12/25放送:WOWOWが届ける尾崎豊60年特集
ベストカレンダー編集部
2025年12月9日 19:30
尾崎生誕60年特集
開催日:12月25日
尾崎豊生誕60年に合わせたWOWOWの多角的な特集構成
株式会社WOWOWは、1992年4月25日に26歳で急逝したシンガー・ソングライター尾崎豊の生誕60年にあたる2025年11月をきっかけに、連続特集を編成している。プレスリリースは2025年12月9日17時30分に発表され、以降、複数の番組を通じて尾崎の音楽と足跡を多面的に紹介することを明記している。
本特集は、スタジオ/ライブ映像の再編集やリミックス、ドキュメンタリー化、現役ミュージシャンによるカバーやトリビュートといった角度から尾崎の作品を再提示する構成で、過去の記録映像と現代の表現が交差する内容となっている。以下では、各番組の放送・配信予定、収録日・収録場所、制作クレジットなどの詳細を漏れなく伝える。
尾崎裕哉による「OZAKI PLAYS OZAKI 2.」──“OZAKIがOZAKIを歌い継ぐ”という試み
シンガー・ソングライター尾崎裕哉が、父・尾崎豊の楽曲のみでセットリストを構成するライブ「OZAKI PLAYS OZAKI」。WOWOWはこの企画第2弾である東京公演の模様を、2026年2月に放送・配信する予定である。放送・配信終了後は30日間のアーカイブ配信を行う。
尾崎裕哉は2016年にデビューし、以降は自身の音楽を探求してきた。2024年にルーツと改めて向き合う試みとして同企画を開始し、初回公演では父の10代期の1st〜3rdアルバムからの選曲を中心に、父と縁の深いミュージシャンがバンドを務め、盟友である石崎ひゅーいがゲスト参加した。
放送・収録の具体的情報
「OZAKI PLAYS OZAKI 2.」の東京公演は、2025年12月9日に東京国際フォーラム ホールCで収録された。WOWOWはこの収録映像を2026年2月に放送・配信し、放送・配信終了後〜30日間アーカイブ配信を行うと明記している。
初回公演からの流れとして、尾崎裕哉は父の楽曲を再解釈することで、過去と現在の表現が共鳴するステージを志向している。2025年8月には生誕60周年に合わせ中国公演も実施しており、その勢いを受けて国内第2弾として東京と大阪での公演が行なわれたが、WOWOWが放送・配信するのは東京公演の模様である。
- 番組名:尾崎裕哉 – OZAKI PLAYS OZAKI 2.
- 放送・配信:2026年2月(予定)
- アーカイブ:放送・配信終了後〜30日間
- 収録日:2025年12月9日
- 収録場所:東京 国際フォーラム ホールC
「LIVE CORE」完全版──東京ドーム公演を再編集・リミックスして再提示
WOWOWは尾崎豊にとって最初で最後の東京ドーム公演「LIVE CORE」を、完全版として2026年3月に放送・配信する。放送・配信終了後は2週間のアーカイブ配信を予定している。単なるノーカット版の再放送ではなく、映像と音源を再編集・リミックスした新たな完全版である点が特筆される。
当該公演は1988年9月12日に東京ドームで開催され、当時のマルチレコーディング音源をもとにリミックスが施された。1989年に発売されたライブビデオ「LIVE CORE」では権利関係などの事情により収録されなかった音源があるが、今回の完全版では全26曲をコンプリートしている。
制作陣と作品性
映像の再編集は、尾崎作品を生前から一貫して手掛けてきた佐藤輝監督が担当し、音源のリミックスはプロデューサーであり尾崎の音楽制作パートナーである須藤晃が行っている。これにより、22歳という若き日の尾崎の輝きを新しい形で浮き彫りにする編集と音像が実現している。
1988年のこの公演は、尾崎自身が動員した最多の5万6000人を動員した特別な一夜であり、没後20周年を記念して2013年に発表された記念碑的ライブ映像作品の系譜を引き継ぐ再構築版でもある。
- 番組名
- 尾崎豊 LIVE CORE 完全版
- 放送・配信
- 2026年3月(予定)
- アーカイブ
- 放送・配信終了後〜2週間
- 収録日
- 1988年9月12日
- 収録場所
- 東京 ドーム
- 備考
- 全26曲を収録、映像再編集:佐藤輝監督、音源リミックス:須藤晃
「BIRTH TOUR」関連のドキュメンタリーと最終公演映像の放送予定
WOWOWは尾崎豊のラストツアー「BIRTH TOUR」に関する映像作品も編成している。ひとつはライブ映像と本人インタビューを収録したドキュメンタリー作品『尾崎豊 もうひとつのリアリティ “LIVE + DOCUMENTARY”』で、2025年12月25日(木)午後10:00からWOWOWライブで放送、WOWOWオンデマンドで配信される。放送・配信終了後は2週間のアーカイブ配信がある。
このドキュメンタリーは、1991年の「BIRTH TOUR」のライブ映像(収録日:1991年8月27日、収録場所:福島 郡山市民文化センター)と本人インタビューを組み合わせたもので、アルバム『誕生』を携えたツアーの模様と尾崎自身の素顔を伝える構成となっている。セットリストは『誕生』収録曲に加え、「十七歳の地図」「僕が僕であるために」「I LOVE YOU」などの新旧の名曲を織り交ぜている。
「約束の日 1991」最終公演の放送
さらに、1991年の「BIRTH TOUR」から代々木オリンピックプールで行なわれた追加公演最終日「約束の日 THE DAY」の模様を収めた番組『尾崎豊 約束の日 1991』が、2026年1月18日(日)午後7:30よりWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信される予定であり、放送・配信終了後は2週間のアーカイブ配信が設定されている。
この最終公演は1991年10月30日に収録され、追加公演の最終日にのみ特別に披露された楽曲「ダンスホール」を含むなど、復活ツアーとしての「BIRTH TOUR」が尾崎にとって結果的なラストツアーとなったことを示す重要な記録である。
その他の公的情報とアクセス
プレスリリースでは関連情報へのリンクとして、WOWOWの特集サイトURLが案内されている。各番組の放送・配信日は「予定」と明記されているため、正確な放送日時や配信開始時刻の確定情報は公式サイトでの確認が推奨される。
特集サイトおよび関連リンクは以下の通りである。番組の詳細、視聴方法、画像素材のダウンロードに関する案内は同ページに集約されている。
番組一覧と主要データの整理
ここまでに紹介した各番組の放送・収録情報、アーカイブ期間、制作クレジットなどを表形式で整理する。各項目はプレスリリースで公表された情報を全て反映している。
| 番組名 | 放送・配信予定 | アーカイブ | 収録日 | 収録場所 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 尾崎裕哉 – OZAKI PLAYS OZAKI 2. | 2026年2月(放送・配信予定) | 放送・配信終了後~30日間 | 2025年12月9日 | 東京 東京国際フォーラム ホールC | 父・尾崎豊の楽曲のみで構成。東京公演の模様を放送・配信。 |
| 尾崎豊 LIVE CORE 完全版 | 2026年3月(放送・配信予定) | 放送・配信終了後~2週間 | 1988年9月12日 | 東京 東京ドーム | 全26曲をコンプリート。映像再編集:佐藤輝、音源リミックス:須藤晃。 |
| 尾崎豊 もうひとつのリアリティ “LIVE + DOCUMENTARY” | 2025年12月25日(木)午後10:00~(WOWOWライブ) | 放送・配信終了後~2週間 | 1991年8月27日 | 福島 郡山市民文化センター | 「BIRTH TOUR」のライブ映像と本人インタビューを収録。 |
| 尾崎豊 約束の日 1991 | 2026年1月18日(日)午後7:30~(WOWOWプライム) | 放送・配信終了後~2週間 | 1991年10月30日 | 東京 代々木オリンピックプール | 「BIRTH TOUR」追加公演の最終日を収めたライブ映像。特別披露曲「ダンスホール」収録。 |
上表はプレスリリースに基づく各番組の主要情報を整理したものである。放送・配信の具体的な日時や詳細はWOWOWの特集サイトで随時確認できるため、視聴を検討する場合は公式ページの最新情報を参照することが望ましい。
本稿では、プレスリリースに記載された全ての番組情報、収録日・収録場所、制作担当者、アーカイブ期間、関連リンクを網羅して紹介した。尾崎豊というアーティストの記録と、それを受け継ぐ尾崎裕哉の表現を、WOWOWの連続特集を通じて追体験できる構成となっている。
参考リンク: