あきばっか〜の初の海外大会が開幕　龍と勇太が日本通算4連覇で熱狂

シンガポールで開かれた「あきばっか〜の」初の海外大会が示した新しい局面

2025年12月6日、REAL AKIBA BOYZの涼宮あつきが主催するアニソンダンスバトルイベント「あきばっか〜の」が、シンガポールで初めて開催されました。プレスリリースはISARIBI株式会社より2025年12月8日18時に発表されており、日本発のA-POP（アニソン・ボカロ・VTuber楽曲など）を用いたダンスバトルが、アジアのハブで新たな表現の場を得たことを伝えています。

このイベントはストリートダンスと秋葉原カルチャーを融合させた異色のエンターテインメントとして12年目を迎え、国内外からの注目が高まる中での海外進出でした。シンガポールという経済的・文化的に影響力のある都市での開催は、アニソンダンス文化を新たな観客に示す意味で重要な機会となりました。主催者側は現地のダンサーによる独特な表現や遊び心を評価しており、会場は多様なパフォーマンスで盛り上がったと報告されています。

大会の構成と審査・ゲストの体制

大会は競技性の高いストリートダンスバトルの形式で進行しました。審査や進行には国内で実績のある人員が携わり、涼宮あつきがゲストジャッジとして登場しました。あきばっか〜のはアニソンに合わせて様々なジャンルのダンスが衝突・融和するイベントであり、審査は表現力・音楽性・技術・遊び心など多角的に行われたとされています。

大会当日は国内外の参加者が集い、フロア上でジャンルを超えた駆け引きが展開されました。主催者側のプレスリリースは出場者名や順位、関連イベントの詳細を公表しており、海外での受容の手応えを示す要素が複数含まれています。

開催日

2025年12月6日（大会）、12月7日（ワークショップ・パネル）

主催

涼宮あつき（REAL AKIBA BOYZ）

イベント名

AKIBACCANO SG presented by オレダン（あきばっか〜の シンガポール初開催）

日本勢が通算4連覇を達成した決勝とベスト4の顔ぶれ

大会の優勝は、世界大会でも好成績を残す若手ユニット「龍と勇太」でした。10月に東京体育館で前人未到の3連覇を達成した後、シンガポール大会でも優勝を果たし、日本勢として通算4連覇を達成したことが公式に報告されています。現地では彼らのダンスに対して大きな反応があり、観客・出場者双方がその表現と技術に注目しました。

プレスリリースは大会のベスト4を次の通り公表しています。

• 優勝：龍と勇太
• 準優勝：Brething Style
• 3位：JunHeng & Stella
• 4位：Busted Bros

この結果は、単に勝敗の記録に留まらず、アニソンダンスというカテゴリーが国境を越えて受容されるポテンシャルを示すものとして読み取ることができます。とくに龍と勇太は、国内大会の連続優勝に加え、国際大会で提示した技術と表現が今回の勝利へとつながった点が強調されています。

決勝における評価ポイント

審査基準は技術だけでなく、音楽解釈や遊び心、観客を巻き込む表現など多岐にわたりました。涼宮あつきがジャッジとして参加したことは、秋葉原カルチャーとストリートダンス双方の価値判断が同時に行われる場を示しています。

大会では世界レベルのパフォーマンスが繰り広げられ、競技としての厚みとショーとしての要素が共存していた点が目立ちました。大会側は今後も国際的な基準に照らした運営を続ける意向を示しています。

翌日のワークショップとパネルディスカッション：学びと交流の場

大会の翌日、12月7日には優勝した龍と勇太が参加するスペシャルプログラムが実施されました。プログラムは4本立てで、参加者は世界レベルの技術を直接学べる機会を得たと報告されています。現地でのワークショップは実践的な内容が中心で、参加者が技術と表現を即座に体感できる構成でした。

涼宮あつきによるパネルディスカッションも行われ、業界の文脈やアニソンダンス文化の発展についての議論が交わされました。会場は質疑応答や具体的な表現論で活況を呈したとされています。

ワークショップの構成と内容

ワークショップは以下の4本立てで構成されました。各項目は参加者のレベルに応じた実技と理論を含む内容で、特に実技パートは参加者が直接指導を受ける形式でした。

• 勇太 POP ワークショップ
• 龍 HIPHOP ワークショップ
• 龍と勇太 Battle Technique ワークショップ
• 涼宮あつき パネルディスカッション

ワークショップではフロアムーブや一点倒立といった個々の技術指導に加え、A-POP楽曲に合わせた表現方法、バトルにおける心理戦や戦術など、総合的な指導が行われました。参加者は具体的なフィードバックを受けながら、即時に改善点を試す場面が多く見られました。

開催日（ワークショップ）

2025年12月7日

主な内容

POP・HIPHOP・Battle Technique・パネルディスカッション

参加の特徴

世界レベルのダンサーによる直接指導と、業界視点のトークセッション

関係者情報と関連スケジュール、組織の背景

主催者である涼宮あつきは、老舗ブレイクダンスチーム「WASEDA BREAKERS」の一員としてストリートダンスのシーンで活動する一方、イベント企画やプロデュースを通じてアニソンダンスの発展に寄与してきた人物です。彼が主催する「あきばっか〜の」は12年目を迎え、NHK『ノーナレ』をはじめ複数のテレビ番組で特集されるなど、シーン内外から注目されています。

また、REAL AKIBA BOYZはインターネット上での関連動画総再生数が5億回を超えるなど高い発信力を持つオタクダンサーチームであり、世界各地のフェス出演やアーティストコラボレーションを通じて活動領域を拡大しています。2023年には新メンバーを中心にジュニア組織「REAL AKIBA JUNIORZ」を立ち上げ、活動の幅を広げています。

龍のソロワンマン公演情報

龍（Ryu）に関してはソロワンマン第2弾となるライブ情報が発表されています。大阪公演と東京公演の2公演が予定されており、来場者に特典が用意されることも明記されています。

公演の詳細は以下の通りです。特典内容は予告なく変更になる可能性がある旨も案内されています。

また、龍と勇太は2025年11月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたFreestyle Session World Finals 2025 2vs2 Open Styles部門で世界ベスト4に選ばれており、国内外での実績が今回の優勝を裏付けています。

関連組織と公式情報

本大会の運営や関連する組織についての情報は以下の通りです。各団体はオンライン上でも情報発信を続けています。

あきばっか〜の（公式）

公式HP：https://akibaccano.jp/index.html

公式X：https://x.com/apop_atsuki

公式TikTok：https://www.tiktok.com/@akibaccano.jp

公式Instagram：https://www.instagram.com/akibaccano.jp

REAL AKIBA BOYZ（公式）

YouTube：公式YouTube

公式X：https://x.com/RAB_CREW

Instagram：https://www.instagram.com/real.akiba.boyz/

METEORA st.（メテオラストリート）

WEBサイト：https://www.meteora-st.jp/

概要：世界で活躍できる可能性を持ったクリエイター・アーティストを支援する事務所・エージェント・育成機構。設立3年で100人超のプレイヤーが所属（2024年4月時点）。

これらの情報は大会の背景理解や今後の動向把握に有用です。主催／出演者の活動は大会後も継続的に展開されるため、公式発表を確認することで最新情報を得られます。

本稿の要点まとめ

この記事では、あきばっか〜ののシンガポール初開催に関するプレスリリースの内容を網羅的に整理しました。大会の開催日時、優勝者・ベスト4、翌日のワークショップ構成、主催者と関連組織の情報、さらに龍のソロワンマン公演の詳細を含めて記載しています。以下に主要事項を表形式で整理します。

上記はプレスリリースに記載された情報を網羅的に整理したものであり、あきばっか〜のが国際舞台へと広がる一例としての位置づけを本稿で示しました。今後も関係者による公式発表を基にイベントの動向や関連公演の詳細が更新される見込みです。