山本真奈美がFluxx Awardsで国際二部門を受賞
ベストカレンダー編集部
2025年12月7日 09:48
山本真奈美 二部門受賞
開催日:12月7日
国際舞台で評価された日本発のメンタルヘルス実践 — 山本真奈美(LMFT)の二部門受賞
特定非営利活動法人メンタルヘルス環境向上プロジェクト(以下、MHEC)の創設者であり代表理事である山本真奈美(LMFT/米国臨床心理士)が、Fluxx Awards 2025(米国ラスベガス開催)のHealthcare and Mental Health部門において、二部門で受賞したことが発表されました。受賞日は2025年12月7日、同日05時10分にMHECからの発表が出ています。
受賞した賞は、Global Pioneer Award『Mental Health Innovation Across Borders』と、Community Centered Wellness Leaderの二つです。今回の受賞は、国境や言語、文化の壁によって支援が届きにくい人々やコミュニティに対する心理療法・心理教育のアクセス拡大に取り組んできた点が評価されたものです。
受賞の場と意義について
Fluxx Awardsは国際的なメンタルヘルス分野のアワードイベントであり、グローバルな視点で革新的な取り組みを行う個人や組織が評価されます。山本は米国・日本・アジア地域での臨床実践と心理教育、コミュニティ連携の双方で評価され、今回の受賞につながりました。
今回の受賞は単なる表彰に留まらず、日本国内で行われてきた実践が海外からも注目される契機となっており、国際的な連携や知見の共有がさらに期待されます。
評価された取り組みの具体的な内容とポイント
審査側が高く評価したポイントは、山本による臨床と心理教育の両面にわたる継続的な取り組みです。対象は移民、多文化背景者、マイノリティなど、従来支援を得にくかった層に向けた実践が中心です。
山本のケアの特徴は、単に症状を軽減することを目的とするだけでなく、個人の内側にある力を育むこと(回復力=レジリエンスの強化)や、本来の心の健やかさ(ウェルネス)を深めることを重視している点にあります。文化的背景や創造性を尊重するアプローチが評価されました。
- 国境を越えた臨床と心理教育の普及
- 多様なクライエントやコミュニティにおけるメンタルヘルスへのアクセスのギャップを埋める実践
- 心理的な問題の解決だけに頼らない、本来の心の健やかさを育てるアプローチ
- 日本国内で誰もが相談につながれる“入口づくり”の推進
- 評価の背景
- 移民や多文化背景のある人々が直面する言語・文化的障壁を踏まえた支援設計と、それを実践に移すための多職種連携や心理教育プログラムの開発が評価要素として挙げられています。
山本真奈美のコメント
受賞にあたって山本は次のように述べています。
「このような国際的な賞をいただけたことを、心から光栄に思います。メンタルヘルス環境向上プロジェクトの使命は、メンタルヘルス支援をより平等に、そして誰もが安心してアクセスできる形で届けることです。心の健やかさは、心の問題を治すことではなく、私達の内側にある真の心の健やかさ育むことから始まると私たちは信じています。すべての個人とコミュニティが、自分の内側からウェルネスを見いだす機会を持てる社会、そのような環境をつくっていきたいと思います。」
このコメントは、山本が目指す支援の方向性と、受賞がその実践に対する国際的な評価であることを端的に示しています。
国内での取り組みとM.O.F.U.2025 — 実践型のコミュニティウェルネスモデル
MHECは2025年6月に、日本国内でメンタルヘルスの垣根を取り払うことを目的としたイベント「M.O.F.U. 2025」を開催しました。このイベントでは精神科医、心療内科医、公認心理師、臨床心理士など多職種が連携するコミュニティウェルネスモデルが実装されました。
国内でのこの取り組みは、メディアや専門家からも注目され、海外から見ても「国境を越えた実践型のメンタルヘルスモデル」として認識されています。実践を通じた学びと成果の共有が、今回の国際的評価につながっています。
| イベント名 | M.O.F.U. 2025 |
|---|---|
| 開催時期 | 2025年6月 |
| 参加職種 | 精神科医・心療内科医・公認心理師・臨床心理士 等 |
| 目的 | メンタルヘルスの垣根を取り払い、多職種によるコミュニティウェルネスモデルの実装 |
国内実践の特徴
MHECの取り組みは、単なる短期支援ではなく、継続的な心理教育プログラムと地域に根ざした“入口づくり”を重視しています。多職種連携による支援提供の枠組みづくりが行われ、支援の受け手が迷うことなく適切な専門支援に到達できる導線の整備が進められています。
また、子どもや若者、その支援者(保護者や教師など)向けの安心できるケアの場の拡充も優先課題として位置づけられており、教育現場や地域コミュニティとの連携を通じた心理教育の提供が行われています。
今後の活動計画と支援の求め方
MHECの今後の方針は、直接のカウンセリング提供に重点を置くのではなく、こころの支援が必要な人が適切な専門支援につながれるための“入口づくり”の強化です。これは支援のアクセス性を高めるための基盤づくりを意味します。
具体的には以下の取り組みを一層推進していくとしています。
- 子ども・若者・支援者(保護者や教師など)の安心できるケアの場の拡充
- 迷わず必要な支援にアクセスできる環境整備
- 心理学に基づく信頼できる知識の発信を通した心理教育の提供
- 単発の心のケアではなく、継続した心理教育プログラムの作成と提供
また、今回の受賞を契機に国内外の専門家・機関との協働を深め、文化を越えて心の支援が届く社会モデルの構築に取り組むと明記しています。これらの計画は実務的な協働や研究連携、プログラム設計の深化を含むものです。
支援のお願いと連絡先
MHECは継続的なプログラム提供のための資金や賛同を呼びかけています。寄付またはサポートは下記のページから受け付けています。
- 寄付・サポートページ: https://syncable.biz/associate/mhec
- 関連リンク(ビジョン等): https://syncable.biz/associate/mhec/vision#associate-tabs
- お問い合わせ
- 特定非営利活動法人メンタルヘルス環境向上プロジェクト(MHEC)
- Email:info@mentalhealthec.org
- Website:https://www.mentalhealthec.org
- Lit.link:https://lit.link/mhecproject
今回の発表の要点まとめ
この記事では、MHEC創設者であり代表理事の山本真奈美(LMFT)がFluxx Awards 2025で二部門を受賞した事実と、その背景にある実践、国内での取り組み、今後の方針、支援の呼びかけまでを整理して伝えました。以下の表は記事内で述べた主要項目を分かりやすくまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受賞者 | 山本真奈美(LMFT/米国臨床心理士) |
| 所属 | 特定非営利活動法人メンタルヘルス環境向上プロジェクト(MHEC)代表理事・創設者 |
| 受賞名 | Global Pioneer Award『Mental Health Innovation Across Borders』、Community Centered Wellness Leader |
| 受賞部門/開催地 | Healthcare and Mental Health 部門/米国ラスベガス(Fluxx Awards 2025) |
| 発表日 | 2025年12月7日(発表時刻 05:10) |
| 活動の中心 | 国境・言語・文化の壁によって支援が届きにくい個人やコミュニティへの心理療法・心理教育のアクセス拡大 |
| 主な評価ポイント | 国境を越えた普及、多様なクライエントへのアクセス改善、レジリエンスとウェルネスを育むアプローチ、入口づくり |
| 今後の主要施策 | 子ども・若者・支援者向けケアの拡充、アクセス環境整備、心理教育の発信と継続プログラムの提供、国際協働の深化 |
| 寄付・支援窓口 | https://syncable.biz/associate/mhec |
| お問い合わせ | Email:info@mentalhealthec.org/Website:https://www.mentalhealthec.org |
表に示したとおり、受賞はMHECと山本が長年にわたり進めてきた実践的な取り組みが国際的に評価された結果です。今後は国内外の連携を深め、文化や言語を超えて支援が届く仕組みづくりが一層進められる見込みです。
参考リンク: