高校生チーム「英雄おさかなver2」が全国APEX大会で逆転優勝

英雄おさかな優勝

開催日:12月7日

英雄おさかな優勝
誰が優勝したの?
eスポーツ高等学院の2年生で構成されたチーム「英雄おさかなver2」が、2025年12月7日開催の第3回NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権(APEX部門)で優勝しました。決勝は20チームが5試合で競いました。
どうして勝てたの?
第3試合での26撃破による大量ポイント獲得と第4試合での安定した1位維持が勝因です。日頃のScrimや明確な役割分担、IGLの指示に基づく連携強化が結果に直結しました。

劇的な逆転で栄冠をつかんだ「英雄おさかなver2」の軌跡

eスポーツ高等学院の生徒が「第3回 NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権」の「APEX LEGENDS」部門で優勝!! 画像 2

決勝当日の展開と順位決定方式

2025年12月7日(日)にオンラインで開催された「第3回 NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権」決勝大会の「APEX LEGENDS」部門には、予選を勝ち抜いた20チームが出場しました。予選は10月から行われ、当初のエントリーは105校・143チームにのぼりました。決勝は5試合のバトルロワイヤル方式で実施され、各試合で獲得したポイントの合計によって最終順位が決定されます。

ポイントはキル数(撃破数)やラウンド順位などを合算して算出される方式で、安定的な上位入賞だけでなく、一試合での高キルなど爆発的な成績によっても順位の変動が起きます。大会当日はオンライン環境での運営が行われ、20チームが5試合を戦い抜きました。

第1・2試合からの反撃、第3試合での大量撃破が勝敗を分ける

優勝したのは、全員が2年生で構成されたチーム「英雄おさかなver2」です。第1試合と第2試合では目立った成績を残せず苦しい展開が続きましたが、第3試合でチームは一気に巻き返しました。第3試合で記録した26撃破は試合内での大きな獲得ポイントとなり、その結果を受けて第3試合を1位で終えました。

第4試合でも1位を獲得し、第5試合の結果を待たずして総合ポイントで首位を確定。第3試合での集中した攻撃力と第4試合での安定した立ち回りが合わさる形で、総合優勝をつかみました。勝敗は5試合合計のポイントで最終確定され、チームの追い上げと一発の高ポイントが決勝の分岐点となりました。

優勝メンバーの声と役割分担

チームメンバーのコメント

優勝チーム「英雄おさかなver2」のメンバーは全員が2年生です。試合後のコメントは練習積み重ねの成果とチーム内での役割分担を示しています。チームリーダーである英雄希望さん(2年生)は、練習試合(Scrim)を通じた改善を強調しました。

メンバーのugiugiiさん(2年生)は本大会でIGL(ゲーム内で指示を出す役割)を務め、メンバーがIGLの指示どおりに動いてくれたことを評価しました。midoさん(2年生)は戦闘中にダウンする場面もあったことを正直に語りつつ、カバーしてくれた仲間への感謝を述べています。

役割と練習体制

チームとしては役割分担が明確で、IGL(指示役)・ダメージディーラー・サポートといった基本的な役割を実戦で磨いています。普段からのScrim参加や反省会を通じて課題を洗い出し、試合ごとに改善を図る運用を継続している旨がコメントから読み取れます。

チームの勝因としては、特定の一試合での大量撃破によるポイント獲得と、別試合での順位安定の両立が挙げられます。個々の技術だけでなく戦術の遂行力、役割を果たす連携が結果に直結しています。

eスポーツ高等学院と姉妹校の成績、教育プログラム

姉妹校を含む出場チームの成果

今回の全国決勝にはeスポーツ高等学院と姉妹校を含め合計4チームが出場しました。四チームはすべて上位10位以内に入り、うち1チームが優勝、1チームが準優勝という結果になりました。具体的な成績は下記のとおりです。

  • 優勝:eスポーツ高等学院 チーム「英雄おさかなver2」
  • 準優勝:中央高等学院 チーム「大和魂Ver3.0」
  • 第6位:eスポーツ高等学院 チーム「漆黒ノ断罪者」
  • 第7位:eスポーツ高等学院 チーム「BIG×サイダーッ」

4チームが上位に入賞したことは、学校側の育成体制と実践的な指導が競技結果につながったことを示しています。

教育カリキュラムと学習の両立

eスポーツ高等学院は通信制高校のサポート校として、FPS、TPS、MOBAなどの人気タイトルをカバーする教育プログラムを用意しています。プロからの直接指導を受けられる点が特徴で、ゲーム技術だけでなく座学や体験学習も組み合わせることで、3年間を通して幅広い能力を育成します。

学校の方針は単に競技での勝利を目指すだけでなく、進路や将来に直結する力を育てることにあります。プログラムには実技の練習に加えて、コミュニケーション、チームビルディング、キャリア教育といった要素も含まれています。

大会概要、学校・運営の基本情報

NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権の概要

本大会はNASEF JAPAN(特定非営利活動法人 北米教育eスポーツ連盟 日本本部)が主催する高校生を対象とした大会であり、全国規模での競技機会を提供しています。APEX LEGENDS部門は10月から予選が開始され、全国から多数のエントリーが集まりました。

決勝は2025年12月7日にオンライン開催。出場20チームが5試合のバトルロワイヤルを戦い、合計ポイントで順位が決定される形式です。大会全体の運営やルール設定は主催者側が管理しています。

学校情報・運営会社の基本データ

eスポーツ高等学院の本校所在地は東京都渋谷区、スクール運営は株式会社ディー・エヌ・ケーが行っています。校舎は複数の「eスタジアム」として運営されており、学習と実践の場を各地に提供しています。

以下に、学校と運営会社の公式情報を記載します。連絡先やオンラインの情報も明示されているため、関係情報の確認が可能です。

学校名
eスポーツ高等学院(シブヤeスタジアム、ブクロeスタジアム、ヨコハマeスタジアム、ナゴヤeスタジアム、ハカタeスタジアム、クマモトeスタジアム)
所在地(学校)
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル8F
TEL
0120-428-133
学校URL
https://esports-hs.com/
SNS
  • X(Twitter):https://twitter.com/esports_hs_
  • Instagram:https://www.instagram.com/esports_highschool/
  • TikTok:https://www.tiktok.com/@esports_hs_
運営会社
会社名:株式会社ディー・エヌ・ケー
会社所在地
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-21-8
代表者/設立
代表者:斉藤 暁 / 設立:昭和53年12月
会社URL
https://dnk-chuos.co.jp/
事業内容
通信制高校サポート校のeスポーツ高等学院を運営

用語説明と記事内容の整理

大会用語の簡潔な説明

記事内で用いられている専門用語について、簡潔に定義を示します。競技や練習に不慣れな読者にも理解しやすいようにしています。

以下の用語説明は大会リリース内の注釈に基づくもので、スクラムや役割等の意味を補足します。

Scrim(スクリム)
Scrimは練習試合を意味し、実戦に近い状況でチームの戦術や連携を試すために行われます。
IGL(In-Game Leader)
ゲーム内での指示役を指す役職で、試合全体の戦術指示や状況判断を行います。
ダウン
ゲーム中に戦闘不能状態になることを示す用語で、仲間の救助(リカバー)などが必要になります。

記事内容の要約表

以下は本記事で取り上げた主要事項を整理した表です。大会名、部門、開催日、主要成績、学校情報、運営会社などを一目で確認できます。

項目 内容
プレスリリース発表者 株式会社ディー・エヌ・ケー(発表日:2025年12月9日 10時30分)
大会名 第3回 NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権(APEX LEGENDS部門)
決勝開催日 2025年12月7日(日)、オンライン開催
予選エントリー数 105校・143チーム(予選は10月開始)
決勝出場チーム数 20チーム(5試合の合計ポイントで順位決定)
優勝チーム eスポーツ高等学院 チーム「英雄おさかなver2」(全員2年生)
準優勝ほか 準優勝:中央高等学院「大和魂Ver3.0」/第6位:漆黒ノ断罪者/第7位:BIG×サイダーッ
優勝に至った要因 第3試合での26撃破による大量ポイント獲得と第4試合での1位維持による総合ポイントの優位
学校所在地(本校) 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル8F
学校連絡先・URL TEL:0120-428-133 / https://esports-hs.com/ / SNS情報掲載
運営会社 株式会社ディー・エヌ・ケー(所在地:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-21-8/代表:斉藤 暁/設立:昭和53年12月/URL:https://dnk-chuos.co.jp/)

本記事では、eスポーツ高等学院の生徒が全国規模の高校eスポーツ大会で優勝を果たした事実、決勝の進行と成績、優勝チームのメンバーコメント、姉妹校を含む他チームの成績、さらに学校と運営会社の基本情報までを網羅して整理しました。大会運営の方式や用語についても補足説明を付してあります。