開発
営業時間 平日11:00〜18:00
WEB / 問い合わせ https://arteryex.biz/E-mail: sales@arteryex.biz(広報:脇坂)
ビジネスカテゴリ・キーワード 医薬・製薬 / PHR、認知症、保険
その他 プレスリリース内の画像ファイルのダウンロードが可能

以上が本調査の要点整理です。クリック行動やPHRデータといった多面的な情報を統合することで、保険やヘルスケア商品に関する消費者理解が深まることが本分析から示されています。問い合わせや詳細なデータ提供については、Arteryex社の広報またはWebサイトを通じて案内されています。