伝説復活:RazerがBoomslang 20周年版を発表
ベストカレンダー編集部
2025年12月10日 14:06
Boomslang 20周年発表
開催日:12月10日
伝説の復活:Razer Boomslang 20周年記念エディションの全体像
Razer Japan株式会社は2025年12月10日 11時46分付のリリースで、伝説的なゲーミングマウスの復刻版となる「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」を発表した。発表自体は米国カリフォルニア州アーバインから2025年12月9日に行われ、Razerの20年にわたる技術とデザインの歩みを象徴する限定モデルとして位置づけられている。
本モデルは、世界初のゲーミングマウスとして知られる初代Boomslangのデザイン要素と精神を忠実に受け継ぎつつ、現代の競技ゲーマーが求める最先端のハードウェアを組み合わせた製品として再構築されている。グローバル展開においては全世界で1,337台限定、各個体にシリアルナンバーが刻印されるコレクターズエディションである。
オリジナルの継承と現代化されたデザイン要素
Boomslangの象徴的な特徴である独特のシルエットやトランスルーセントの外観は、20周年モデルでも中心的なデザイン要素として残されている。PUレザーで覆われたメインボタンを含むボディは、クラシックなエルゴノミクスを継承しつつ現代的な仕上げを施している。
本章では外観と操作性に関する主要なポイントを整理する。左右対称デザインにより、あらゆる握り方に対応できること、PUレザー仕上げボタンが上質な触感と高いグリップ力を提供する点、そしてトランスルーセントなビジュアルを再解釈した9ゾーンRazer Chroma™ RGBライティングにより、視覚的な再現性とカスタマイズ性を両立している点が特に注目される。
エルゴノミクスと素材
左右対称の外形はオリジナルBoomslangを踏襲しており、さまざまなプレイスタイルに対応できる設計だ。PUレザー仕上げのメインボタンは、クラシックな触感を求める層にも配慮した仕様となっている。
素材と仕上げは操作性だけでなく視覚面の統一感も重視され、同梱のMouse Dock Proやトランスルーセントデザインとの調和が図られている。
ライトとカスタマイズ性
9ゾーンのRazer Chroma™ RGBは各ゾーンで1,680万色の設定が可能で、300を超えるChroma対応ゲームとの同期が行える。視覚的な表現は初代のトランスルーセント感を現代のライティング技術で再現している。
カスタマイズはRazer Synapseを介して行い、8つのプログラマブルコントロールや高度なマクロ設定によってパーソナライズされたプロファイル作成が可能だ。競技シーンやストリーミングなど用途に応じた最適化が行える。
コアテクノロジー:性能仕様とエンジニアリング
Boomslang 20周年記念エディションは、オリジナルの革新性を継承しつつ、現代の最先端技術で性能を大きく向上させている。本章では主要な技術仕様を詳述する。
以下の仕様はRazer発表のまま記載する。数値や耐久性は設計上の公称値であり、実使用環境によって差が生じる場合がある旨も併せて留意すること。
センサーと分解能
搭載されるのは「Razer Focus Pro 45K オプティカルセンサー Gen-2」で、最大45,000 DPI、および99.8%の分解能精度をうたうセンサーだ。初代Boomslangが採用していた2,000 DPIのボールセンサーから大幅な飛躍を遂げており、精密なトラッキングが要求される競技環境に対応する。
高DPI設定は競技用途における操作の自由度を高めるが、最適な設定は個々のプレイヤーの感覚やモニター解像度に依存する。Razer Synapseを通じた感度の微調整が推奨される。
通信・応答速度とスイッチ耐久
ワイヤレス技術として「Razer HyperPolling ワイヤレス テクノロジー」を搭載し、True 8,000 Hzのワイヤレスポーリングレートを実現する。極めて高い応答性が求められる競技シーン向けの設計で、ほぼリアルタイムに近い入力伝達を目指している。
クリック機構には「Razer オプティカル マウススイッチ Gen-4」を採用し、クリスプなアクチュエーションと併せて1億回クリックの高耐久性を保証する設計となっている。スイッチの信頼性は長期使用における安定性に寄与する。
充電ドックとワイヤレス充電
本モデルには次世代のワイヤレス充電を実現する同梱品「Mouse Dock Pro」が付属する。これは初代Boomslangの有線接続からの一連の進化を象徴するアクセサリであり、製品とのビジュアル統一を考慮したトランスルーセントなデザインが特徴だ。
Mouse Dock Proは特別に本モデルのために最適化された仕様で、使い勝手と外観の両面で本体との親和性を高める設計が採用されている。
限定性・コミュニティ施策・入手に関する情報
本モデルはコレクターズアイテムとしての側面を強く持つ。世界で1,337台のみの限定生産で、各ユニットにシリアルナンバーが刻印される。限定番号はコレクション価値を高める要素として明確に打ち出されている。
価格や発売時期などの詳細は「近日中に改めて発表」とされているが、公式の特設ページ(https://rzr.to/boomslang-20th)に最新情報が集約される予定である。関連素材のダウンロードはリリース文にて案内されている通りダウンロードページが用意されている。
コミュニティ向けの施策
Razerは本製品発表に際し、コミュニティイベントを通じて初代Boomslangにまつわる思い出の共有を呼びかけている。投稿された内容の中から抽選で記念アイテムが提供され、賞品にはRazerのCEO Min-Liang Tanのサイン入りスペシャルモデル「#1337」も含まれる。
この「#1337」モデルはゲーミングカルチャーの“leet(エリート)”を象徴するナンバーを冠した特別な一台として位置づけられている。コミュニティ参加は投稿を通じた共有が主となるため、該当する詳細は公式案内に従う必要がある。
発表時点の注意事項
発表文には製品仕様やデザイン、価格、発売時期が予告なしに変更される可能性がある旨の注記が含まれている。また、表記される会社名や製品名は各社の商標である点も明記されている。
現時点で確認できる情報はすべて公開済みの内容を忠実に反映しており、追加情報は公式の特設ページやRazerのニュースルームで更新される。
Razerについてとリリースの補足情報
リリースはRazerの企業情報やブランドポートフォリオの説明も含む。Razerは「For Gamers. By Gamers.™」をスローガンに掲げ、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを包含するエコシステムを築いてきた企業である。
以下にリリースに記載された企業情報と関連サービスを整理する。事実関係は発表文の通りで、Razerの世界展開や環境への取り組みなどについても触れられている。
- 拠点
- 本社:カリフォルニア州アーバインおよびシンガポール。地域統括:ハンブルク、上海。世界19か所に事業所を展開。
- 主要サービス
- Razer Chroma RGB、Razer Synapseなどのソフトウェアスイート。決済サービスとしてRazer Gold、報酬プログラムとしてRazer Silverを提供(Razer Goldは68,000超のゲームタイトルで利用可能)。
- CSR
- #GoGreenWithRazerという10年間のロードマップを通じて持続可能な取り組みを推進中。
リリース末尾には著作権表示(©2025 Razer Inc. All rights reserved.)および注意書きとして、仕様やデザインは予告なく変更される場合がある旨が記載されている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日(米国) | 2025年12月9日(米国カリフォルニア州アーバイン発表) |
| 日本向けリリース日時 | Razer Japan株式会社 発表 2025年12月10日 11:46 |
| 製品名 | Razer Boomslang 20th Anniversary Edition |
| 限定台数 | 全世界で1,337台(シリアルナンバー入り) |
| 主要センサー | Razer Focus Pro 45K オプティカルセンサー Gen-2(最大45,000 DPI、99.8%分解能精度) |
| 通信 | Razer HyperPolling ワイヤレス(True 8,000 Hz) |
| スイッチ | Razer オプティカル マウススイッチ Gen-4(1億回クリック耐久) |
| 充電 | 同梱のMouse Dock Proによる次世代ワイヤレス充電(トランスルーセントデザイン) |
| ライティング | 9ゾーン Razer Chroma™ RGB(1,680万色、300以上のChroma対応ゲームと連携) |
| カスタマイズ | 8つのプログラマブルコントロール、Razer Synapseによるプロファイル・マクロ設定 |
| 価格・発売時期 | 近日発表(公式特設ページ https://rzr.to/boomslang-20th を参照) |
| 関連ダウンロード | 発表資料に記載された素材ダウンロードページ(リリース内「こちら」経由) |
以上が発表された内容の要点整理である。Razerが示したのは、初代Boomslangがもたらした革新の精神を継承しつつ、現代の競技環境に合わせて再設計された限定モデルの提供である。価格や発売日など未確定の情報は公式ページで更新されるため、確認を推奨する。
本記事はRazer Japan株式会社およびRazer Inc.のリリース内容に基づき作成した要約兼解説であり、記載された仕様や提供条件は公式発表に従うものである。