蜷川実花×EiM、白井屋ホテルで光の展示『Pulse of Lives』

Pulse of Lives展

開催期間:12月1日〜1月12日

Pulse of Lives展
開催期間っていつからいつまで?
アートイルミネーション2025は2025年12月1日〜2026年1月12日。点灯は毎日17:00〜23:00で入場は無料。最新情報は公式サイトで確認を。
コラボ料理はまだ食べられるの?予約は必要?
ヘッドシェフ片山ひろと氏のコラボメニューは〜2025年12月14日までの期間限定提供。混雑が予想されるためレストランや宿泊の事前予約を推奨。

蜷川実花 with EiM が描く「Pulse of Lives」──白井屋ホテル5周年の光のインスタレーション

群馬・前橋の白井屋ホテルは、開業5周年を記念してアートイルミネーション2025を開催中です。参加するのは写真家・映画監督・現代美術家として国際的に活動する蜷川実花氏と、科学者やクリエイターが集うクリエイティブチームEiM(エイム)。本プロジェクトでは、宮田裕章氏(EiMプロデューサー)らの協力により、光と音を用いた新しい表現が敷地内の建築を舞台に展開されています。

発表された作品群は、前橋の歴史や風景、街の記憶と現代の都市生活を重ね合わせることで、観る者の身体感覚や記憶に触れることを意図しています。アートイルミネーションは白井屋ホテルが毎年実施してきた屋外インスタレーションの伝統を受け継ぎ、今年は「Pulse of Lives(生命の脈動)」という題で「丘(グリーンタワー)」を中心に展示が行われています。

白井屋ホテル 開業5周年記念イベント「蜷川実花 with EiM at SHIROIYA」白井屋ホテルアートイルミネーショ2025 《Pulse of Lives》開催中 画像 2

作品の意図と表現手法

《Pulse of Lives》は、建築家・藤本壮介氏が設計した「丘(グリーンタワー)」を「記憶の器」として捉え、約50台のLEDモニタに断片的な風景映像を投影する構成です。ネオン、濡れた舗道、電車の窓に反射する街並みなど、都市の光景を断片的に重ねて浮かび上がらせます。

作品は光が呼吸するように揺らぎ、脈動するリズムとなって建築と響き合います。これはかつて製糸工場で糸を紡いだ労働の記憶と、現代の都市の喧噪が重なったときに生まれる「いのちの痕跡」を可視化する試みです。記憶の呼び覚ましは、失われた風景の再現ではなく、忘却されたものに新たな光を当てる行為として表現されています。

作品名
Pulse of Lives
主要構成
約50台のLEDモニタ、光と音の同期演出
設置箇所
白井屋ホテル敷地内のグリーンタワー(丘)およびパサージュ等
白井屋ホテル 開業5周年記念イベント「蜷川実花 with EiM at SHIROIYA」白井屋ホテルアートイルミネーショ2025 《Pulse of Lives》開催中 画像 3

展示の詳細と関連プログラム

アートイルミネーション2025は、敷地全体を使ったインスタレーションのほか、館内の常設アートや緑あふれる空間と連動して鑑賞できる構成になっています。作品は夜間の点灯によりその表情を変え、来場者は時間帯や位置によって異なる視覚体験を得られます。

また、白井屋ホテルのヘッドシェフである片山ひろと氏による蜷川実花 with EiMとのコラボレーションメニューも期間限定で提供されています。料理と光の饗宴をひとつの体験として設計しており、アートと食の両面からプロジェクトを楽しめます。

  • コラボレーション料理提供期間:〜2025年12月14日(日)まで
  • 館内での展示:常設アート作品や各客室の展示と連動
  • 写真・映像クレジット:©Shinya Kigure / ©Takeo Watanabe(複数作品)
白井屋ホテル 開業5周年記念イベント「蜷川実花 with EiM at SHIROIYA」白井屋ホテルアートイルミネーショ2025 《Pulse of Lives》開催中 画像 4

鑑賞のポイント

展示は視覚的な明滅やリズムを意図的に使うため、鑑賞時は歩く位置や立ち止まる場所を変えることで新たな断面が現れます。映像断片が重なり合うことで生まれる層状のイメージを、建築と風景の文脈で読み解くことができます。

写真や映像の断片は、個々の記憶と都市の記憶をつなぐ役割を果たします。観賞前に白井屋ホテルの建築由来(利根川の旧堤防の面影)や周辺の歴史を簡単に調べておくと、作品のモチーフをより深く理解できます。

白井屋ホテル 開業5周年記念イベント「蜷川実花 with EiM at SHIROIYA」白井屋ホテルアートイルミネーショ2025 《Pulse of Lives》開催中 画像 5

開催情報・アクセス・入場方法

アートイルミネーション2025の開催期間、点灯時間、場所、入場料金などの基本情報は以下の通りです。観覧は無料で、日没後の時間帯にライトアップが行われます。

以下の情報は公式発表に基づく正確な記載です。日付や時間は変更となる場合があるため、来訪前に公式サイトでの確認が推奨されます。

項目 内容
開催期間 2025年12月1日(月)〜2026年1月12日(祝・月)
点灯時間 毎日 17:00〜23:00
場所 白井屋ホテル 敷地内(群馬県前橋市本町2-2-15)
入場料 無料
コラボ料理提供 〜2025年12月14日(日)まで(白井屋ホテル内)
白井屋ホテル(代表)
電話:027-231-4618 / メール:info@shiroiya.com
予約ページ
https://www.shiroiya.com
メディアお問い合わせ先
pr@shiroiya.com / 070-9350-1597(PR担当:守田美奈子)
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アクセスと滞在の案内

白井屋ホテルは前橋市本町に位置し、敷地内や館内に展示が点在しているため、ゆっくりと回ることが可能です。宿泊を伴う滞在で館内のアートや庭園、レストラン、カフェなどをあわせて楽しむプランの利用が推奨されます。

ホテルはミシュランガイドのホテルセレクションに選出されており、敷地内にはレストラン(フランス発祥のガイド『ゴ・エ・ミヨ』で4年連続掲載)、カフェラウンジ、パティスリー、ベーカリー、バー、茶室、3タイプの個室サウナなど、多様な滞在体験を提供しています。

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制作者、チーム、ホテルの背景

本プロジェクトに参加する主要な人物と組織、並びに白井屋ホテルそのものの成り立ちと特徴について整理します。作品制作は蜷川実花氏とEiMの共同作業であり、科学的な演出要素は宮田裕章氏らの協力によって実現されています。

白井屋ホテルは老舗旅館の歴史を経て、建築家・藤本壮介氏によるリノベーションで生まれ変わったアート・デスティネーションです。館内にはさまざまな現代アートが配され、訪問者に多層的な鑑賞体験を提供します。

蜷川実花(にながわ みか)
写真家、映画監督、現代美術家。木村伊兵衛写真賞など受賞。写真集120冊以上、個展150回以上。主な映画作品に『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)。京都市京セラ美術館での個展(2025年1月-3月)は約25万人を動員。
EiM(Eternity in Moment)
蜷川実花と宮田裕章(EiMプロデューサー)、桑名功(クリエイティブディレクター)、上田晋也(テクニカルアートディレクター)らで結成されるクリエイティブチーム。多様な専門家を編成してプロジェクトごとに活動。
白井屋ホテル
群馬県前橋市本町2-2-15。2020年12月開業。建築家・藤本壮介によるリノベーションで誕生したアートホテル。館内に多数の現代アート作品を展示し、ミシュランガイドのホテルセレクションにも選出。

写真・映像のクレジットは複数点にわたり、主に©Shinya Kigureおよび©Takeo Watanabeの表記が使用されています。展示や公開資料にはそれらのクレジットが付されています。

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本記事の要点まとめ

以下の表は、本記事で触れた主要な情報を整理したものです。日程・場所・連絡先・主要参加者・鑑賞に関する要点を一覧化しています。

項目 詳細
展覧会名 白井屋ホテル アートイルミネーション2025 「Pulse of Lives」(蜷川実花 with EiM)
開催期間 2025年12月1日(月)〜2026年1月12日(祝・月)
点灯時間 毎日 17:00〜23:00
会場 白井屋ホテル 敷地内(群馬県前橋市本町2-2-15)
入場料 無料
コラボ料理 白井屋ホテル ヘッドシェフ 片山ひろと氏による提供(〜2025年12月14日まで)
主な参加者 蜷川実花(アーティスト)、EiM(宮田裕章、桑名功、上田晋也ほか)、藤本壮介(建築)
問い合わせ・予約 白井屋ホテル 027-231-4618 / info@shiroiya.com / https://www.shiroiya.com
メディア問合せ pr@shiroiya.com / 070-9350-1597(PR担当:守田美奈子)
写真・映像クレジット ©Shinya Kigure / ©Takeo Watanabe(展示資料参照)

この記事は白井屋ホテルの発表資料に基づいて構成しています。アートイルミネーションは、建築と映像・照明・音響が融合する空間体験として設計されており、鑑賞は夜間の点灯時間帯にお薦めです。宿泊を伴う鑑賞を希望する場合や、コラボレーションメニューを利用する場合は、事前に白井屋ホテルの公式予約ページまたは代表窓口で詳細を確認してください。

参考リンク: