12/21開催｜石ノ森萬画館で絵本×音楽の癒しイベント

絵本朗読と音楽が織りなす「ピクチャーブックヒーリング」の狙い

2025年12月21日（日）、石ノ森萬画館（宮城県石巻市）1階映像ホールにて、絵本朗読と音楽演奏を組み合わせたプログラム「ピクチャーブックヒーリング〜絵本と音楽のコラボレーション〜」が開催されます。開催時間は10:10〜10:50、参加費は無料で事前申込は不要です。本イベントは、東日本大震災を契機に開始した心のケア活動の一環として位置づけられており、地域と連携しながら継続的に行われている取り組みの一つです。

主催は立命館大学 人間科学研究所（絵本プロジェクト）で、協賛は街づくりまんぼう、石巻中央ライオンズクラブ、株式会社アップルファーム、協力はSmile Blossomです。プログラム内容は絵本の朗読とそれに寄り添う音楽演奏を組み合わせ、聴覚と物語の両面から参加者の心の安定やコミュニケーション支援をめざします。パンフレットおよびメインビジュアルは、石ノ森萬画館とゆかりのある漫画家・わたせせいぞう氏の描き下ろしです。

活動の起源とこれまでの実績

ピクチャーブックヒーリングは、2011年の東日本大震災をきっかけに始まった活動です。被災地の心のケアを目的に、絵本朗読と音楽を組み合わせた独自のプログラムを開発し、以降は仮設住宅や保育施設など多様な場で実施されてきました。

本活動は今回で14回目の開催を迎え、石巻市での継続開催は地域との連携を重視した取り組みとして位置づけられています。継続的な実施を通じて、参加者の安心感やコミュニケーションの再構築に寄与してきた実績があります。

開始年

2011年（東日本大震災を契機に開始）

回数

今回で14回目

主な実施場所

仮設住宅、保育施設、地域の公共施設など

プログラムの特徴と構成

プログラムは朗読と音楽の連携を中心に組まれており、絵本の物語性に音楽が寄り添うことで参加者の感受性を穏やかに刺激します。演奏者は朗読のテンポや情緒に合わせた音響表現を行い、視覚・聴覚の両面で一貫した体験を提供します。

実施にあたっては会場の音響環境や聞き取りやすさを重視し、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が参加しやすい形でプログラムが調整されます。また、参加費無料・事前申込不要であることから、地域住民の参加ハードルを低く設定しています。

• 朗読：絵本を丁寧に読み聞かせる時間
• 音楽：ピアノや弦楽器などで情緒を補強
• 参加形態：座席で聴取する形式（会場は映像ホール）

開催概要と来場にあたっての情報

開催日時は2025年12月21日（日）10:10〜10:50で、会場は石ノ森萬画館1階映像ホールです。参加費は無料であり、事前申し込みは不要ですので、当日直接会場へ向かうことで参加できます。ただし、会場の混雑状況によっては入場制限が行われる可能性があるため、時間に余裕を持って来場することが望ましいとされています。

会場の所在地など具体的な問い合わせは、石ノ森萬画館（株式会社街づくりまんぼう）へ直接連絡してください。主催は立命館大学 人間科学研究所（絵本プロジェクト）、協賛・協力団体の協力により運営されます。

日時・会場の詳細

以下は日時および会場に関する詳細情報です。開始時刻・終了時刻は厳守される予定ですので、時間に余裕を持って来場ください。入場は先着順となる可能性があります。

会場は石ノ森萬画館の1階映像ホールで、屋内の座席で聴取する形式です。館内での移動や座席配置は当日の運営指示に従ってください。

主催・協賛・協力・お問い合わせ

主催は立命館大学 人間科学研究所（絵本プロジェクト）です。協賛団体と協力団体の支援により運営が行われます。問い合わせ先として石ノ森萬画館の連絡先を記載しますので、来場前の確認やアクセス案内は直接お問い合わせください。

団体名や連絡先は以下の通りです。電話やメールでの問い合わせが可能です。

• 主催：立命館大学 人間科学研究所（絵本プロジェクト）
• 協賛：街づくりまんぼう、石巻中央ライオンズクラブ、株式会社アップルファーム
• 協力：Smile Blossom

問い合わせ先（石ノ森萬画館／株式会社街づくりまんぼう）

〒986-823 宮城県石巻市中瀬2-7

電話：0225-23-2109

メール：info@man-bow.net

わたせせいぞう氏と石巻の縁 — ビジュアル制作の背景

今回のパンフレットおよびメインビジュアルは、漫画家のわたせせいぞう氏による描き下ろしです。わたせ氏は1980年代に人気を博した漫画『ハートカクテル』の作者であり、石巻および石ノ森萬画館とのつながりが深い人物です。

2018年には石ノ森萬画館で特別企画展『わたせせいぞうの世界展・ハートカクテルin石巻』が開催され、石巻での創作や地域との交流を通じて多くの作品が生まれました。今回のビジュアルも、過去に描かれた石巻を舞台にした作品群と連動する背景を持っています。

2018年特別企画展と制作経緯

2018年4月〜7月に開催された特別企画展は、石巻市の震災復興69回特別企画展として実施されました。わたせ氏は石巻の日和山を舞台にしたイラスト「Happy Wind〜日和山」を制作するなど、石巻を題材とした新作を多数発表しています。

また、石巻を舞台とした『ハートカクテルin石巻』（全4話の書き下ろし）や、仙台と石巻を結ぶ高速バスのラッピングイラストなど、地域との連携を深める活動を継続してきました。これらの経緯が今回のビジュアル制作につながっています。

今回のパンフレット・メインビジュアルの特徴

今回のパンフレットとメインビジュアルは、石巻との縁を踏まえた描き下ろし作品です。絵本と音楽の時間性を象徴するような温かなタッチが特徴で、イベントの趣旨に合った表現が用いられています。

ビジュアルは会場で配布されるパンフレットに掲載されるほか、石ノ森萬画館の広報物にも使用される予定です。視覚的な要素はプログラムの受け止め方にも影響するため、絵本朗読と音楽の相互作用を補佐する役割を担います。

イベント情報の要点まとめ

以下の表は、本記事で取り上げたイベントの主要情報を整理したものです。日時・会場・主催・参加方法・問い合わせ先など、来場前に確認すべき項目を網羅しています。

本稿では、開催日時、会場、主催・協賛体制、プログラムの背景と特色、わたせせいぞう氏によるビジュアル制作の経緯、問い合わせ先までを整理しました。来場や問い合わせの際は上記の情報を参照してください。

（配信元：石ノ森萬画館／街づくりまんぼう　配信日時：2025年12月9日 10時00分）