ainori、群馬クレインサンダーズと連携 12月に相乗り実証

群馬でainori試験導入

開催日:12月9日

群馬でainori試験導入
ainoriってどう使うの?
ブラウザで使えるWebサービスでアプリ不要。目的地を入力して即時マッチの「今すぐ相乗り」か、イベント指定で募集する「募集型相乗り」を選び、割り勘でタクシーを相乗りできます。利用は無料です。
12月の試験導入は具体的にいつどこでやるの?
2025年12月に群馬クレインサンダーズのホームゲーム会場、オープンハウスアリーナ太田で試験導入されます。発表は2025-12-09で、当日の運用性や乗降誘導を現場で検証します。

群馬クレインサンダーズと「ainori」が試験連携、12月のホームゲームで移動課題に対応

タクシー相乗りサービス「ainori」(運営:株式会社Curio)は、B1リーグ所属のプロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」を運営する株式会社群馬クレインサンダーズと連携し、2025年12月にオープンハウスアリーナ太田で開催されるホームゲームにおいて試験導入を行うことが発表されました。発表は株式会社Curioによるもので、リリース日時は2025年12月9日18時00分です。

今回の連携は、試合当日の来場者の移動課題を改善することを目的としています。オープンハウスアリーナ太田はアクセス集中時にタクシー待ちや周辺道路の渋滞、駐車場不足といった課題が生じることがあり、これらを緩和するために、ainoriの「割り勘で相乗り」という仕組みが実地検証されます。

タクシー相乗りサービス「ainori」がB.LEAGUE 群馬クレインサンダーズと連携 画像 2

連携の目的と対象イベント

試験連携の主な目的は、来場者が快適かつ効率的に会場へ到着できる環境を整えることです。シャトルバス運行や駐車場案内といった既存の取り組みに加えて、新たな移動手段の選択肢を提示することを狙いとしています。

対象は2025年12月にオープンハウスアリーナ太田で開催される群馬クレインサンダーズのホームゲーム。試験導入では、来場者が実際にainoriを用いてタクシー相乗りを行い、乗降や誘導方法、待機場所の運用など現場での運用性を確認します。

タクシー相乗りサービス「ainori」がB.LEAGUE 群馬クレインサンダーズと連携 画像 3

ainoriの仕組みと具体的な使い方

ainoriはWebベースのタクシー相乗りサービスで、同じイベントに向かう人同士がタクシーを「割り勘で相乗り」して移動することを想定しています。アプリのインストールは不要で、ブラウザから簡単に利用を開始できる点が特徴です。

サービス開始は2025年5月で、関西・大阪万博での提供を機に注目を集め、これまでに1万人以上が利用してきた実績があります。Bリーグの試合での利用実績も多数あり、アウェイゲームでの移動手段として活用されてきました。

主な機能と利用の流れ

ainoriには主に二つの利用方法があります。ひとつは「今すぐ相乗り」、もうひとつは「募集型相乗り」です。どちらの機能も試合当日でも手軽に使えるよう設計されています。

以下に主な機能と利用の流れを整理します。参加者は目的地を入力するだけで、同じ方向に向かう人とマッチングしてタクシーをシェアできます。

  • 今すぐ相乗り:最寄り駅や市内の主要スポットから目的地を入力すると、周辺にいる同じ場所に向かう人と即時マッチングが可能です。
  • 募集型相乗り:事前にイベントを指定して相乗り募集を作成すると、同じ条件の人からリクエストが届きます。イベント開始前に相乗りを確保したい場合に有効です。

利用は無料で、サービスページ(https://ai-nori.jp)からアクセスして利用開始できます。自家用車での渋滞回避や、シャトルバスの運行時間が合わない場合の補完手段として活用可能です。

現場で想定される効果と推定コスト例

ainoriを導入することで、会場周辺でのタクシー輸送効率が向上し、待ち行列の短縮や周辺道路の渋滞緩和といった効果が期待されます。来場者が個別にタクシーを利用するよりも1台あたりの輸送人数が増えることで、全体の移動効率が改善します。

また、割り勘によるコスト最適化により、学生や遠征ファン、観光客など幅広い層が経済的に移動できる点も特徴です。以下に具体的な乗車位置ごとの料金目安を示します(通常のタクシー料金で計算)。

おすすめの乗車位置と料金目安

試験導入を想定して、会場へ向かう際の代表的な出発地と概算料金が提示されています。これにより、来場者は相乗りによる負担軽減を事前に把握できます。

以下は、あらかじめ株式会社Curioが示した一例の料金計算です。4人相乗りを想定した一人当たりの負担額を併記しています。

出発地 片道の通常タクシー料金(目安) 4人乗車時の1人あたり負担
太田駅 → オープンハウスアリーナ太田 約1,200円 約300円
竜舞駅 → オープンハウスアリーナ太田 約1,000円 約250円
熊谷駅 → オープンハウスアリーナ太田 約8,000円 約2,000円

上記の計算は通常のタクシー料金を基にした目安です。実際の料金は距離や時間帯、道路事情により変動しますが、複数名での相乗りにより1人あたりのコストが大幅に低減される点は変わりません。

背景、主催側とサービス提供会社の情報

オープンハウスアリーナ太田ではこれまでシャトルバスの運行や周辺駐車場の案内などによって来場者の導線改善に取り組んできましたが、依然として試合前後の混雑や駐車場不足、タクシーの待ち行列などに起因する移動課題が残っています。今回の試験連携は、こうした課題を現場で確認し、改善策として相乗りタクシーを検証することが狙いです。

以下に、群馬クレインサンダーズおよびainori運営会社の基本情報を整理します。チームは地域とともに歩むクラブづくりを目指し、クラブ理念に「バスケで群馬を熱くする」を掲げています。

群馬クレインサンダーズ
ホームタウン:群馬県太田市
所属:B.LEAGUE B1
クラブ理念:「バスケで群馬を熱くする」
今回の連携内容:12月のホームゲームにてainoriを試験導入し、来場者の移動課題を検証
株式会社Curio(ainori運営)
会社名:株式会社Curio
所在地:〒108-0073 東京都港区三田2丁目7番22号 MTアリーナ103
設立:2024年9月
代表取締役:平山真梨花
サービス開始:ainoriは2025年5月にリリース
サービスURL:https://ai-nori.jp/
会社HP:https://curioinc.jp/
問い合わせ:info@curioinc.jp

株式会社Curioは関西・大阪万博での提供を契機に注目を集め、これまでに1万人以上がainoriを利用した実績をもつとしています。スポーツチームやイベント運営者向けに連携の提案も行っており、来場者のアクセス課題に応じた協業を募集しています。

連携を希望するイベント主催者や運営会社は、上記問い合わせ先に相談することで、相乗り導入に関する具体的な打ち合わせや運用設計の相談ができます。

まとめ(本記事で示した要点整理)

以下の表に、本記事で触れた主要情報を整理しました。今回の試験導入は、オープンハウスアリーナ太田での来場動線改善を目的とした実地検証であり、ainoriの機能、想定される効果、運営者情報、連絡先までの要点をまとめています。

項目 内容
発表日 2025年12月9日 18:00(株式会社Curio発表)
連携主体 株式会社Curio(ainori運営) × 株式会社群馬クレインサンダーズ
対象イベント 2025年12月開催の群馬クレインサンダーズのホームゲーム(オープンハウスアリーナ太田)
サービス概要 Webベースのタクシー相乗りサービス。アプリ不要で「割り勘で相乗り」可能
主な機能 今すぐ相乗り、募集型相乗り(いずれも無料で利用可能)
想定効果 タクシー台数の有効活用、待ち行列・渋滞の緩和、来場者の移動コスト削減
料金目安 太田駅→会場:約1,200円(4人で1人300円)、竜舞駅→会場:約1,000円(1人250円)、熊谷駅→会場:約8,000円(1人2,000円)
会社情報(Curio) 所在地:〒108-0073 東京都港区三田2丁目7番22号 MTアリーナ103、設立:2024年9月、代表:平山真梨花
URL・問い合わせ サービス:https://ai-nori.jp/、会社:https://curioinc.jp/、問い合わせ:info@curioinc.jp

本件は、試行的な連携であり現場での運用性や利用状況を踏まえて改善点を抽出することが意図されています。今回の試験により、群馬クレインサンダーズのホームゲームにおける来場者の移動手段が多様化し、交通面での課題が具体的に解消されるかどうかが検証されます。関係各所はその運用結果を基に、今後の導入拡大や運用改善を検討することになります。

参考リンク: