1/29刊行『飯沼一家に謝罪します』放送の顛末を収録
ベストカレンダー編集部
2025年12月6日 16:43
『飯沼一家』書籍化決定
開催日:1月29日
深夜に出現した“謝罪”の物語が書籍化される経緯
株式会社KADOKAWAは、2026年1月29日に書籍『飯沼一家に謝罪します』を発売すると、2025年12月5日 17時00分付のリリースで発表しました。本書は、2024年12月のクリスマスシーズンにテレビ東京で放送されたモキュメンタリー番組『飯沼一家に謝罪します』をもとにした書籍化作品で、TXQ FICTIONの第2弾に当たります。
プレスリリースでは写真クレジットとして鈴木陽介の名前が明記され、カバー画像はイメージであり実物と異なる場合がある旨の注記も添えられています。制作・発表の背景には、放送時に番組内で登場した岸本悠美子氏が発起人として関与している点があり、放送時に明かされなかった“放送の顛末”を本書で書き下ろし収録していることが強調されています。
放送と反響の事実関係
番組は2024年12月、テレビ東京で深夜2時から四夜連続で放送されました。放送時間帯が深夜であったにもかかわらず、SNS(X)でトレンド入りし、「怖すぎる」「めちゃくちゃ不穏」といった反応が拡散。放送終了後には飯沼一家や関わった人物に対する考察がSNS上で続出しました。
書籍化決定の発表では、映像では補えなかった情報やその後の経緯を文章で補完する狙いが明記されています。本書は番組を視聴していない読者でも読める構成になっていることがアピールされており、番組放送の全真相と、書籍で明らかにされる“新事実”がうたわれています。
- 制作:テレビ東京のフェイクドキュメンタリー特別番組『TXQ FICTION』第2弾
- 放送:2024年12月、深夜2時から四夜連続放送(テレビ東京)
- SNSでの反響:Xでトレンド入り、放送後の考察が継続
物語の内容と書籍で補われる新情報
本作のあらすじは、1999年に起きた出来事から始まります。飯沼一家は当時テレビ番組『幸せ家族王』に出演し、賞金100万円とハワイ旅行を獲得します。その後、一家の自宅が火事で全焼し全員が死亡したという事実があり、発端には一家が民俗学者・矢代誠太郎に依頼した“運気を上げる儀式”が関係していたとされています。
2004年深夜には、矢代氏がカメラの前で「私がこの一家の運命を狂わせたかもしれない。謝罪します」と語る番組が放送され、以後ネット上では都市伝説化していたと書籍は説明します。今回のモキュメンタリーは、その“真実”を追う過程で、儀式の意図、家族の構図、テレビの仕組み、そして隠された“もうひとつの物語”を再検証する内容です。
書籍化で追加される要素
書籍版には、放送時に明かされなかった放送の顛末を著し、さらに物語の終盤には「その後の飯沼明正」に関する約15分の新映像が用意されている点が告知されています。放送で示された素材、関係者への取材、制作スタッフの証言などを通じて、番組では触れられなかった側面を文章化する構成になっています。
貼付される証拠素材や新たに収集された証言により、視聴者が既に抱いた仮説に対して追加の文脈を与える意図があることが明示されています。番組に登場した関係者や制作サイドの記録を整理し、総合的に読み解ける形式にまとめられている点が特徴です。
- 物語の主要な流れ
- 1999年:飯沼一家が『幸せ家族王』に出演・賞金受領
- その後:一家の自宅が全焼、全員死亡
- 2004年:矢代誠太郎が謝罪を語る番組が深夜に放送される
- 2024年:テレビ東京で四夜連続のモキュメンタリー『飯沼一家に謝罪します』が放送
- 2026年:書籍版が刊行され、放送時に触れられなかった顛末と新映像を収録
関係者、著者、購入特典、書誌情報の全情報
本書の刊行にあたり、関係者として大森時生(テレビ東京)、寺内康太郎、福井鶴、夜馬裕が参画し、構成・執筆・監修を行っています。書籍のクレジットは原作が寺内康太郎、福井鶴、著者が夜馬裕の表記です。岸本悠美子は本書刊行の発起人として序文を担当し、序文内で自身は著者ではないことを明示しています。
岸本悠美子のコメントでは、番組放送後の顛末や、刊行にあたって関係者へ感謝を表する言葉が記され、著作刊行を通じて自身が歩んできた道に間違いはなかったと述べられています。コメントは、読者が事実をどのように解釈するかは自由であるという前提を踏まえながら、本書が放送時に説明されなかった事柄を補完する役割を担っていると説明されます。
購入特典と流通情報
書籍の発売にあたり、Amazon.co.jpと楽天ブックスの2チャネルで購入特典が用意されています。Amazonの限定特典はオリジナル音声データ配信、楽天ブックスの限定特典はオリジナルポストカードです。各商品の購入ページURLはプレスリリースで公表されています。
- Amazon.co.jp限定特典
- 特典内容:オリジナル音声 データ配信
- 収録:岸本良樹「最後の肉声」/録音者 岸本悠美子
- 該当URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4046078499
- 楽天ブックス限定特典
- 特典内容:オリジナルポストカード(儀式失敗の証拠写真)
- 該当URL:https://books.rakuten.co.jp/rb/18422647/
書誌情報(刊行詳細)
書籍の正式な書誌情報は以下のとおりです。発売日は2026年1月29日(木)で、電子書籍も同日配信されます。定価は1,650円(本体1,500円+税)で、ページ数は208ページ、判型は四六判並製、ISBNは9784046078490です。発行は株式会社KADOKAWA。
書誌情報の抜粋は以下の通りです。本書はTXQ FICTIONの第2弾として位置づけられ、第1弾は『イシナガキクエを探しています』であることが明記されています。
- 作品名
- 『飯沼一家に謝罪します』
- 著者
- 寺内康太郎、福井鶴(原作)/夜馬裕(著)
- 発売日
- 2026年1月29日(木)
- 電子書籍
- 同日配信
- 定価
- 1,650円(本体1,500円+税)
- ページ数
- 208ページ
- 判型
- 四六判並製
- ISBN
- 9784046078490
- 発行
- 株式会社KADOKAWA
まとめ:重要事項の整理
本稿では、プレスリリースの全文を基に『飯沼一家に謝罪します』の書籍化に関する情報を整理して伝えてきました。放送の経緯、物語のあらすじ、書籍で追加される新情報、関係者と著者陣、購入特典や書誌情報まで、発表されたすべての情報を網羅しています。
以下の表は、記事内で紹介した主要なデータを時系列と項目別に整理したものです。書籍を手に取る前に知っておきたいポイントを簡潔にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表 | 株式会社KADOKAWA/2025年12月5日 17時00分 |
| 発売日 | 2026年1月29日(木)/電子書籍同日配信 |
| 書名 | 飯沼一家に謝罪します |
| 著者・原作 | 寺内康太郎、福井鶴(原作)/夜馬裕(著) |
| 参画・構成・監修 | 大森時生(テレビ東京)、寺内康太郎、福井鶴、夜馬裕 |
| 価格 | 1,650円(本体1,500円+税) |
| ページ数・判型 | 208ページ/四六判並製 |
| ISBN | 9784046078490 |
| 販売特典(Amazon) | オリジナル音声データ配信(岸本良樹「最後の肉声」/録音者 岸本悠美子) URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4046078499 |
| 販売特典(楽天ブックス) | オリジナルポストカード(儀式失敗の証拠写真) URL: https://books.rakuten.co.jp/rb/18422647/ |
| 放送概要(原作の番組) | テレビ東京『飯沼一家に謝罪します』/2024年12月、深夜2時から四夜連続放送/SNSでの反響あり |
| 写真クレジット | 写真:鈴木陽介(カバーはイメージのため実物と異なる場合あり) |
以上がプレスリリースに基づく全情報の整理です。本書は、放送で提示された謎とそれに続く反響、そして刊行にあたっての新素材を併せて提示する形で、番組の全体像を文章と映像資料によって再構築する試みとなっています。