国産シルク配合で髪しっとり ココン・ラボ新シャンプー登場
ベストカレンダー編集部
2025年12月9日 10:56
ココン・ラボ新ヘアケア発売
開催日:12月9日
熊本・山鹿発の素材革新がヘアケアに届く:ココン・ラボ新シャンプー&コンディショナー
株式会社あつまるホールディングスが展開する国産シルク配合ボディケアブランド「COKON LAB(ココン・ラボ)」は、ブランド初のヘアケアラインとして「ココン・ラボ レーヴブラン シャンプー」および「ココン・ラボ レーヴブラン コンディショナー」を2025年12月9日(火)より公式オンラインストアおよび取扱店舗で発売します。両製品には、熊本県山鹿市で開発された新素材「溶けるシルクパウダー(加水分解シルク)」が配合されており、日常のヘアケアでシルク由来の保湿と補修を目指す処方が採用されています。
プレスリリースでは発売日・価格・容量などの商品情報に加え、共同研究や無菌養蚕による生産背景、地域での一貫生産体制についても詳細が示されています。製品ページは以下のリンクから確認できます。
シャンプー:https://cokonlab.jp/products/detail/93
コンディショナー:https://cokonlab.jp/products/detail/94
共同研究と3年間の開発経緯
本シリーズ開発は農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)らとの共同研究を含む体制で進められ、素材研究と処方検証を重ねた結果、従来の不溶性シルクを低分子化して常温水中で速やかに溶解する形に加工することに成功しました。特許出願中(国際公開番号:WO/2025/204578)であるこの「溶けるシルクパウダー」は、水系処方への組み込みや製品安定性の向上を可能にしています。
開発責任者である島田裕太氏は、発表資料の中で処方改良の難しさと、泡立ち・香り・洗い上がりのバランスを何十回も修正した点を明かしています。狙いは単に高機能にすることではなく、毎日使いたくなる使用感と香り、シルクのやさしさを日常に取り入れることでした。
処方と使い心地:シャンプーとコンディショナーの設計思想
両製品はシルク成分をまるごと溶かした加水分解シルクを核に据え、自然由来の成分比率を高めた処方設計になっています。シャンプーは自然由来指数85%(水を含む、ISO16128準拠)、コンディショナーは自然由来指数90%(水を含む、ISO16128準拠)と公表され、日々のヘアケアで保湿と補修を目指す点が特徴です。
両製品ともにフリー処方を採用しており、パラベンフリー、合成着色料フリー、ノンシリコン(シャンプーは石油系界面活性剤フリーも記載)で、敏感肌や自然派志向のユーザーにも配慮した設計となっています。香りや質感はブランド独自に設計され、サロン帰りのような指通りを日常へ導くことを想定しています。
シャンプーの具体的特徴
ココン・ラボ レーヴブラン シャンプーは内容量280ml、定価3,080円(税込)で販売されます。洗浄基材にアミノ酸系洗浄成分をベースに、植物由来の洗浄補助成分をバランスよく配合している点が明記されています。
処方面では、加水分解シルクが髪の内部にうるおいを届けること、5種類のオーガニック植物オイル(アルガン、オリーブ、バオバブ、アボカド、オプンチア)がキューティクルを保護すること、さらに高保湿成分であるサクラン(スイゼンジノリ多糖体)が髪と頭皮の水分保持をサポートすることが主要な特徴です。また、きめ細かな泡立ちにより汚れや皮脂を落としつつ必要なうるおいを守る設計とされています。
- 容量:280ml
- 定価:3,080円(税込)
- 自然由来指数:85%(ISO16128準拠)
- 主な成分:加水分解シルク、アルガン・オリーブ・バオバブ・アボカド・オプンチア(オーガニック)オイル、サクラン
- フリー:パラベンフリー/合成着色料フリー/石油系界面活性剤フリー/ノンシリコン
コンディショナーの具体的特徴
ココン・ラボ レーヴブラン コンディショナーは内容量280ml、定価3,300円(税込)で提供されます。加水分解シルクをベースに5種類のオーガニック植物オイルとサクランを配合し、毛先までまとまりのあるツヤ髪を目指す処方です。
注目成分としては、ドライヤーの熱に反応して髪を補修するγ-ドコサラクトン(エルカラクトン)を配合しており、ダメージ毛の内部にアプローチすることで乾燥や広がりを防ぐ効果が期待されます。テクスチャーは髪一本一本を包むようななめらかさを目指し、使用を重ねることでしなやかさと弾力の回復を図るとしています。
- 容量:280ml
- 定価:3,300円(税込)
- 自然由来指数:90%(ISO16128準拠)
- 主な成分:加水分解シルク、5種のオーガニックオイル、サクラン、γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)
- フリー:パラベンフリー/合成着色料フリー/ノンシリコン
山鹿の桑園と無菌養蚕が支える原料供給体制
ココン・ラボの製品は原料供給から製造までを熊本県山鹿市で一貫して行う「All made in YAMAGA」体制で生産されています。ブランドが掲げる方針は、オーガニックな桑栽培からクリーンルームでの養蚕、製品製造までを地域内で完結させることにより、トレーサビリティと安全性を確保する点にあります。
具体的には、標高約600メートルの山頂に造成した農地面積約25ヘクタール、約8万本の桑を無農薬で栽培する「天空桑園」を運営し、そこで得た桑葉を人工飼料に加工してカイコを育てています。耕作放棄地を再生した取り組みでもあり、地域の遊休地活用と環境への配慮を両立させる構成です。
NSP山鹿工場と品質管理
「やまがシルク」を生み出すカイコは、山鹿市に整備された周年無菌養蚕プラント「NSP山鹿工場」のクリーンルームで飼育されています。設備は温度・湿度・クリーンレベルを制御可能で、そのクリーンレベルはクラス10,000相当と医薬品メーカー並みの管理を導入しているとしています。
この結果、審査基準が厳しい医療分野でも採用され得る高品質のシルクが安定的に生産できる体制を確立している点が強調されています。製造プロセスの透明性を確保することで、消費者に対する安全性と信頼性を担保する狙いがあります。
- 天空桑園
- 標高約600m、約25ha、無農薬で約8万本の桑を栽培。耕作放棄地の再生と地元雇用の創出を兼ねる。
- NSP山鹿工場
- 一貫養蚕プラント。クリーンルーム管理(クラス10,000相当)で高品質なやまがシルクを生産。
- All made in YAMAGA
- 桑栽培から製造までを山鹿市内で完結し、トレーサビリティを確保。
- 地域雇用
- 「天空桑園」と「NSP山鹿工場」で働く従業員の70%は地元・山鹿市出身者。
溶けるシルクパウダーの機能と製品情報のまとめ
今回の新ラインにおける中核技術は「溶けるシルクパウダー」です。独自の低分子化技術により、従来は不溶性だったシルクパウダーを常温水中で速やかに溶解させ、透明で安定性の高い水溶液を形成できるようになりました。特許出願中(WO/2025/204578)であり、化粧品分野に留まらず医療用途への展開可能性も示唆されています。
プレスリリースで示された溶けるシルクの特長は下記の3点です。高い溶解性により水系処方への組み込みが容易であること、製品安定性の向上により沈殿や分離を防ぐこと、そして応用範囲の広さ(頭皮ケア・エイジングケア・美白、さらには医療分野での創傷治療材等への展開)です。
| 項目 | シャンプー(レーヴブラン) | コンディショナー(レーヴブラン) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年12月9日(火) | |
| 容量 | 280ml | 280ml |
| 定価(税込) | 3,080円 | 3,300円 |
| 自然由来指数(ISO16128) | 85%(水含む) | 90%(水含む) |
| 主な有効成分 | 加水分解シルク、5種のオーガニックオイル、サクラン | 加水分解シルク、5種のオーガニックオイル、サクラン、γ-ドコサラクトン |
| フリー処方 | パラベンフリー/合成着色料フリー/石油系界面活性剤フリー/ノンシリコン | パラベンフリー/合成着色料フリー/ノンシリコン |
| 購入チャネル | ココン・ラボ公式オンラインストアおよびココン・ラボ取扱店舗(https://cokonlab.jp/) | |
| 製造・原料供給 | 熊本県山鹿市(オーガニック桑園・NSP山鹿工場) | |
| 関連情報 | 特許出願中:国際公開番号 WO/2025/204578(溶けるシルクパウダー) | |
この記事では、発売日や価格、容量、成分、製造背景、共同研究や特許出願番号に至るまで、プレスリリースで示された情報を網羅して整理しました。製品ページやブランド公式サイトを通じて、処方の詳細や入手方法を確認することができます。ブランド公式サイト:https://cokonlab.jp/、Instagram:https://www.instagram.com/cokonlab/
参考リンク: