価格.comが発表　プロダクトアワード2025受賞製品まとめ

物価高時代に支持された「高コスパ」と「進化した定番」

株式会社カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」は、2025年12月10日（水）15時00分に、ユーザー投票・レビューに基づく「価格.comプロダクトアワード2025」を発表しました。本アワードは2006年の開始以来、年末恒例の企画として今回で20回目を迎えています。

プレスリリースは同日付で公開され、発表本文には受賞製品一覧、総評、選出方法の詳細、価格.comのサイトデータおよび会社概要が含まれています。発表の全文や関連情報は公式ページ（https://kakaku.com/productaward/）で確認できます。

発表背景と総評の要旨

価格.com編集長・鎌田剛氏による総評では、2025年のアワードは進行する物価高とそれに伴う節約志向が色濃く反映された結果になったとされています。目新しさよりも、価格に見合った価値を提供する「高コスパ」製品や、長年の改良で完成度を高めた「定番シリーズ」の強さが際立ったと評価しています。

本文では、「最新技術を詰め込んだ高額フラッグシップ」ではなく「生活に即した十分な性能を持つベーシック・ミドルクラス」の製品が多く選出されたこと、欠点が少なく購入後の満足度が高い『完成された製品』が支持された点が明記されています。総評の全文は公式特設ページで公開されています（https://kakaku.com/productaward/）。

部門大賞の顔ぶれと各製品の受賞カテゴリ

価格.comプロダクトアワード2025では、15部門を対象に各部門で最もユーザー支持の高かった1製品を「部門大賞」として発表しています。集計対象期間は2024年10月19日～2025年10月18日で、この期間内に発売された製品かつレビュー数の基準を満たすことが条件です。

以下の

各大賞の選出理由と注目点

編集長の総評にある通り、多くの部門で選ばれた製品は「高価格帯の尖った機能」よりも「日常で使いやすくコストパフォーマンスに優れる点」が評価されています。たとえば、パソコン・タブレットの両部門でApple製品が選出されつつも、選択されたモデルは用途に適した性能と価格のバランスが取れている点が特徴です。

カメラ、パソコンパーツ、生活家電、空調などの分野では、長年にわたり改良されてきた定番シリーズや、性能と価格のバランスを重視したミドルレンジ製品が受賞しています。これはユーザーのレビューに基づく評価に起因するものであり、実際の購入後満足度が高かったことが大きな要素です。

選出方法・集計期間・対象範囲の詳細

価格.comプロダクトアワードは、販売数ランキングや一部専門家の選定によるものではなく、価格.comユーザーのレビューなどを独自のポイント集計で評価して各賞を決定します。ユーザー視点での満足度が反映されやすい点が特徴です。

集計対象期間は2024年10月19日〜2025年10月18日で、この期間に発売された製品が選考対象となります。レビュー数が一定数に満たない製品や、レビュー投稿キャンペーンなど特定目的の投稿による影響が大きいと判断される製品は選考対象外です。

対象部門・カテゴリと表彰の仕組み

対象は価格.comの取扱い製品カテゴリの中でもアクセス数の高い15部門、計53カテゴリです。部門ごとに最も高い支持を得た1製品を「部門大賞」として選出し、カテゴリ内上位3製品を「部門賞（金・銀・銅）」として表彰します。ただし条件を満たさない場合は上位1〜2製品のみの表彰となる場合があります。

各賞の具体的な選定基準や詳細は公式の詳細ページ（https://kakaku.com/productaward/2025/aboutaward.html）で公開されています。ユーザーのレビューや評価点、投稿数などを考慮した独自集計に基づくため、販売量や話題性だけでは評価されにくい「隠れた逸品」が選ばれやすいことが明示されています。

価格.comの利用実態と企業情報

プレスリリースには、価格.comの利用状況や会社概要も明記されています。2025年9月時点のサイトデータによると、月間利用者数は3,172万人、月間総ページビューは2億5,382万PVです。利用者内訳はPCが1,025万人、スマートフォンが2,147万人となっています。

利用者数の計測方法についても注釈があり、ブラウザベースでの計測により一部で重複が生じる可能性がある点、機械的なアクセスの排除に努めている旨が記載されています。

会社名

株式会社カカクコム

所在地

東京都渋谷区恵比寿南3丁目5番7号 デジタルゲートビル

代表取締役

村上 敦浩

事業内容

サイト・アプリの企画運営、各種プラットフォームの提供

運営サイト一覧

https://corporate.kakaku.com/company/service

この記事の要点整理（受賞一覧と主要データ）

ここまでに示した受賞製品と関連データをわかりやすく表にまとめます。発表日時、集計期間、主要サイト指標、そして受賞製品のまとまった一覧を確認できます。

以下に受賞製品の要約を改めて箇条書きで示します。これらはプレスリリースで公開された「部門大賞」の全一覧です。

• パソコン部門：Apple／Mac mini MU9D3J/A（Mac デスクトップ）
• タブレット部門：Apple／iPad 11インチ (A16) Wi‑Fi 128GB（タブレットPC）
• カメラ部門：ニコン／Z50II（デジタル一眼カメラ）
• パソコン周辺機器部門：ロジクール／M196（マウス）
• パソコンパーツ部門：AMD／Ryzen 7 9800X3D（CPU）
• 映像部門：パナソニック／4Kディーガ DMR-4TS204（ブルーレイ・DVDレコーダー）
• オーディオ部門：パナソニック／Technics EAH-AZ100（イヤホン・ヘッドホン）
• 生活家電部門：Shark／EVOPOWER SYSTEM STD CS102JGY（掃除機）
• 空調家電部門：ダイキン／S225ATES（エアコン・クーラー）
• 調理家電部門：シャープ／ヘルシオ トースター AX-WT1（トースター）
• 美容・健康家電部門：パナソニック／イオニティ EH-NE7M（ヘアドライヤー）
• ゲーム部門：任天堂／Nintendo Switch 2（ゲーム機本体）
• 自動車・カー用品部門：スズキ／ジムニー ノマド（自動車（本体））
• スマートウォッチ部門：Xiaomi／Xiaomi Smart Band 9 Pro（スマートウォッチ・ウェアラブル端末）
• スマートフォン部門：シャープ／AQUOS sense9（スマートフォン）

以上の情報は、2025年12月10日に株式会社カカクコムが公開したプレスリリースに基づくものであり、集計期間や選考基準、除外条件などの詳細は公式ページ（https://kakaku.com/productaward/2025/aboutaward.html）で確認できます。今回の受賞一覧はユーザーのレビューと満足度を重視した選出結果を反映しており、「価格に見合う価値」と「確実な使い勝手」を重視する消費者の評価傾向を示しています。