舞台『ノンレムの窓』開幕 映像と劇場が交差する短篇群

舞台ノンレムの窓開幕

開催期間:12月7日〜12月21日

舞台ノンレムの窓開幕
いつ公演やるの?
2025年12月7日に東京・IMM THEATERで開幕し、上演は12月21日まで。全席指定で料金は9,000円。回ごとの上演時間や座席情報は公式サイトで確認できます。
チケットってまだ買えるの?
公式サイトでチケット情報を案内中ですが、回や席種によって売切れもあり得ます。購入や残席照会、問合せはサンライズプロモーション(0570-00-3337、平日12:00〜15:00)へ。

舞台化された『ノンレムの窓』、初日を迎えたIMM THEATERの公演構成

2025年12月7日、東京・水道橋のIMM THEATERで舞台『ノンレムの窓』が開幕した。プレスリリースは同日15時00分に株式会社サンライズプロモーションから発表されている。本作は、もともと短編ドラマとして放送されてきた〈ノンレム・ワールド〉を舞台化したもので、日常のすぐ隣にある「ちょっと不思議でちょっと笑える」出来事を描くショート・ショート群を劇場空間に再構築している。

舞台化に際しては、映像作品としてのテンポ感やユーモアを、舞台ならではの空間性と観客との距離感に置き換えることが試みられている。初日公演は媒体の発表どおり本日行われ、上演は同会場で12月21日まで続く予定だ。制作側はオフィシャルサイトでチケット情報の詳細を案内している。

あの話題のドラマが舞台に!舞台「ノンレムの窓」、開幕! 画像 2

上演されるエピソードの概要

舞台版は、過去にオンエアされた複数の短編ドラマから選出した作品に加えて、新作を含めた構成で上演される。選ばれた作品は、それぞれが独立した短篇ながら共通して日常のわずかなズレから生まれる不思議さとユーモアを持っている点が特徴だ。

上演される作品は次のとおりである。各タイトルに併記した放送時期も明記している。

  • 「夕暮れ時の葛藤」(2023年夏放送)— 夕方、スーパーの2つのレジのうち短い列に並んだ男が、隣の列がサクサク進むのを見て並び直すべきか悩み始めるという、日常の一瞬の葛藤を描いたエピソード。
  • 「代行社会」(2023年冬放送)— プロの代行業者のベテラン社員が、常連クライアントからの「プロポーズ代行」を受けてレストランへ向かうところで起きた出来事を描く。職業倫理と依頼者の事情が交差する物語。
  • 「匿う男」(2023年冬放送)— 普段どおり家でコンビニ弁当を食べていた男のもとに、切羽詰まった様子の女性が突然訪れることから始まるドラマ。日常と非日常が接触する瞬間を描く。
  • 新作「バラエティ葬」— 舞台化に合わせて用意された新作。既存の短編とは趣を変えた展開を含む、舞台ならではの表現を試みる作品である。

以上の4作を通して、原作の〈ノンレム・ワールド〉が持つ短篇連作としての構成を保ちながら、観客に対して舞台ならではの「間」や「身体性」を提示する演出が施されている。

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脚本・演出の布陣とバカリズムの位置づけ

本作の脚本はバカリズム、安部裕之、竹村武司の三名が担当し、演出は内田秀実が務める。脚本陣には映像作品での豊富な経験を持つバカリズムが名を連ねており、彼の作家性が作品全体の基調となっている。

配役のひとつとしてバカリズムは舞台上での演技ではなく映像出演という形で参加する。これにより、舞台上の生身の俳優群と画面上の映像が同時に提示される構成が可能となり、原作映像の雰囲気を舞台上で再現する意図が読み取れる。

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バカリズムのこれまでの活動と本作の意義

バカリズムは「ブラッシュアップライフ」「ホットスポット」といったヒット作を生み出してきたほか、NHK連続テレビ小説「巡るスワン」(27年度前期)の脚本を手掛けるなど、映像脚本家としての活動が活発である。こうした経歴が、短篇群を連ねる〈ノンレム・ワールド〉の舞台化において重要な役割を果たしている。

舞台の脚本・演出陣は、短編それぞれのテンポや味わいを維持しつつ、劇場空間に適した時間設計と演出的工夫を施している。演出の内田秀実は舞台演出経験を活かし、俳優の身体性と舞台装置の連携で物語の小さなズレを視覚化している。

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キャストの顔ぶれと稽古、当日コメント

出演には風間俊介、じろう(シソンヌ)、与田祐希をはじめ、日野友輔、大野泰広、澤田育子ら多彩な俳優が集結している。バカリズムは映像出演としてクレジットされるため、出演形態に多様性がある配役構成となっている。

稽古期間中は、日常のリアルさを保ちながら舞台上での「違和感」や「間」を共有する作業が続けられたという。観客との距離感を重要視し、舞台ならではの空気や緊張感を丁寧に作り上げることが目指された。

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主要キャストのコメント(原文に沿って記載)

風間俊介のコメントでは、今回の舞台が「今まで経験した事がない舞台」になっていると述べられている。映像で『ノンレムの窓』を楽しんでいる人にも、舞台を初めて体験する人にも未知の経験が待っている可能性があるとし、劇場での特別な体験性に言及している。

じろう(シソンヌ)は、バカリズムとの共演について触れ、「オモクリ監督以来」など過去の共作を振り返りつつ、今回が十数年ぶりに同じ画面に収まる機会になる可能性を述べている。貴重な映像が幕間で流れることにも言及している。

与田祐希は出演への喜びと稽古での感想を語っている。稽古中に日常のすぐ隣にある“ちょっと不思議”な世界に触れるたびにわくわくしたと述べ、舞台ならではの空気感と距離感を重視して丁寧に作品を作っていると説明した。来場者がくすっと笑ったり心があたたかくなる時間になることを願う旨の言葉もある。

以上のコメントはプレスリリースに基づいたもので、稽古や舞台上の取り組み方、出演形態の違いなどが具体的に伝えられている。

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公演情報、チケット、問合せ — 公演概要の要点整理

本節では公演の主要情報を整理する。公演は2025年12月7日から12月21日まで、IMM THEATER(東京・水道橋)で行われる。チケットは全席指定、税込9,000円で販売されている。企画・製作・主催は日本テレビ、主催・問い合わせ窓口はサンライズプロモーションである。

問い合わせ先の電話番号や受付時間、公式サイトのURLなども公表されているため、詳細なスケジュールやチケット入手方法は公式情報を参照することが求められる。

項目 内容
公演名 舞台「ノンレムの窓」
脚本 バカリズム、安部裕之、竹村武司
演出 内田秀実
出演 風間俊介、じろう(シソンヌ)、与田祐希、日野友輔、大野泰広、澤田育子、バカリズム(映像出演)
上演作品 「夕暮れ時の葛藤」(2023年夏放送)、「代行社会」(2023年冬放送)、「匿う男」(2023年冬放送)、新作「バラエティ葬」
公演期間 2025年12月7日(日)〜12月21日(日)
会場 IMM THEATER(東京・水道橋)
チケット料金 9,000円(全席指定・税込)
企画・製作・主催 日本テレビ
公演お問い合わせ サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00〜15:00)
公式サイト https://nonrem-stage.jp
写真撮影クレジット 撮影 阿部章仁(劇中スチール、上演に伴う記録写真など)

上の表は公演に関する主要事項を整理したものである。さらに詳しいスケジュール、チケット販売の窓口、座席情報や公演の注意事項は公式サイトでの告知を参照するよう案内されている。問い合わせはサンライズプロモーションの指定時間内の電話窓口で受け付けている。

本記事はプレスリリースに基づき、舞台『ノンレムの窓』の開幕情報、上演作品の構成、制作体制、キャストコメント、そして公演に関わる問い合わせ先までを整理して伝えた。舞台は12月21日まで上演予定であり、詳細情報は公式サイトで随時更新される。

(撮影・提供写真クレジット:阿部章仁)