SmartNewsとKADOKAWAが提携、カドコミ作品を順次配信

SmartNewsとKADOKAWA提携

開催日:12月10日

SmartNewsとKADOKAWA提携
SmartNewsで何が読めるようになるの?
SmartNews上でKADOKAWAの漫画サイト「カドコミ」から厳選した作品紹介が順次配信される。あらすじやビジュアルで魅力を伝え、記事内リンクから無料エピソードへ直接遷移して試し読みできる。
配信はいつからで自分で読めるの?
発表は2025年12月10日で、紹介コンテンツはSmartNewsのマンガ系チャンネル等で順次配信される。記事から「カドコミ」へ飛べば無料エピソードが読める仕組みだ。

スマートニュースとKADOKAWAが描く「知らなかった漫画」との出会い

2025年12月10日、スマートニュース株式会社と株式会社KADOKAWAは業務提携を発表し、ニュースアプリ「SmartNews」上でKADOKAWAが運営する漫画サイト「カドコミ」掲載作品の中から厳選したタイトルを題材に、作品の魅力を紹介するコンテンツを順次配信することを明らかにしました。本提携は、SmartNewsの多様なコンテンツ配信基盤と、KADOKAWAの豊富な漫画ラインナップを組み合わせ、ユーザーに“知らなかった漫画”との接点を増やすことを目的としています。

発表資料では、スマートニュースのミッションである「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」という考えの下、ニュースアプリの利用者が日常的に接する情報と並んで作品紹介が表示されることで、新たな読書体験を提供する狙いが示されています。提携により配信されるコンテンツは、あらすじや見どころをテキストとビジュアルで紹介し、記事内リンクから「カドコミ」へ誘導して無料エピソードを読める構成です。

スマートニュース、KADOKAWAと業務提携 “知らなかった漫画に出会える”新たな体験を創出へ 画像 2

提携の背景と両社の役割

スマートニュースは、ニュース記事にとどまらず、エンタメ・スポーツ・趣味といったカテゴリで多様なチャンネルや画像・動画を取り入れてきた経緯があります。本提携はその延長線上に位置づけられ、マンガというカテゴリを通じて良質な作品の発見機会を増やすことを狙いとしています。

KADOKAWAは「カドコミ」を通じて、人気作から最新作まで幅広いジャンルの漫画を提供しており、今回SmartNews上で紹介されることで、既存読者だけでなくニュースアプリ利用者層にもリーチが拡大します。両社は緊密に連携し、それぞれの強みを生かしたコンテンツ運用を行う計画です。

SmartNews上での配信方法とユーザー体験の設計

配信されるコンテンツは「SmartNews」アプリ内のエンタメ系チャンネルやマンガ関連のチャンネルを通じて順次掲載されます。記事形式ではテキストでのあらすじ説明とビジュアルを組み合わせ、ユーザーがニュースを読む感覚で気軽に作品を発見できる設計が採られます。記事内には「カドコミ」へのリンクを配置し、そこから無料エピソードを閲覧できる仕組みです。

また、SmartNewsがこれまで導入してきた画像・動画などの多様な表現方法を活用して、作品の世界観や見どころを伝えることが想定されています。これにより、テキストだけでは伝わりにくい登場人物の魅力や作風を視覚的に補強し、興味を喚起する流れを作ります。

配信の特徴と利用者への効果

  • 順次配信:複数回に分けて紹介コンテンツを配信し、継続的に作品との接点を提供する。
  • ジャンル横断:アクション、ファンタジー、青春ラブストーリー、日常系ドラマなど多彩なジャンルを取り上げる。
  • 導線強化:記事内から「カドコミ」へのリンクで無料エピソードへ直接遷移できるため、興味のある作品をすぐに試し読みできる。
  • 視覚表現の活用:画像・バナー・サムネイルなど視覚的コンテンツを用いて、スクロール中の注意喚起を図る。

これらの特徴により、ニュースを日常的に利用する層が偶発的に新しい漫画を発見する機会が増え、作り手や出版社にとっては新たな読者獲得のチャネルとなる見込みです。

「カドコミ」代表作の紹介:紹介コンテンツに登場する5作品

発表によると、配信対象となる代表的な作品として、ジャンルや作風が異なる以下の5作品が挙げられています。SmartNews上ではそれぞれの作品について、あらすじや見どころを丁寧に伝えるコンテンツを提供します。

以下に各作品の作品情報をまとめて記載します。作品名、作家、内容の要旨、これまでの実績やメディア化情報など、プレスリリースで示された情報はすべてここに含まれます。

『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ / 漫画:春河35)
現代横浜を舞台に、中島敦や太宰治、芥川龍之介といった文豪の名を冠したキャラクターたちが異能バトルを繰り広げるアクション漫画です。2013年1月号の「ヤングエース」で連載を開始し、シリーズ累計1,700万部を突破しています。ノベライズやアニメ化など多彩なメディアミックスを展開中であり、幅広い層に支持されています。
『佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~』(原作:ぶんころり / 漫画:プレジ和尚 / キャラクター原案:カントク)
社畜サラリーマンの佐々木が、転生した文鳥の賢者“ピーちゃん”とともに異世界と現代日本を行き来する異能ファンタジーです。原作ライトノベルは『このライトノベルがすごい!2022』(宝島社)単行本・ノベルズ部門で1位を獲得しており、そのユニークな設定とテンポで注目を集めています。
『義妹生活』(原作:三河ごーすと / 漫画:奏ユミカ / キャラクター原案:Hiten)
親の再婚をきっかけに、同級生の少女と“義理の兄妹”として暮らすことになった高校生を描く青春ラブストーリーです。慎重な距離感を保ちながらも少しずつ変化していく二人の関係を丁寧に描写します。原作はWeb発の人気ライトノベルであり、2024年7月にアニメ化されました。
『夜は猫といっしょ』(著者:キュルZ)
青年フータと猫のキュルガによる、穏やかでユーモラスな日常を描いた癒やし系コミックです。猫の生態をリアルに切り取った作風が人気を集め、2022年8月にアニメ化されています。日常系の安らぎを求める読者層に訴求します。
『娘がいじめをしていました』(著者:しろやぎ秋吾)
小学5年生の娘が同級生をいじめていた事実に母が直面する姿を描くヒューマンドラマです。原作コミックは電子売上1億円を突破し、SNSでも大きな反響を呼びました。いじめ問題を加害者家族・被害者家族双方の視点から捉えた、意欲的なセミフィクションとして注目されています。

紹介コンテンツの構成・表現方針

各作品紹介では、作品の世界観や主要キャラクター、物語の導入部となるあらすじ、注目ポイントをわかりやすく整理して提示します。図像やサムネイルを用いることでスクロール中に視覚的に惹きつけ、記事内リンクから即座に「カドコミ」へアクセスできる導線を確保します。

これにより、User Experience(UX)として「読む→気に入る→試し読み」の流れをスムーズにすることを意図しています。紹介文はネタバレを避けつつ、読者の興味を引く要素を中心に構成されます。

関係者のコメント、配信物の取扱い、関連情報の整理

今回の発表に際し、スマートニュース Vice President of JP Media Business を務める Landon Hong(ホン・ランドン) のコメントが公開されています。コメントは今回の提携に対する期待や両社の協業方針、ミッションとの整合性を説明する内容となっています。

以下にプレスリリース内のコメントを引用します。掲載された内容は原文どおりで、SmartNewsが「マンガチャンネル」などを通じて多様な漫画を紹介してきた実績と、本提携でKADOKAWAの作品をより多くの人に届ける狙いが述べられています。

「今回、KADOKAWAが手がける魅力的な漫画作品をSmartNews上で紹介できることを、大変嬉しく思います。SmartNewsでは『マンガチャンネル』などを通じて多様な漫画を紹介してきましたが、良質な作品をより多くの人に届けるため、両社が密に連携し、それぞれの強みを生かした取り組みとして本提携を実現しました。日常的に多様な情報に触れるユーザーが‘知らなかった漫画’と出会うきっかけを得られることは、当社の『世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける』というミッションにも通じます。KADOKAWAの豊かな作品世界とSmartNewsの特性が融合することで、作品の魅力をより広く伝えられると確信しています。今後も出版社やクリエイターの皆さまと協力し、良質な情報とコンテンツのエコシステムの発展に貢献しながら、ミッションの実現とさらなる事業成長を目指してまいります。」

プレスリリースには、配信素材として画像ファイルが利用可能である旨の記載もあり、ダウンロードできる画像が提供されている点も明示されています。また、配信対象やキーワード、カテゴリなどのメタ情報も公開されています。

整理された関連情報

プレスリリースに含まれる事実関係やメタデータは、以下の要素に整理されます。これらは配信計画や利用者向け導線設計、広報素材としても活用可能です。

  • 発表日:2025年12月10日 11時00分
  • 発表企業:スマートニュース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:浜本階生)
  • 提携先:株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)
  • 配信媒体:ニュースアプリ「SmartNews」内(マンガチャンネル等を含む)
  • 配信内容:「カドコミ」掲載作品の紹介コンテンツ(テキスト+ビジュアル)、記事内リンクで「カドコミ」へ誘導
  • 対象ジャンル:アクション、ファンタジー、青春ラブストーリー、日常系ドラマなど多彩
  • キーワード:SmartNews、スマートニュース、KADOKAWA、カドカワ、業務提携、マンガ、漫画、カドコミ、ニュースアプリ、文豪ストレイドッグス

配信概要の要点まとめ

本章では、本記事で扱ったプレスリリースの主要事項を表形式で整理します。発表日・企業情報・配信内容・対象作品など、読者が確認したいポイントを一目で把握できるようにまとめています。

以下の表は、今回の提携に関する事実情報を網羅的に整理したものであり、配信の基本構成や代表作の一覧、関連キーワードなど、記事内で紹介したすべての要素を含んでいます。

項目 内容
発表日 2025年12月10日 11時00分
提携企業(提供側) スマートニュース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:浜本階生)
提携企業(協力先) 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)
配信媒体 ニュースアプリ「SmartNews」内(マンガチャンネル等)
配信内容 カドコミ掲載作品の紹介コンテンツ(あらすじ・見どころのテキスト、ビジュアル、記事内リンクで「カドコミ」へ誘導)
配信方式 順次配信(複数回にわたる配信を予定)
対象ジャンル アクション、ファンタジー、青春ラブストーリー、日常系ドラマ 等
代表作品(紹介される例) 『文豪ストレイドッグス』『佐々木とピーちゃん~』『義妹生活』『夜は猫といっしょ』『娘がいじめをしていました』
提供素材 プレスリリース内の画像ファイルがダウンロード可能(配信素材としての利用が想定)
カテゴリ / キーワード スマートフォンアプリ、広告・宣伝・PR / SmartNews、KADOKAWA、カドコミ、マンガ、ニュースアプリ、文豪ストレイドッグス 等

以上が、SmartNewsとKADOKAWAによる業務提携の内容と、その配信計画および紹介される主要作品の概要です。今回の提携は、ニュースアプリという日常の情報接点を活用して、多様な読者に向けた新しい作品発見の機会を創出する取り組みとして位置づけられています。