12/10出展:SynQ Remoteで変わる建設現場の技術継承

建設DX展出展

開催期間:12月10日〜12月12日

建設DX展出展
SynQ Remoteって何ができるの?
現場の映像と会話をそのまま録画・保存し、AIで議事録化。遠隔指示や双方向注釈でOJTや報告書作成を効率化し、技術継承を可視化するツールです。
建設DX展のブースでは何を体験できるの?
12/10〜12の東京ビッグサイトでAI議事録のデモ、次世代OJTの動画紹介、双方向ポインタや録画・書き込み操作を実際に触って試せます(事前登録が必要)。

「話すだけ」で残る技術継承――SynQ Remoteが可視化する現場の判断過程

ベテランが現場で行っている「どこを見て・何を判断したのか」を、映像と会話でまるごと記録できるツールとして、株式会社クアンドが提供するSynQ Remote(シンクリモート)は、建設現場の技術継承の形を変えようとしています。映像と音声がそのまま保存され、AIによる議事録化が行われることで、従来のメモやExcelへの手作業記録に依存しない新しい記録手段を提供します。

この技術により、熟練者の「勘所」や判断基準といった暗黙知をデジタル資産として保持できるため、若手への教育や業務の品質管理、安全性向上の面で期待が高まっています。2024年に遠隔巡視に関する法整備が進んだことを受け、遠隔化事例の実績も蓄積されつつあります。

“話すだけ”で技術が継承される時代へ。SynQ Remote、建設DX展に出展 画像 2

建設DX展での出展内容と体験できるデモ

株式会社クアンドは2025年12月10日(水)~12日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第10回 JAPAN BUILD TOKYO『建設DX展』」に出展します。会場は東京ビッグサイト南展示場 4階、ブース番号は47-26です。入場には展示会公式サイトからの事前登録が必要です。

出展ブースでは、遠隔支援ツールとしてのSynQ Remoteの機能を実際に操作して体験できるデモを用意しています。デモを通じて、現場での使われ方や記録の残り方を確認できます。

“話すだけ”で技術が継承される時代へ。SynQ Remote、建設DX展に出展 画像 3

ブースで体験できる主要コンテンツ

来場者は以下の機能を実際の画面で確認できます。各機能は現場での即時活用を想定して設計されています。

  • AI議事録機能:話すだけで議事録が自動生成されるデモ。発言の要点抽出や発言者タグ付けなどが含まれます。
  • 次世代OJT事例の動画紹介:若手とベテランをつなぐ活用事例を収録した動画を展示。
  • 双方向ポインタ/録画/書き込みの操作体験:遠隔での指示出しや現場の注釈付けを体験可能。

これらのデモは、現場での「見て教える」「確認する」といった行為をどのようにデジタル化し、後から振り返れる形にするかを示します。録画・自動保存されるため、OJTの証跡としても活用できます。

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展示会の基本情報と入場方法

展示会の正式名称と開催情報は以下の通りです。入退場時間や事前登録の手続きは主催側の公式サイトに準じます。

展示会名
第10回 JAPAN BUILD TOKYO「建設DX展」
日程
2025年12月10日(水)~12日(金)10:00-17:00
会場
東京ビッグサイト南展示場 4階
出展ブース
【47-26】
公式HP
https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html(事前登録が必要)

会場では法整備から1年で進んだ遠隔化事例や、人手不足・技術継承といった現場課題への取り組みが紹介されます。SynQ Remoteは“若手とベテランをつなぐ共創プラットフォーム”としての可能性を提示します。

建設現場が直面する課題とSynQ Remoteの解決アプローチ

少子高齢化が進む中で、熟練技能者の大量離職が迫り、建設業界では技術の空洞化が生産性や品質、安全性に直結する深刻な問題となっています。クアンドはこうした課題に対して、現場での情報共有と記録手段を変えることでアプローチを図っています。

特に現場で日々の運用において顕在化している三つのボトルネックに対して、SynQ Remoteは直接的な改善策を提示します。

現場の三つの構造的ボトルネック

  1. 移動・立ち会いによる時間的ロス

    管理者が事務所と現場を往復したり、複数現場を巡回したりする時間が多く、実働が移動で終わってしまうケースがある点。

    SynQ Remoteは遠隔で状況確認・指示出しを可能にし、移動時間を削減する運用を支援します。

  2. 報告書・是正指示作成の煩雑さ

    写真整理やExcel記入に時間を取られ、本来の指導や確認作業が後回しになる問題。

    話した内容がそのまま文字化され記録として残るため、報告書作成の手間を大幅に軽減します。

  3. 技術伝承・若手育成が“現場任せ”

    若手が質問しにくい環境や、確認の遠慮から正しく学べないまま作業が進んでしまうこと。

    映像と会話が同期した記録を後から振り返ることで、暗黙知の可視化と標準化が進みます。

会社概要と出展要点の整理

SynQ Remoteを提供する株式会社クアンド(英: QUANDO, Inc.)は、福岡・北九州発のスタートアップで、現場特化型の遠隔支援ツールを開発・提供しています。ミッションは「地域産業・レガシー産業のアップデート」で、政府のスタートアップ育成プログラムJ-Startup2023に選定されています。

同社は2024年12月に宮崎県の建設関連企業「南都技研」をM&Aし、SaaSと実業(リアル産業)の融合を進めています。設立は2017年4月25日で、代表取締役CEOは下岡 純一郎氏です。

会社名
株式会社クアンド(QUANDO, Inc.)
代表者
代表取締役CEO:下岡 純一郎
所在地
福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32
創業
2017年4月25日
事業内容
現場に特化した遠隔支援のためのビデオ通話ツール「SynQ Remote」を開発・提供
企業HP
https://www.quando.jp/
製品紹介
https://www.synq-platform.com/
関連事項
J-Startup2023選定、2024年12月に南都技研をM&A

以下の表に、本記事で紹介した出展情報と主要ポイントを整理しました。

項目 詳細
展示会名 第10回 JAPAN BUILD TOKYO「建設DX展」
開催日 2025年12月10日(水)~12日(金)10:00-17:00
会場 東京ビッグサイト南展示場 4階
ブース 47-26
出展内容 AI議事録機能デモ、次世代OJT事例動画、双方向ポインタ・録画・書き込みの操作体験
主な解決課題 移動時間の削減、報告書作成工数の軽減、技術継承の可視化
提供企業 株式会社クアンド(QUANDO, Inc.)所在地:福岡県北九州市
製品ページ https://www.synq-platform.com/

この記事では、SynQ Remoteが提示する「話すだけで残る」技術継承の仕組み、建設DX展での出展内容、現場が抱える課題とその解決アプローチ、そして提供企業の概要を整理しました。展示会参加にあたっては主催側の公式サイトでの事前登録が必要です。

参考リンク: