InsureMOとFPTが提携、保険DXをニアショアで加速

InsureMOとFPT提携

開催日:12月9日

InsureMOとFPT提携
この提携で何が変わるの?
InsureMOのAPIベースのミドルオフィスとFPTのニアショア開発を組み合わせ、外部連携や段階的モダナイゼーションを短期間で進め、導入・運用コストを抑えて保険会社のDXを加速します。
中小の保険会社でも導入できるの?
できる。API中心の設計で段階的導入が可能で、FPTのコスト競争力あるニアショア体制により初期負担を抑えつつ機能を順次展開できます。

InsureMOとFPTが描く日本の保険DXの現実解

2025年12月9日 11時30分、InsureMO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:河上 勝)とFPTコーポレーション傘下のFPTジャパンホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ド・ヴァン・カック(Do Van Khac))は、戦略的パートナーシップを締結しました。今回の提携は、国内保険会社に対して、ニアショア開発の実績と高品質でコスト競争力の高い開発体制を活用した業務改革支援を本格展開することを目的としています。

締結式の写真説明には、左からFPTジャパンホールディングス代表取締役社長 ド・ヴァン・カック、InsureMO代表取締役 河上 勝と記載されており、両社が連携して日本の保険業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる意思を明確にしています。両社の強みを組み合わせることで、旧態依然としたシステム基盤やサービス間の連携障壁に起因する課題に対し、現実的かつ迅速な解決策を提示することが期待されています。

InsureMOとFPT、戦略的パートナーシップを締結 画像 2

背景にある課題と両社の立ち位置

近年、日本の保険業界ではAIやデジタル技術の重要性が増す反面、既存レガシーシステムやサービス間の連携障壁により十分な活用が進んでいないという課題が顕在化しています。これに対し、両社はそれぞれのリソースと知見を持ち寄る形で対処します。

InsureMOは中核機能をAPI経由で柔軟に提供するミドルオフィスプラットフォームを有しており、FPTは先進的なICTソリューションと保険業界向けの開発実績、ニアショアでの開発体制を持っています。両者の組合せが、迅速な外部システム連携や段階的モダナイゼーションを現実のものにします。

提供するソリューションの中身と期待される効果

今回の提携により提供されるソリューションは、InsureMOの柔軟で拡張性の高いミドルオフィスプラットフォームと、FPTの開発力・運用支援を組み合わせたものです。特にAPIベースの設計により、外部サービスとの連携や新機能の実装が容易になる点が特徴です。

併せて、FPTのニアショア開発により高品質かつコスト効率の高い開発体制が提供されるため、保険会社は導入・運用にかかる負担を抑えつつDXを進めることができます。

  • APIを活用した外部システム連携の迅速化
  • 業務自動化による生産性向上
  • レガシーシステムの段階的モダナイゼーション
  • 導入・運用にかかるコストの大幅な削減
InsureMOの役割
保険商品管理、契約手続き、保全、請求などの中核機能をAPIで提供するミドルオフィスプラットフォームを通じ、柔軟なシステム連携と段階的なモダナイゼーションを支援します。加えて、AI Agentなどの新機能を活用した業務変革も視野に入れています。
FPTの役割
ニアショア開発による高品質かつコスト競争力のある開発体制を提供し、InsureMOの技術を日本市場の要件に合わせて導入・運用する実務面での支援を担います。加えて、RPA、ブロックチェーン、AI、クラウド、ERP、ビッグデータ分析などのサービスをエンドツーエンドで提供可能です。

導入対象と期待される導入効果の具体例

本提携は、これまで大手保険会社が中心であったデジタル化の恩恵をより多くの企業に拡げることを目的としています。特に、商品開発の迅速化、顧客体験の向上、業務運営の効率化といった点で具体的な効果が想定されています。

導入効果は段階的に現れることが想定され、短期的にはAPI連携による業務効率改善、中長期的にはレガシーシステムの整理と新サービス展開の加速が見込まれます。

両社のプロフィールと代表者のコメント

InsureMOはシンガポール発の保険業界向けテクノロジープロバイダーで、2000年に創業。モダンテクノロジーを通じて「保険を簡単に」をミッションに掲げ、約40の国・市場で500社を超える顧客基盤を有しています。国内では約30社が導入しています。

FPTジャパンホールディングスは、ベトナムのICTリーディングカンパニーであるFPTグループの日本法人として2005年に設立。日本とベトナムの橋渡し役として、先進技術を活用したサービスを提供しています。

企業 代表者 所在地 ウェブサイト
InsureMO株式会社 代表取締役 河上 勝 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山14階 https://insuremo.co.jp/
FPTジャパンホールディングス株式会社 代表取締役社長 ド・ヴァン・カック(Do Van Khac) 東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー33階 https://fptsoftware.jp/

代表者のコメント

InsureMO代表取締役 河上 勝は、グローバルで高い競争力を有するFPTを通じて、より多くの保険会社に先端テクノロジーを提供できることを歓迎する旨を述べています。河上は、従来からInsurTechのグローバルリーダーとしてレガシーモダナイゼーションや保険エコシステムの構築を推進してきたとし、AI Agentを活用した保険業務の変革を近い将来に実現する意向を示しました。

FPTジャパンホールディングス代表取締役社長 ド・ヴァン・カックも、InsureMOの柔軟なAPIベース技術とFPTの高度なITソリューション・現地運用実績を融合させることで保険会社、代理店、エコシステムパートナーのDXを強力に支援する方針を表明しました。両社の知見と技術力を活かし、迅速な商品開発や顧客体験の向上、効率的な業務運営を目指すとしています。

プレスリリースの要点整理

以下の表は本件に関する主要な事実を整理したものです。提携の目的、期待される効果、各社の役割、連絡先情報などを一覧化しています。記事の最後に改めて要点を簡潔にまとめます。

項目 内容
発表日 2025年12月9日 11時30分
提携企業 InsureMO株式会社/FPTジャパンホールディングス株式会社
代表者 河上 勝(InsureMO)、ド・ヴァン・カック(FPTジャパンホールディングス)
所在地(InsureMO) 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山14階
所在地(FPT) 東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー33階
提供ソリューション InsureMOのAPIベースのミドルオフィスプラットフォームと、FPTのニアショア開発・ITソリューション
期待効果 外部システム連携の迅速化、業務自動化、生産性向上、段階的モダナイゼーション、コスト削減
InsureMOの実績 約40の国・市場で500社超の顧客基盤、国内約30社の導入実績、2000年創業
FPTの提供技術 RPA、ブロックチェーン、AI、クラウド、ERP、ビッグデータ分析等のエンドツーエンドサービス
お問い合わせ InsureMO 広報担当 contact@insuremo.com
ウェブサイト InsureMO: https://insuremo.co.jp/ / FPT: https://fptsoftware.jp/

以上が本リリースに含まれる全ての情報の要約です。両社はそれぞれの強みを生かし、日本の保険業界に対してAPIを中心とした柔軟なシステム連携と、ニアショアを活用した実務的な開発・運用支援を提供することで、導入コストの抑制と段階的なモダナイゼーションを促進する計画です。連絡先や各社の詳細は上記表の通りです。