頭皮ケア特化シャワー『スカルプファイン』が家電大賞に初ノミネート
ベストカレンダー編集部
2025年12月9日 12:53
家電大賞ノミネート
開催期間:12月9日〜1月5日
家電大賞ノミネート――洗髪特化型シャワーヘッドが審査対象に選出
株式会社TKSが開発した頭皮ケア専用ファインバブルシャワーヘッド「スカルプファイン・スターターキット」が、家電大賞 2025-2026の「シャワーヘッド部門」にノミネートされました。当社製品が同アワードにノミネートされるのは今回が初となります。ノミネートは審査員による選出ではなく、読者と一般消費者からの投票で結果が決まる仕組みです。
家電大賞はモノトレンド情報誌「GetNavi」、ウェブメディア「GetNavi web」、生活家電専門ニュースサイト「家電 Watch」が共同で実施する大規模な家電アワードです。投票は専用フォームで受け付けられ、投票者の中から抽選で賞品が当たるキャンペーンも実施されています。スカルプファインのエントリーナンバーは129番(シャワーヘッド部門:全6製品)です。
- 投票フォーム:専用投票フォーム
- 投票受付期限:2026年1月5日(月) 23時59分
- 最終結果発表:2026年3月中旬
- 関連記事:GetNavi web(ノミネート一覧) https://getnavi.jp/appliances/1072156/
- 家電Watch(プレゼント一覧) https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/2061316.html
ノミネート情報は、TKSの公式プレスリリースにも掲載されています。プレスリリース原文は下記のリンクより確認可能です。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000119238.html
発想と機構――「頭に洗濯機をつくる」から生まれた設計
スカルプファインは「頭に『洗濯機』をつくるイメージ」で設計されたブラシ一体型のシャワーヘッドです。ブラシと強力な水流(ファインバブルを含む)を組み合わせることで、毛穴や頭皮表面の汚れを物理的かつ水流で効率的に除去することを目的としています。ブラシは着脱可能で、既存のご家庭のシャワーヘッドとワンタッチで付け替えて使用することを前提とした設計です。
機能を一つに絞ることを意図したTKSの「+1」コンセプトにより、スカルプファインは単一機能に特化することで低価格・高耐久・機能特化を両立しています。製品本体は軽量に抑えられ、シャワーヘッド本体が約150g、ジョイントが約49gという仕様です。
ファインバブルの発生方式と水流の特徴
本機はTKS独自の発生機構を採用しています。具体的には高速旋回流とキャビテーション(吸気型エゼクター式)を併用する方式で、取り込んだ空気を高速旋回液流でせん断して微細気泡を発生させます。これによりウルトラファインバブルやマイクロバブルを含む水流を実現しています。
散水孔は4つに絞り、大小さまざまな水滴が連射される「スプラッシュ水流」を形成します。水滴が旋回して飛ぶ性質により、膜状になりにくく、角度を付けて汚れを弾き出す動きが生じる点が特徴です。連続して当てることで物理的な刺激も与えられる、力強い水流を設計に組み込んでいます。
第三者試験による効果測定
スカルプファインについては第三者試験機関による評価が行われ、複数の測定項目で有意な変化が確認されています。測定は室温・湿度を一定に保ち、試験条件のもとで実施されています。測定日は2025年1月9日であり、FBIA指定の試験機関による測定です。
主な試験結果は以下のとおりです。いずれも自社製品比較の数値で、使用条件・環境により個人差があります。
- 皮脂除去率
- 約15%向上(ノーマルシャワーとの比較。額への10秒散水条件)
- 頭皮の平均血流量
- 約5%向上(ブラッシング+ファインバブル水の効果)
- 肌表面温度
- 約23%上昇(手の甲への10秒散水条件)
さらにファインバブル生成に関する定量データも公表されています。ウルトラファインバブル発生量は約520万個/㎖(通水前後差)、平均気泡径は0.151μm、最大頻度径は0.144μmで、測定装置はNanoSight NS300を使用しています。マイクロバブルは約1,400個/㎖、平均径38.8μm(測定器:SALD-7500nano)です。測定は超純水、流量10ℓ/分、水温40℃±1℃の条件で実施されています。
製品仕様と使用方法――着脱ブラシで衛生管理も可能
製品名は「スカルプファイン・スターターキット」、品番TK-A301、JANコード4560207381099です。発売日は2025年7月30日で、税込価格は11,000円。重さはシャワーヘッド本体約150g、ジョイント約49g。外形寸法は幅66mm、奥行90mm、高さ138mmです。
パッケージ内容は以下のとおりです。取り扱い説明書と保証書が同梱されています。
- シャワー本体
- シャンプーブラシ(着脱可能)
- ジョイントA(1個)
- ジョイントB(1個)
- 保証書付き取扱説明書
販売は公式オンラインストア、ECサイト、全国の量販店などで行われます。製品ページは以下で確認できます。
製品ページ:https://brand.tks-gifu.jp/avanti/scalp-fine/
取り付け・メンテナンスのポイント
スカルプファインは既存のシャワーヘッドと交換する形で使用します。取り付けに必要なカイテキジョイントが同梱されており、ワンタッチで付け替えが可能です。使用シーンに応じて、通常のシャワーヘッドと使い分けることで、洗髪時に特化した頭皮ケアを実施できます。
ブラシは着脱できるため、洗浄や乾燥が容易です。ブラシには干す際に引っかけられる穴が設けられており、衛生管理を考慮した設計になっています。ブラシ単体での使用も可能です。
企業の背景と事業戦略
株式会社TKSは1965年に岐阜県山県市(旧・美山町)で創業し、水制御技術を基盤に事業を展開してきた企業です。2010年からファインバブルの研究開発を本格化し、ファインバブルシャワーヘッドの先駆けである「ボリーナ」シリーズなどを展開してきました。本製品はその技術蓄積を基に、新たに開発された頭皮ケア特化型モデルです。
事業戦略としては「目的」や「利用シーン」に特化した製品群を拡充し、シャワーヘッドのパーソナライズ化を推進する方針です。TKSは単に製品を製造するだけでなく新たなシャワー文化の創出を掲げ、15~25%の市場シェア獲得を目標にしています。
専門家の視点と社会的意義
美容家の熊谷真理氏は、頭皮ケアの重要性を指摘し、健やかな髪を育むための土台として頭皮環境を整える必要性を述べています。スカルプファインはこうしたニーズに応える製品として開発されました。熊谷氏は海外での経験や資格を背景にスキンケアの重要性を訴え、頭皮ケアの普及という観点から当製品の意義を評価しています。
ファインバブル技術自体も、洗浄・保湿・保温などの効果が期待されるだけでなく、水産業・農業・医療など幅広い分野で注目される技術です。TKSは学術機関や企業との共同研究を通じて、ファインバブルの利活用を推進しています。
まとめ(要点整理)
以下の表に、本記事で紹介したスカルプファインの主要情報を整理します。製品仕様、ノミネート情報、試験データ、販売情報、企業概要を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | スカルプファイン・スターターキット (TK-A301) |
| JAN | 4560207381099 |
| 発売日 | 2025年7月30日 |
| 価格 | 11,000円(税込) |
| サイズ・重量 | 幅66×奥行90×高さ138mm、約150g(本体)+49g(ジョイント) |
| 同梱物 | シャワー本体、シャンプーブラシ、ジョイントA、ジョイントB、保証書付き取扱説明書 |
| 販売チャネル | 公式オンラインストア、ECサイト、全国の量販店等 |
| 家電大賞ノミネート | 家電大賞 2025-2026 シャワーヘッド部門 エントリーナンバー129(投票締切:2026/1/5) |
| 主要試験結果 | 皮脂除去率 約15%UP、頭皮平均血流量 約5%UP、肌表面温度 約23%UP(第三者試験機関測定) |
| ファインバブル量 | ウルトラファインバブル:約520万個/㎖(差分)、平均径0.151μm、マイクロバブル:約1,400個/㎖、平均径38.8μm(測定日:2025/1/9) |
| 発生方式 | 高速旋回流とキャビテーション(吸気型エゼクター式)による独自方式 |
| 企業概要 | 株式会社TKS(岐阜市)/1965年創業/ファインバブル研究開発は2010年から |
| 参照リンク | 製品ページ、プレスリリース原文 |
本記事は、TKSが公表したプレスリリースの内容を基に、ノミネート情報、技術仕様、試験データ、販売情報、企業の方向性を整理して伝えることを目的としています。投票や詳細なデータ確認は上記の参照リンクからご確認ください。
参考リンク: