うつ病で退職を考える人へ　後悔しない事前準備ガイド無料配布

退職を急がないための「事前準備ガイドブック」公開の背景

就労移行支援事業所・キズキビジネスカレッジ（KBC）は、うつ病の症状が続く中で退職を検討している人に向けて、判断を焦らずに「心と生活を守る」ための無料ガイドブックを公開しました。発表は株式会社キズキより、2025年12月9日 11時00分に行われています。

うつ病の状態では正常な判断が難しく、勢いで退職を決めてしまうと金銭面や再就職、生活設計に関する不安が生じやすいという問題意識から、本ガイドブックは退職前から退職後まで段階別に具体的に整理された内容になっています。資料は無料でダウンロード可能で、フォーム入力後に自動返信メールで入手する流れです。

公開目的と想定読者

本ガイドブックの公開目的は、うつ病で退職を考える人が「焦らず」、「選択肢を比較し」、「後悔の少ない決断」を行えるように支援することです。精神科受診中や治療中の方、休職と退職で迷っている方を主な対象としています。

具体的には、退職するか休職するか迷っている人、判断に自信が持てない人、退職後の保険や年金、失業給付など手続きが不安な人、相談先を探したい人などが想定されています。資料は誰にでも起こりうる問題として、退職が“甘え”ではないという前提で構成されています。

ガイドブックの中身──段階別に整理された実務と相談先

ガイドブックは退職につながる原因の整理から、退職前にできること、実際に退職を決めた際の流れ、退職後に必要な手続きや行動までを段階別に解説しています。情報は実務的かつ具体的で、手続きの順序立てや相談先の一覧などが含まれています。

資料の目次表示や章立ては明確で、初めての人でも読み進めやすい構成です。うつ病による退職に関するQ&Aも用意されており、よくある疑問に対する整理された回答が確認できます。

収録されている主な項目

• うつ病での退職につながる4つの原因：症状や職場環境、支援不足など、具体的な要因を整理。
• 退職前にすべきこと：休職や勤務調整、主治医や家族との相談、支援制度の活用方法。
• うつ病での退職に関する相談先：医療機関、行政窓口、就労支援事業所などの紹介。
• 退職を決めた後の流れ：雇用手続きの整理、離職票や保険切替の準備。
• 退職した後の行動：求職活動の進め方、就労移行支援の利用、生活設計の立て直し。
• よくある質問：判断基準や手続き上の疑問へのQ&A。

これらの項目は、退職を検討する段階ごとに実行可能なチェックリストや手続きフローが示されており、順序立てて対応できるように設計されています。

ダウンロード方法と利用上の注意

資料は無料で配布されており、所定の申し込みフォームから取得します。フォームは簡単な入力で完了し、送信後に自動返信メールでダウンロード用URLが届く仕組みです。ダウンロードにあたって費用は発生しません。

ただし、資料の無断転載・配布は控えるよう明記されています。また、自動返信メールが届かない場合はまず迷惑メールフォルダを確認し、それでも届かない場合は申し込み完了画面に記載された連絡先へ問い合わせるよう案内されています。問い合わせ先のメールアドレスは service@kizuki.or.jp です。

ダウンロード手順（簡潔なフロー）

1. 以下のフォームにアクセスし、必要事項を入力する（フォーム入力は約1分）。
2. フォーム送信後、登録したメールアドレス宛に自動返信メールが届く。
3. 自動返信メール内のダウンロードURLにアクセスして資料を取得する。

ダウンロードリンク（フォーム）: https://form.run/@ieVeo

補足として、迷惑メールフォルダやメール受信設定によっては自動返信が届かないケースがあるため、受信環境の確認が推奨されています。

キズキの事業と支援体制、問い合わせ先

株式会社キズキは「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョンのもと、就労支援や学習支援、メディア運営など複数の事業を展開しています。ガイドブックを公開したキズキビジネスカレッジ（KBC）は、うつ病などの精神疾患や発達障害により退職した方や就労が難しい方を対象に、個別に適した就職を支援する就労移行支援事業を運営しています。

会社の基本情報や各事業の概要、所在地などは以下の通りです。必要な支援や問い合わせ先を明確に把握できるように記載されています。

会社名

株式会社キズキ

本社所在地

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7 ドルミ御苑202号

設立日

2015年7月13日

代表者

安田祐輔（代表取締役社長）

従業員数（2025年2月）

役員3名、正社員：123名、契約社員・アルバイト：1,256名

問い合わせ先（資料に関する）

メール: service@kizuki.or.jp

主な事業と関連サイト

キズキは複数の事業を展開しています。就労支援のKBCは東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県で拠点を持ち、就労移行支援を行っています。学習支援としてはキズキ共育塾、家庭教師の「キズキ家学」などを運営し、オンラインサービスや公民連携事業、メディア運営も手がけています。

• KBC（就労支援）ウェブサイト: https://kizuki-corp.com/kbc/
• 会社ウェブサイト: https://kizuki-corp.com/
• うつ病と退職に関するコラム: https://kizuki-corp.com/kbc/column/depression-retirement/
• 学習支援（キズキ共育塾）: https://kizuki.or.jp/

事業は地域やオンラインで幅広く提供されており、各種支援や情報はウェブサイトで随時確認できます。

ガイドブックの要点まとめ表

以下の表は、本記事で触れたガイドブックの主要情報を整理したものです。概要、入手方法、収録内容、対象者、問い合わせ先などを一目で確認できます。

この記事では、ガイドブックの公開目的、収録内容、入手方法、キズキの事業情報と問い合わせ先を整理しました。資料は段階的な判断と手続きの支援を意図して作られており、退職を検討する際の参考資料として活用できます。