いこーよ調査：子育て世帯が選ぶ12月行事TOP10

12月に親子が求める「光と雪」の体験が上位を占める理由

アクトインディが運営する子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」のファミリーラボが実施したアンケート（調査期間：2025年11月、サンプル数：452、対象：「いこーよ」会員、調査方法：インターネットアンケート）によると、12月に子育て世帯が「やりたい」と答えた季節行事やイベントでは、クリスマス・イルミネーション・雪遊びの3つが特に高い関心を集めていることが明らかになりました。調査では、非日常的な体験や季節感を味わえる活動が支持される傾向が読み取れます。

具体的には、クリスマスはおうちでの参加型の楽しみ方（飾り付けや手作りケーキなど）や外出してイベントに参加する形が多く、イルミネーションは家族写真や体験型スポットの人気が高い点が特徴です。雪遊びについては、いきなりスキーを始めるのではなく、近場でのミニ雪体験や屋内でのそり遊びなど「カジュアルな雪遊び」を選ぶ家庭が増えています。

1位：クリスマス — 家庭内外で“参加”を重視する過ごし方

クリスマスは1位に挙げられ、保護者の多くが子どもと一緒に作業するプロセスを重視しています。調査の口コミには、サンタの衣装を着せて写真撮影を楽しむ、飾り付けを歌を歌いながら行う、手作りケーキの工程を子供と共有するといった声が多く見られました。

家庭内での工夫が目立つことに加えて、クリスマス関連の外出イベントやコンサート、サンタに会える催しなど、年齢層に応じた幅広い参加機会が支持されています。クリスマスに「やりたい」と答えた割合は高く、調査ではおおむね約8割前後の関心が示されています。

• 「サンタのコスチュームを着せて、クリスマスツリーの前で写真を撮りました。飾り付けの時に歌を歌いながらやると楽しい時間になりました」（3歳・1歳の子の保護者）
• 「手作りケーキを子供たちと作ったり、市販のスポンジを使って手軽に工程を楽しんでいます」（10歳・9歳・5歳の子の保護者）

2位：イルミネーション — 家族写真や屋内型スポットの注目度上昇

イルミネーションは2位で、遊園地やテーマパークのイルミネーションが「遊びながら楽しめる」と評価されています。特に2025-26年の冬は、子育て世帯の8割以上がイルミネーションを求めているという調査結果が示されました。

遊園地のアトラクションを併設した点灯スポットや、寒さを気にせず楽しめる屋内型イルミネーションが人気を集めています。防寒対策の必要性や、体験型の演出（気球に乗ってツリーを眺めるなど）に感動したという声も寄せられています。

• 「遊園地のイルミネーションは、遊びながら見られるので子供が飽きにくくてよい」（6歳・4歳・0歳の子の保護者）
• 「気球に乗りながら巨大ツリーのイルミネーションを見る体験は感動的。冷えるため防寒が必須です」（8歳・5歳の子の保護者）

3位：雪遊び — まずは気軽な“ミニ雪体験”から

雪遊びは3位に入り、スキーやスノーアクティビティに向かう前段階として、室内や近場で楽しめる雪遊びが急伸しています。調査では、雪遊びやスキーに「行きたい」と回答した割合は約65.3％となり、3人に2人が雪遊びやスキーを希望している実態が示されました。

幼児や赤ちゃんでも安全に楽しめるキッズパークや室内のそりあそびなど、着替え不要で気軽に体験できる施設の要望が高まっています。保護者の声には、転倒防止の厚手スパッツや防寒ウェアの着用など、準備面のアドバイスも多く含まれています。

• 「室内でそり遊びができる施設は着替えもいらず気軽で助かる」（12歳・4歳の子の保護者）
• 「砂遊び用のシャベルなどでも雪を掘って遊べる。ウェアの下に厚手のスパッツを履かせると安心」（16歳・13歳・11歳・7歳の子の保護者）

4位以下の行事と家庭での取り組み：食・伝統・家事を通じた学び

上位3つ以外でも、12月には自宅で楽しめる行事や伝統的な行事が支持されています。調査では、いちご狩りやお正月準備、冬至、大掃除といった項目が挙がり、子供と体験することで季節感や日本の伝統を伝える機会になっていることが分かりました。

特に注目すべき点は「年賀状づくり」が11位に下がっている点です。SNSやデジタル化の影響で、かつての定番行事の優先順位が下がっている可能性が示唆されています。

1. 4位：いちご狩り — 見て・比べて・食べる体験が家族で好評。写真映えも魅力。
2. 5位：お正月準備やインテリア — おせちの調理や干支の飾り付けを通して伝統を学ぶ機会。
3. 6位：冬至 — ゆず湯やかぼちゃ料理など五感で季節文化を体験する行事。
4. 7位：大掃除 — 持ち場を決めてゲーム感覚で行うなど、子供の参加を促す工夫がみられる。
5. 11位：年賀状づくり — デジタル化の影響で順位が下がっている。

いちご狩りの声

「毎年1回はいちご狩りに行き、大きないちごを探したり食べ比べたりして楽しむ」という口コミが寄せられ、食育や季節の味覚を楽しむ行事として評価されています。

お正月準備の声

「おせちのこんにゃく結びを子供にやらせたら興味を持った」といった体験を通じた学びが報告されています。

調査の方法、利用上の注意点と関連情報

本調査は、いこーよファミリーラボが2025年11月に実施したインターネットアンケートを基にしており、回答は全国の「いこーよ」会員452名から得られました。データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100％にならない場合があることが明記されています。

メディア掲載・引用に関するルールも提示されています。掲載・引用を行う場合は、事前にアクトインディ株式会社の広報（pr@actindi.net）へ連絡し、出典として「いこーよファミリーラボ調べ」のクレジットと記事URL（https://iko-yo.net/articles/20983）を記載する必要があります。

• 調査方法：インターネットアンケート
• 調査地域：全国
• 対象：いこーよ会員
• 調査期間：2025年11月
• サンプル数：452

この記事の要点整理

調査結果から、子育て世帯の12月の関心は「非日常的で季節を感じられる体験」に向かっていることが確認されます。クリスマス・イルミネーション・雪遊びの上位3つは、屋内外の両面で楽しめる工夫や、子供の年齢に応じた参加方法が重視されている点が共通しています。

以下の表に、本記事で触れた主要ポイントと調査概要をまとめます。

本調査は、子育て世帯が季節行事を通じて親子の時間を作り、子供の五感や学びにつながる体験を重視する現状を示しています。調査全文や関連トピック（クリスマスの過ごし方、イルミネーションガイド、雪遊びガイド、いちご狩り情報など）は、いこーよの各記事（https://iko-yo.net/articles/20983 他）で詳しく公開されています。メディアでのご利用に際しては掲載ルールを確認のうえ、出典の明記と広報への連絡を行ってください。