山田琉聖が張家口で躍進 The Snow League第2戦3位

山田琉聖が第2戦で3位

開催日:12月5日

山田琉聖が第2戦で3位
山田琉聖ってどんな選手?
山田琉聖はJWSC在籍のスノーボード(ハーフパイプ)選手でトップアスリートコース2年。国際大会で複数回上位に入り、The Snow League第2戦で3位に入賞した若手有望株です。
今回の3位入賞が五輪選考にどう響くの?
The Snow Leagueの3位は国際的な評価を高める好材料だが、ミラノ五輪の代表は主にW杯成績などで判断されるため、今後のW杯での結果がより直接的に影響します。

張家口シークレットガーデンで示した山田琉聖の成長と国際舞台での存在感

NSGグループの国際スノーボード&スケートボード専門学校(略称:JWSC、所在地:新潟県妙高市)に在籍するスノーボード学科トップアスリートコース2年の山田琉聖選手(チームJWSC)は、2025年12月5日に中国・張家口のシークレットガーデンで開催されたプロリーグ「The Snow League」第2戦に出場し、第3位に入賞しました。プレスリリースは2025年12月7日09時00分付で発表されています。

「The Snow League」は、ショーン・ホワイト氏が創設した新しいプロリーグで、決勝トーナメントが1対1の直接対決によって勝敗を決するのが特徴です。今年3月に米国コロラド州アスペンで第1戦が行われ、今回が第2戦となりました。男子では北京五輪覇者の平野歩夢選手(TOKIOインカラミ)が決勝で戸塚優斗選手(ヨネックス)を破り優勝した一方で、山田選手は第1戦での決勝トーナメント初戦敗退を経て、今回見事に3位に立ち、世界に向けてアピールする結果となりました。

スノーボード学科・山田琉聖がThe Snow League第2戦で堂々の3位入賞で世界へアピール 画像 2

大会の特徴と今回の戦いの意味

本大会は1対1のトーナメント方式により、選手のメンタルと瞬時の戦術が結果を左右します。山田選手は前回の敗退を踏まえ、準決勝進出を当初の目標に掲げて臨み、最終的に3位を獲得しました。

大会の公式会場や日程、並びに主要対戦の結果は以下の通りです。出場選手や勝敗の推移から、山田選手が国際舞台で安定して上位に入れる存在であることが改めて示されました。

  • 大会名:The Snow League 第2戦
  • 開催日:2025年12月5日
  • 開催地:中国・張家口(シークレットガーデン)
  • 結果:山田琉聖 第3位
  • 注目選手:平野歩夢(優勝)、戸塚優斗(準優勝)

表彰式のスチール写真では山田選手が右側に立つ様子が伝えられており、結果は彼の国際的な競争力を裏付ける内容になっています。

ミラノ五輪代表選考に直結する今後の出場予定とターゲット

山田選手は今後、ミラノ五輪代表選考に直接的な影響を与えるFISスノーボードワールドカップ(W杯)をはじめとした大会に出場予定です。これらの大会での成績が五輪出場権の獲得に直結するため、各大会でのパフォーマンスが注目されます。

プレスリリースで公表された2025-26シーズンの出場大会日程は以下の通りです。日程と開催地を正確に記載します。

開催期間 大会名/開催地
2025年12月10日~12日 W杯シークレットガーデン(中国)
2025年12月17日~19日 W杯カッパーマウンテン(アメリカ)
2026年1月7日~10日 W杯アスペン(アメリカ)
2026年1月15日~18日 W杯ラークス(スイス)
2026年2月11日~13日 ミラノ・コルティナ五輪(出場資格を獲得した場合)
2026年2月26日~28日 The Snow League アスペン(アメリカ)
2026年3月7日~8日 W杯バンケイ(日本)
2026年3月19日~21日 The Snow League ラークス(スイス)

これらの大会はFISの公認大会やプロリーグの主要戦であり、特にW杯での成績はオリンピック代表の選考材料として重視されます。山田選手が五輪出場権を獲得した場合、JWSCの開校以来、男子として初の五輪出場となる点も重要です。

山田選手は前述の日程に向けて、次のW杯までにルーティーンの修正と完成度向上を図ると本人コメントで述べています(コメント全文は下記に掲載)。

JWSCが提供する育成環境と山田選手のプロフィール

JWSCでは雪上トレーニングに加え、トランポリンやスケートボードを活用した技術練習、フォーム改善、フィジカル強化、メンタル面および栄養面のサポートまで多角的な育成体制を整えています。これにより山田選手は学業と競技を両立しながら、着実に国際大会での実績を積んでいます。

学校側の育成環境は、年間6か月の雪上トレーニング中心のカリキュラムや、JWSCスケートボーディングラボにおけるストリート・パークセクションの完備など、競技に専念できる実践的な内容が特徴です。

山田琉聖(やまだ りゅうせい)プロフィール

出身地
北海道札幌市
学校
国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)
学科
スノーボード学科トップアスリートコース2年
所属
チームJWSC
種目
スノーボードハーフパイプ(SB-HP)
認可情報
SAJ令和7承認第00121号

主な成績は以下の通りです。国際大会で継続的に上位に入っている点が特徴です。

  • 2023年12月:ワールドカップ2戦目 SB-HP 5位
  • 2024年2月:ユースオリンピック SB-HP 3位
  • 2024年12月:ワールドカップ1戦目 SB-HP 3位
  • 2025年2月:ワールドカップ4戦目 SB-HP 3位
  • 2025年12月:The Snow League 第2戦 SB-HP 3位

山田選手本人のコメントも公表されています。本人は前回大会での早期敗退を踏まえ、今回は準決勝進出を目標にしていたこと、最終的に3位となったことに対する率直な感想と次戦に向けた意気込みを語っています(以下、コメント全文を原文どおり掲載)。

前回はトーナメントの一回戦で敗退してしまったので、今回は準決勝に上がることを目標にしていたのですが、3位という結果を取れて、純粋に嬉しく思います。今大会で自分の最高のルーティーンを出すことはできなかったので、自分の思い描くルーティーンを決められるよう、次のW杯までにしっかり修正していけたらと思います。

JWSCの教育実績と最近の取り組み、関連情報の整理

JWSC国際スノーボード&スケートボード専門学校は1999年に開校し、これまでに冬季五輪出場者4名、JSBA公認プロスノーボーダー60名を輩出してきました。実績ある講師陣と充実した設備により、プロを目指す学生の育成を行っています。

学科構成や最近の取り組みについては、公式サイトに詳細が公開されています。下記に学科一覧とリンクを示します(プレスリリースに記載のURLをそのまま掲載)。

最近の取り組みとして、以下がプレスリリースで紹介されています。

  1. スノーボードウェア「JACKFROST」の2025-26シーズン公式PRユーザーに学生4名、卒業生1名が選出
  2. JWSC在校生がスノーボードのプロ資格を取得し、学校として60人目のプロスノーボーダーが誕生
  3. Burton Japanと連携し、Z世代の視点で製品開発に参画
  4. 学生が制作に関わったトップアスリート用のスノーボードを活用したベンチが EXPO 2025 大阪・関西万博に展示

学校公式の情報は以下の公式サイトおよびInstagramで確認できます。

また、JWSCを運営するNSGグループについても、教育事業を中核に医療・福祉・介護、スポーツ、建設、不動産、食・農など幅広い事業を展開している点が紹介されています。NSGグループは地域活性化を目的に多数の法人で構成されています(公式サイト:https://www.nsg.gr.jp/)。

この記事の要点を整理した表

以下の表は、本記事で取り上げた主要な情報を項目別に整理したものです。大会結果、今後のスケジュール、選手プロフィール、学校やグループの情報を一目で確認できます。

項目 内容
発表元 NSGグループ(国際スノーボード&スケートボード専門学校=JWSC)
発表日時 2025年12月7日 09時00分
選手 山田琉聖(やまだ りゅうせい)/チームJWSC/スノーボードハーフパイプ(SB-HP)
最新成績(本記事対象) The Snow League 第2戦(2025年12月5日、張家口) 第3位
2025-26 出場予定大会 W杯シークレットガーデン(12/10-12)、W杯カッパーマウンテン(12/17-19)、W杯アスペン(1/7-10)、W杯ラークス(1/15-18)、ミラノ五輪(2/11-13※出場資格時)、The Snow League アスペン(2/26-28)、W杯バンケイ(3/7-8)、The Snow League ラークス(3/19-21)
主なキャリア成績 2023年12月 W杯2戦目 5位/2024年2月 ユース五輪 3位/2024年12月 W杯1戦目 3位/2025年2月 W杯4戦目 3位/2025年12月 The Snow League2戦目 3位
学校の特徴 年間6か月の雪上トレーニング、トランポリン・スケートボードを活用した技術練習、フォーム改善、メンタル・栄養サポート、実績ある講師陣
関連リンク https://jwsc-snow.com/Instagram: https://www.instagram.com/jwsc_staff/

この記事では、山田選手の直近の国際大会での成果、ミラノ五輪選考に直結する今後の日程、JWSCの育成体制や学校の取り組みを網羅的に取りまとめました。大会出場とその結果、学校の教育方針や実績をあわせて確認することで、選手個人のキャリアと組織の育成体制がどのように結びついているかが明瞭になります。

参考リンク: