専修大レスリングが遺伝子検査で選手強化
ベストカレンダー編集部
2025年12月10日 18:11
専修大レスリング遺伝子強化
開催期間:7月1日〜10月31日
専修大学レスリング部とKEAN Healthが始めた遺伝子検査を軸とする強化プロジェクト
ゲノム情報の社会実装を掲げるヘルステック企業、株式会社KEAN Health(本社:東京都港区、代表取締役:山路 恵多)は、専修大学体育会レスリング部と連携し、遺伝子検査を活用した強化プロジェクト「SENSHU WRESTLING BOOST」を開始しました。発表は2025年12月10日15時39分付のプレスリリースで公表されています。
本プロジェクトは、専修大学レスリング部が掲げる「大学団体日本一」という目標達成に資することを目的に、選手の遺伝的特性を客観的に可視化し、コーチと連携して個別最適化された強化プランを作成・検証する継続的な取り組みです。KEAN Healthは遺伝子検査の結果を選手専用の分析レポートとして作成し、トレーニングや栄養管理へ具体的に反映させることを示しています。
プロジェクトの公式情報と発表元
プレスリリース原文における関連リンクとして、プロジェクト紹介ページとchatGENE for Sportsの窓口が示されています。SENSHU WRESTLING BOOSTの詳細は下記リンクで案内されています。
・SENSHU WRESTLING BOOST(KEAN Health):https://keanhealth.jp/lp?u=chatGENE-for-Sports-article-003
また、chatGENE for Sportsの案内はhttps://keanhealth.jp/shop/pages/chatgene-sports にて公開されています。問い合わせ先は広報担当のメールアドレス press@keanhealth.co.jp と明記されています。
SENSHU WRESTLING BOOSTの実施内容(2025年7月〜10月)と選手への提供
本プロジェクトは2025年7月から10月にかけての実施プログラムを第1フェーズとして実行しました。プログラムの中心は選手が自身の遺伝的特性を理解し、それを日常のトレーニング・栄養に反映させることにあります。単なるデータ提供に終わらず、コーチと連携して個別プランを策定し、効果検証までを含めた継続的支援を基本としています。
第1フェーズで行われた主要な活動は、事前講義、遺伝子検査の実施と分析、結果解説講義の三点です。以下に各項目の内容を整理します。
事前講義・検査・結果解説の流れ
事前講義では遺伝子検査がレスリングの競技力向上にどのように役立つかを説明し、遺伝子とスポーツの関係に関する基礎理解を促しました。実際の検査では採取したサンプルに基づき解析を行い、選手一人ひとりの能力を11項目に分けて評価しています。
検査結果は選手専用のレポートとしてまとめられ、筋肉のタイプや瞬発力、持久力などレスリングに関連する要素ごとに、遺伝子レベルで高めるための運動法や必要な栄養素が具体的に記載されました。結果解説講義では、得られたデータに基づきトレーニング方法や摂取すべき栄養素の詳細説明が行われ、選手とコーチが日々の実践に落とし込めるように設計されています。
- 事前講義
- 遺伝子検査の意義やスポーツパフォーマンスとの関連性を解説。
- 検査実施と結果分析
- 11項目に分けて能力を評価し、運動法や栄養素を含む個別レポートを作成。
- 結果解説講義
- トレーニングや栄養摂取の実践方法を講義形式で提示。
遺伝子検査による具体的な気づきとして、選手からは以下のような声が報告されています。これらはプログラムの講義を通じて得られた具体的な反応です。
- 自己認識では低いと感じていた能力が、遺伝子的には高いポテンシャルを持っていることが分かり驚いた。
- 普段試合直前に摂取しているカフェインについて、代謝速度が人によって異なることを知り、効果を最大化する摂取のタイミングが重要であると理解できた。
これらの気づきに基づき、選手の多くがすぐにトレーニングや生活習慣に検査結果を取り入れ始めたという報告があります。
chatGENE for Sportsの位置付けと提供サービス
「chatGENE for Sports」は2025年6月に開始されたプロジェクトで、遺伝子検査を活用してアスリートの特性を可視化し、トレーニングやパフォーマンス向上を支援することを目的としています。
開始から3か月で200名以上のアスリート支援実績が報告されており、対象は競技種目やレベルを問わず幅広く設定されています。スローガンは「Win by GENE – 遺伝子で己を強くする -」です。
具体的な支援内容
chatGENE for Sportsが提供する支援の主要項目は以下のとおりです。
- 遺伝子検査の実施
- アスリート専用スポーツ遺伝子タイプ分析(スポーツに関わる30以上の遺伝子解析)
- チームやアスリートのファン向けコンテンツ制作(選手の遺伝子タイプを活かしたオリジナルコンテンツ)
特に遺伝子タイプ分析では、30以上の遺伝子解析結果と本人の自己認識を照らし合わせ、強化すべきポイントや最適なトレーニング方針、栄養管理の提案を行うと説明されています。
公式サイト:https://keanhealth.jp/shop/pages/chatgene-sports
プロジェクトロゴ・専修大学レスリング部の沿革・KEAN Healthの企業情報と問い合わせ
プロジェクトの象徴としてオリジナルロゴが作成されました。ロゴは専修大学のシンボルカラーであるグリーンを基調に、レスリングの「力強さ」と「しなやかさ」をデザインで表現していると明記されています。ロゴはプロジェクトの理念や専修大学レスリング部の競技特性を視覚化する目的があります。
専修大学体育会レスリング部のプロフィールもプレスリリースで紹介されています。創部は昭和10(1935)年で、昭和7(1932)年のロサンゼルスオリンピックのレスリング種目に啓発されて創設された歴史があります。戦後は昭和43(1968)年のメキシコ大会からバルセロナ大会にかけて多数のオリンピック選手を輩出し、日本に金メダル2個・銅メダル2個をもたらしてきたと記載されています。現在の目標は大学団体日本一です。
- 株式会社KEAN Health(企業概要)
- 社名:株式会社KEAN Health(キーンヘルス)
- 本社所在地:東京都港区芝浦3丁目14番18号 キャナルスクエア芝浦4階
- 代表取締役:山路 恵多
- 事業のビジョン:ゲノムや遺伝子を生活者にとって身近なものにし、バイオトランスフォーメーションを通じて社会課題の解決に貢献すること
- ホームページ:https://keanhealth.co.jp/
問い合わせ先(広報担当):press@keanhealth.co.jp。プレスリリース内の画像やプレスキットはダウンロード可能とされています。掲載されているカテゴリは「スポーツ」「フィットネス・ヘルスケア」、商品サービスとしての位置付けも明記されています。
プレスリリースで示されたキーワードには「専修大学」「大学」「スポーツ」「遺伝子検査」「人材育成」「オリンピック」「レスリング」「コラボ」「教育」「アスリート」などが含まれ、プロジェクトがスポーツ現場と教育・人材育成領域を結びつける意図が読み取れます。
記事の要点整理(表形式)
以下の表は、本稿で触れたSENSHU WRESTLING BOOSTプロジェクトと関連情報を項目ごとに整理したものです。主要な日付、実施内容、問い合わせ先などをまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | SENSHU WRESTLING BOOST |
| 発表日 | 2025年12月10日 15時39分(プレスリリース) |
| 主催・実施 | 株式会社KEAN Health(本社:東京都港区、代表:山路 恵多) |
| 対象 | 専修大学体育会レスリング部(オリンピックメダリストを輩出する名門部) |
| 第1フェーズ実施期間 | 2025年7月〜10月 |
| 実施内容 | 事前講義、遺伝子検査と11項目分析、選手専用レポート作成、結果解説講義、個別最適化プランの策定と検証 |
| 検査で得られる主な評価項目(例) | 筋肉タイプ、瞬発力、持久力、カフェイン代謝など(全11項目に分けて分析) |
| 関連プロジェクト | chatGENE for Sports(2025年6月開始、30以上の遺伝子解析、開始後3か月で200名以上支援) |
| 公式リンク | https://keanhealth.jp/lp?u=chatGENE-for-Sports-article-003 https://keanhealth.jp/shop/pages/chatgene-sports |
| 問い合わせ | 広報担当:press@keanhealth.co.jp |
| 企業ホームページ | https://keanhealth.co.jp/ |
上の表は、プロジェクトの基本情報を正確に把握するための要点をまとめたものです。事前講義から個別化プランの実践・検証までを含むプログラム設計、移行フェーズの実施時期やchatGENE for Sportsの広がり、企業の問い合わせ窓口など、プレスリリースに記載された情報は網羅して整理しました。
本稿はプレスリリースの内容を基に編集部の視点でまとめた報告であり、記載された日付・数値・リンク・連絡先等は公表された情報に準拠しています。