若林正恭 初小説『青天』が2/20刊行 高校アメフト青春譚

若林正恭 初小説『青天』刊行

開催日:2月20日

若林正恭 初小説『青天』刊行
発売日はいつ?
2026年2月20日に文藝春秋から刊行予定。四六判・312頁で定価1980円、電子書籍も同時発売。ISBN:978-4-16-392066-5。書誌ページで予約が可能です。
どんな内容の小説なの?
四半世紀前の東京を舞台に、高校アメフト部の選手・中村昴(アリ)の敗北と喪失、再起を描く青春小説。題名「青天」はタックルで仰向けに倒れる意味を象徴しています。

若林正恭、初の長編小説で描く高校アメフトの世界

お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭による初の小説作品『青天(あおてん)』の刊行が決定した。出版社は株式会社文藝春秋で、刊行予定日は2026年2月20日。本情報は文藝春秋発のプレスリリース(2025年12月7日 02時20分)として公表されている。

若林はこれまでエッセイや紀行文などでベストセラーを複数手掛けてきたが、本作が〈初めての小説〉にあたる。舞台は四半世紀前の東京、高校アメリカンフットボール部。青春期の煩悶や身体をぶつけ合う競技の緊張感が描かれることが発表資料から読み取れる。

オードリー・若林正恭の初小説『青天(あおてん)』発売決定! アメフトにすべてを懸ける高校生の物語 画像 2

刊行の基本情報

以下は出版社が公表した書誌情報や販売に関する基本事項である。書誌データは判型や価格、ISBNなど読者が購入や所蔵を検討する際に必要な項目を網羅している。

電子書籍版も同時発売予定で、各電子書店での価格は販売各社にて確認するよう案内されている。書誌情報には書籍のURLおよび電子書籍版の個別URLが記載されている。

書名 『青天』(読み方:あおてん)
著者 若林正恭
定価 1980円(税込)
出版社 株式会社文藝春秋
判型 四六判 並製カバー装 312ページ
発売予定日 2026年2月20日
ISBN 978-4-16-392066-5
書誌URL https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920665
電子書籍URL https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639206600000000000A

タイトルの意味と物語の骨子

タイトルの『青天(あおてん)』は、アメリカンフットボール用語で「試合中にタックルを受け、仰向けに倒れること」を指す。作品はその言葉が持つ肉体性や転倒の瞬間の感覚を軸に、高校生が抱える内面と競技を通じた葛藤を描くことが示されている。

物語の主人公は総大三高の選手、中村昴(あだ名:「アリ」)。プレスリリースに記されたあらすじを下に形式を崩さず紹介する。

あらすじ(文章は原文の内容を含む)

人にぶつかっていないと 自分が生きているかどうかよくわからなくなる。

総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りしてまで迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち砕かれた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続ける中で、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。

このあらすじには、競技を失った後の喪失感と自己同一性の揺らぎ、再起に向かう意思が描写されている。部活や仲間、競技の場でしか感じられない自己の在り処を主題に据えた作品であることがうかがえる。

用語解説 — 青天
アメリカンフットボール用語で、試合中にタックルを受け、仰向けに倒れること。作品タイトルはこの物理的な倒れ方を象徴的に用いている。

若林正恭の作家としての位置づけと経歴

若林正恭は1978年生まれ。お笑いコンビ「オードリー」のツッコミ担当として知られる一方、執筆活動でも成果を挙げてきた。これまでの代表作にはエッセイや紀行文があり、その一部は賞の受賞やベストセラー化につながっている。

プレスリリースに記載されたプロフィールとこれまでの主な仕事、受賞歴を以下に整理する。

著者プロフィール(プレスリリース記載分)

氏名
若林正恭(わかばやし・まさやす)
生年
1978年生まれ
著作(主要)
  • 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(2018年)— 斎藤茂太賞受賞
  • 『ナナメの夕暮れ』
  • 『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』
放送・メディア出演
  • ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」ほかラジオ、テレビで多数のレギュラーを担当
  • 日本テレビ系『オードリーのNFL倶楽部』は15年以上の長寿番組

これらの情報から、若林はお笑い・放送・執筆の領域を横断する作家性を持ち、今回の小説化は既存の創作活動の延長線上にあるといえる。

販売形態、関連リンク、ハッシュタグと制作状況

書籍は紙の単行本(四六判、並製カバー装)としての刊行に加え、電子書籍版も同時発売される予定である。電子版の価格は各電子書店で確認が必要とされている。

プレスリリースには購入や詳細確認のためのURLが明記されており、書誌ページおよび電子書籍ページが案内されている。書誌URLは文藝春秋の配本ページへのリンク、電子書籍URLは電子版の販売ページへの直リンクである。

  • 書誌URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920665
  • 電子書籍URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639206600000000000A
  • SNSハッシュタグ: #小説青天

また、プレスリリース中では著者のコメントが掲載されている。原文のまま紹介する。

「今の時代だと〝イタイ奴〟で終わりそう! でも楽しい!」と、興奮しながら書きました。

制作状況については「ただいま制作中」と明記されており、刊行に向けて最終工程が進められていることがうかがえる。

要点まとめ

以下の表は本稿で扱ったプレスリリースの主要項目を整理したものだ。発売日、価格、ページ数、ISBN、URL、電子書籍の有無、そして著者のこれまでの代表的な著作と受賞歴を含めて一覧化している。

項目 内容
タイトル 『青天』(あおてん)
著者 若林正恭
出版社 株式会社文藝春秋
発売予定日 2026年2月20日
定価 1980円(税込)
判型・頁数 四六判 並製カバー装 312ページ
ISBN 978-4-16-392066-5
書誌URL https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920665
電子書籍 同時発売予定(電子書籍URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639206600000000000A)
主題 四半世紀前の東京を舞台にした高校アメフト部の青春と再起
著者の主な経歴 1978年生まれ。お笑いコンビ「オードリー」ツッコミ担当。『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で斎藤茂太賞受賞。放送番組の長寿レギュラー多数。
プレスリリース発表元・日時 株式会社文藝春秋/2025年12月7日 02時20分
ハッシュタグ #小説青天

以上がプレスリリースの全情報を整理した内容である。書誌ページおよび電子書籍ページのリンク先では、予約や追加情報の確認が可能であるため、関心がある場合は各ページでの案内を参照するとよい。

参考リンク: