12月21日開始:楽天証券、米国株配当で米ドルMMF自動買付

米ドルMMF自動買付開始

開催日:12月21日

米ドルMMF自動買付開始
このサービスっていつから使えるの?
2025年12月21日(日)から提供開始。楽天証券の該当ページで設定すると、米国株の配当金や売却代金が入金された際に自動で楽天・米ドルMMFに買付されます。
手数料やリスクってどうなの?
米ドル建てMMFは短期債中心で比較的安定が期待されるが元本保証はなく、運用益や諸経費が発生する可能性あり。為替や価格変動のリスクを含め、楽天証券の説明書類で確認して下さい。

米国株の配当金・売却代金をそのまま米ドルMMFへ──発表と提供開始日

楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治)は、2025年12月8日16時00分付の発表において、2025年12月21日(日)より、米国株式の配当金および売却代金で米ドル建てMMFを自動買付できるサービスの提供を開始すると発表しました。

本サービスにより、米国株式で得られた米ドル資金を発注の手間なく自動的に運用に回すことが可能となり、余剰期間をなくした資金運用ができる点が特徴です。楽天証券は、本サービスが主要ネット証券間の比較において業界で初めてとなることを明示しています(※)。

業界初!米国株式の配当金・売却代金で米ドル建てMMFが自動買付可能に 画像 2

発表の背景と目的

発表では、従来は米ドル建てMMFを購入する際に毎回お客様が注文を出す必要があったため、その手間や米ドル資金の余剰期間が課題であった点が指摘されています。本サービスはその課題を解消し、米国株式投資で得た米ドルを効率的に運用することを目的としています。

また、楽天証券は米ドル建てMMFから直接米国株式を購入できる仕組みも提供しているため、本サービスと組み合わせることで為替手数料を気にせずスムーズに取引を行える運用フローが可能になることも併記されています。

サービスの仕組みと提供条件

本サービスは、米国株式の配当金または売却代金が発生した際に、当該金額を自動的に楽天・米ドルMMFへ買付けするものです。買付けのタイミングや金額、設定可能時間など具体的な運用条件が明示されています。

以下は発表に記載されたサービスの主要な仕様です。サービス開始日は2025年12月21日(日)で、対象銘柄や最低投資単位などの重要なポイントも含まれます。

自動買付のタイミング・金額・設定可能時間

自動買付けに関するタイミングと金額は次のとおりです。入金や売却の発生タイミングに応じて、該当する金額が自動的に買付されます。

自動買付タイミング
配当金:入金日
売却代金:米国株式売却の国内約定日の翌営業日
自動買付金額
配当金:入金日の合計金額を自動買付
売却代金:売却日の売却代金合計金額
設定可能時間
配当金:常時可能
売却代金:常時可能(ただし7時10分~7時40分を除く)

これらの設定により、配当の都度もしくは売却の都度に余剰米ドルが発生することなく自動的にMMFに振り向けられます。

なお、対象銘柄は「楽天・米ドルMMF」であり、サービスの申込や詳細は楽天証券の該当ページ(URL: https://r10.to/hPR1h1)で案内されています。

対象商品と最低投資金額の取り扱い

通常、楽天・米ドルMMFの最少投資金額は1米ドル以上とされていますが、本サービスでは、1米ドル以下の金額であっても自動で購入可能と明記されています。これにより、配当金や売却代金が少額であっても自動運用が実行されます。

MMFは短期の国債や社債などを中心に運用される投資信託であり、格付けの高い債券を組み入れることから比較的安全性が高い運用が期待される一方で、元本保証がない点には注意が必要です。

比較・リスク説明・関連サービス

発表では本サービスを「業界で初めて」とする比較資料の注記があり、主要ネット証券上位5社との比較に基づいているとされています。併せて、MMFの性質や投資に伴うリスク、楽天証券が提供する関連サービスの説明も行われています。

ここでは、比較の注記、MMFの運用特性、そして楽天証券が既に提供している関連サービスについて整理します。

業界比較と注記

「業界で初めて」の表現は、楽天証券が2025年12月8日時点で実施した調査に基づき、主要ネット証券(口座数上位5社:SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券(五十音順))を比較した結果に基づくものです。

比較の対象や調査日時が明示されている点は、サービスの独自性を示す根拠として提示されていますが、比較の詳細な評価基準や比較項目については、該当発表資料や各社の案内を参照する必要があります。

MMFの性質、手数料・リスク、関連サービス

楽天・米ドルMMFは、米ドル建てで短期の国債や社債などを主体に運用するMMFであり、米国の相対的に高水準な金利環境により、現金で米ドルを保有するよりも受け取る利回りが期待できる旨が挙げられています。

一方で、各種投資信託やMMFへの投資には所定の手数料や諸経費が発生する場合があり、価格変動等による損失の可能性があること、手数料およびリスクに関する説明を事前に確認する必要があることが明記されています。詳しくは楽天証券の「投資にかかる手数料等およびリスク」ページおよび契約締結前交付書面等を参照するよう案内されています。

また、楽天証券は以下のような関連サービスも提供しています。

  • 米ドル建てMMFから直接米国株式を購入可能:為替手数料を意識せずにスムーズな取引フローを実現。
  • 利金・償還金自動買付けサービス:外国債券の利金・償還金を外貨または外貨建てMMFで受け取る設定が可能。

これらにより、米ドル資金を活用した資産形成に向けた一連のサービスが構築されています。

以下に、楽天証券の商号や各種登録・加入協会等の情報を明示します。

  • 商号等:楽天証券株式会社
  • 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第195号
  • 確定拠出年金運営管理機関登録票:確定拠出年金運営管理業 登録番号774
  • 貸金業登録番号:東京都知事(1)32007号
  • 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、日本貸金業協会会員 第006365号

要点の整理(サービス仕様の一覧表)

以下に、本記事で紹介した本サービスの主要な項目を表形式で整理します。表の後に簡潔な要約を付します。

項目 内容
発表日時 2025年12月8日 16時00分(楽天証券発表)
提供開始日 2025年12月21日(日)
提供会社 楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治)
対象資金 米国株式の配当金および売却代金
自動買付先 楽天・米ドルMMF
自動買付タイミング 配当金:入金日/売却代金:米国株式売却の国内約定日の翌営業日
自動買付金額 配当金:入金日の合計金額を自動買付/売却代金:売却日の売却代金合計金額
設定可能時間 常時可能(7時10分~7時40分を除く)
最少投資金額 通常は1米ドル以上。ただし本サービスでは1米ドル以下でも自動購入可能
比較注記 主要ネット証券(SBI、松井、マネックス、三菱UFJ eスマート、楽天)での比較(2025年12月8日、楽天証券調べ)
公式案内URL https://r10.to/hPR1h1

まとめとして、本サービスは米国株式取引で発生する米ドル資金を、発生時点で自動的に米ドル建てMMFへ振り向けることで、発注の手間を削減し、米ドルの余剰期間を短縮することを狙いとしています。投資にあたっては手数料や価格変動リスクがある点に留意し、詳細は楽天証券の案内資料や契約締結前交付書面を確認することが推奨されます。

(注)主要ネット証券の比較における「業界初」の表現は、楽天証券が記載した条件・範囲での比較結果に基づくものであり、比較対象や評価基準の詳細は楽天証券の調査内容を参照してください。

参考リンク: