12月17日開幕|ミャクミャク報道写真展の見どころ
ベストカレンダー編集部
2025年12月10日 16:03
ミャクミャク報道写真展
開催期間:12月17日〜1月5日
万博公式キャラクター「ミャクミャク」の誕生から閉幕までを写真で追う意義
あべのハルカス近鉄本店は、2025年12月17日(水)から2026年1月5日(月)まで、共同通信社主催による「大阪・関西万博報道写真展」をウイング館9階 催会場で開催します。本展は、2025年に開催された大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に焦点を当て、誕生期から会期中の活躍、閉幕に至るまでの流れを報道写真でたどるものです。
入場料は無料で、会期中の2026年1月1日(木・祝)は休業日、最終日は17:00に閉場します。この記事では、展示の構成と見どころ、収録される写真の具体例、制作背景や社会的影響、会場で得られる情報を整理して伝えます。プレスリリースは株式会社近鉄百貨店が2025年12月10日13時00分に発表しています。
展示の構成と各章の見どころ
本写真展は第1章〜第5章の五つのパートに分けて、時間軸とテーマごとに「ミャクミャク」の歩みを整理しています。各章には報道写真を中心に、出来事の場面や人々の表情、会場の空気を伝えるカットが並び、単なるキャラクター紹介を超えた社会的文脈を示す構成です。
以下で各章ごとの収録内容と写真例を具体的に紹介します。章ごとに掲載される写真は、発表・イベント・会期中の主要な出来事を時系列で見せる構成になっており、来場者が万博とキャラクターの関係性を視覚的に追えるよう工夫されています。
第1章『ミャクミャク誕生』
第1章は「ミャクミャク」が公式キャラクターとして誕生する過程を記録した写真群を中心に構成されています。デザイン発表や名称決定の場面を含み、開発側の意図や選考経緯を写真を通して伝えます。
収録される写真の具体例は次の通りです。発表時の緊張感や期待感が伝わるカットが並びます。
- 大阪・関西万博の公式キャラクターに選ばれた最優秀作品(2022年3月22日)
- 開幕1000日前イベントで公式キャラクター名称発表(2022年7月18日)
第2章『人気への脈動』
第2章では、誕生直後から広がった関心の動きを追います。SNSやメディアで注目を集めた瞬間、若い世代を中心に拡がっていった機運醸成の場面を中心に構成されています。
ここでの写真は、都市景観や夜景とキャラクターが織りなす対比や、公共的空間でのシンボル性を示すカットが多く含まれます。具体的な写真例は以下の通りです。
- ライトアップされた東京タワーと万博公式キャラクター「ミャクミャク」(2023年11月30日)
第3章『ミャクミャクショップ』
第3章は商品展開とPR拠点としてのショップをテーマに、公式グッズや店舗での様子を収めた写真を中心に構成されます。ここからは商業的側面と来訪者の交流の場としての顔が見えてきます。
展示される写真例には、あべのハルカス近鉄本店に開設された第1号の特設店舗内で並ぶ公式グッズの様子が含まれます。ショップの写真は、来場者の手に渡るプロダクトとしての「ミャクミャク」を実感させる資料です。
- あべのハルカス近鉄本店に開設された特設店舗に並ぶ公式キャラクター「ミャクミャク」を用いたグッズ(2023年4月12日)
第4章『万博の顔』
第4章は、万博の会場内外で来場者と直接触れ合い、イベントやコラボレーションを通じて存在感を示した「ミャクミャク」の記録です。ここでは国内外のパビリオンや著名人、他の人気キャラクターとの共演が写真で再現されます。
収録写真の例は、開幕期から会期中にわたる代表的な場面を含みます。来場者の列やモニュメントの前での撮影、イベント参加の瞬間など、躍動感あるカットが並びます。
- 万博が開幕し、来場者を迎える公式キャラクター「ミャクミャク」(2025年4月13日)
- 「ミャクミャク」のモニュメント像前で写真撮影のために並ぶ来場者(2025年8月28日)
第5章『スーパースターの遺産』h3>
第5章は、会期を通して生まれた象徴性と、閉幕に伴う総括的な記録を収めた章です。万博の象徴としての像に集う人々の姿や、最終日の別れの瞬間など、集大成としての写真群が展示されます。
ここでの写真は184日間の会期を振り返る性格を持ち、閉幕日に撮られた「最後の一枚」を含む、記憶の蓄積を視覚化する役割を果たします。具体例は以下の通りです。
- 大屋根リングで行われたパレードで「ミャクミャク」が参加国の国旗などを先導(2025年10月13日)
- 閉幕日、最後の「ミャクミャク」像を写真に収める来場者(2025年10月13日)
制作背景と社会における位置づけ
「ミャクミャク」のデザインは絵本作家・山下浩平さんが手がけ、作者は「みんなが遊べる余白を残したくて、不思議な生き物にした」と語っています。名称「ミャクミャク」は約3万3千件の応募から選ばれ、発表当初から広く親しまれました。
誕生後はSNSをはじめとしたメディア露出を通じて若い世代を中心に人気を拡大し、ライトアップやコラボレーション、公式ショップの展開を通じて万博全体の機運形成に寄与しました。本写真展はこうした現象を報道写真という客観的な記録で整理し、出来事の背景にある人々の思いや時代の空気を伝える試みです。
- 作者
- 山下浩平(絵本作家)
- 名称決定までの応募数
- 約3万3千件
- 関連する主な露出
- 東京タワーライトアップ(2023/11/30)、特設ショップ開設(2023/4/12)など
会場案内と情報のまとめ
本写真展の主催は共同通信社、会場はあべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階 催会場です。会期は2025年12月17日(水)〜2026年1月5日(月)で、休業日は2026年1月1日(木・祝)、最終日は17:00閉場となっています。入場は無料です。
本章では、展示に関する基本情報を整理し、記事の内容を表形式で再掲します。展覧会の構成や収録写真の具体例、発表元などを一覧にまとめることで、展覧会の全体像を確認しやすくしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 大阪・関西万博報道写真展 |
| 主催 | 共同通信社 |
| 会期 | 2025年12月17日(水)〜2026年1月5日(月) 休業日:2026年1月1日(木・祝)/最終日17:00閉場 |
| 会場 | あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階 催会場 |
| 入場料 | 無料 |
| 展示構成 | 第1章『ミャクミャク誕生』 第2章『人気への脈動』 第3章『ミャクミャクショップ』 第4章『万博の顔』 第5章『スーパースターの遺産』 |
| 写真例(抜粋) | 公式キャラクター最優秀作品(2022/3/22)/名称発表(2022/7/18)/東京タワーライトアップ(2023/11/30)/特設店舗のグッズ(2023/4/12)/会期中の来場風景(2025/4/13、2025/8/28)/閉幕日の記録(2025/10/13) |
| プレスリリース | 株式会社近鉄百貨店(発表日:2025年12月10日 13:00) |
写真展は報道写真の形式で「ミャクミャク」という存在を通し、万博に伴う出来事と人々の反応を時系列で示す構成になっています。展示内容の詳細は会場で提示されるキャプションや説明パネルにて確認でき、五つの章を通じて万博という一過性のイベントが残した記録としての意味が整理されています。