12/6放送開始 BS10プレミアムで加藤登紀子の生歌披露
ベストカレンダー編集部
2025年12月5日 05:49
STORIES放送開始
開催日:12月6日
BS10スターチャンネルからBS10プレミアムへ:リニューアルの背景と新たな方針
株式会社ジャパネットブロードキャスティングは、運営する映画専門チャンネル「BS10スターチャンネル」を「BS10プレミアム(読み:ビーエステンプレミアム)」にチャンネル名を変更し、生まれ変わりました。1986年の開局から来年で40周年を迎えるにあたり、これまでの洋画中心の番組編成に加えて日本映画と音楽コンテンツを拡充し、総合エンターテイメント放送局として再出発します。プレスリリースは2025年12月4日17時00分に発表されています。
リニューアルの新しいキャッチコピーは「今日もいい映画、今日もいい音楽」です。10月からは従来の洋画に加え、新たに日本映画と音楽を中心としたコンテンツの放送を開始しており、より多様な視点から映像と音楽を楽しめる編成を目指しています。今回の取り組みは、映画ファンだけでなく音楽ファンにも深く訴求する内容となっています。
- 発表者
- 株式会社ジャパネットブロードキャスティング
- 発表日時
- 2025年12月4日 17時00分
- チャンネル名
- 旧:BS10スターチャンネル → 新:BS10プレミアム
新音楽番組『STORIES~歌に刻まれし物語~』の狙いと構成
新編成の柱のひとつとして開始されたオリジナル音楽番組が『STORIES~歌に刻まれし物語~』です。本番組はアーティストの音楽人生と楽曲を「人生折れ線グラフ」で視覚的に紹介し、インタビューとともに楽曲の生歌を届けるという独自の構成を採っています。BS10プレミアムでしか観られないオリジナルの音楽番組として位置づけられています。
制作の趣旨は、単なるヒット曲の紹介に留まらず、楽曲が生まれた背景やアーティストの人生の節目を丁寧に掘り下げることにあります。視覚的な折れ線グラフと生歌という要素を組み合わせることで、視聴者にとって音楽が時間軸で持つ意味を再認識させる意図が読み取れます。
番組の具体的フォーマット
番組は以下の要素で構成されます。複数の楽曲を通じてインタビューで語られたエピソードを照合し、それぞれの楽曲を生歌で披露します。これによって視聴者は楽曲の制作背景やアーティストの心情を立体的に理解できます。
- アーティストの音楽人生を折れ線グラフで可視化
- 収録インタビュー(時には収録後のインタビューも初解禁)
- インタビューで語られた楽曲の生歌披露
- アーティストの私生活や出会いに関する深掘り
第3回のゲストとしてデビュー60周年を迎えた加藤登紀子が登場します。番組内では、彼女がこれまで紡いできた数々のストーリーと名曲が紹介されます。
加藤登紀子インタビュー詳細:出会い、創作、そして楽曲に込めた想い
今回初めて収録後インタビューが解禁されたことにより、加藤登紀子はプライベートな生活や創作の背景についても率直に語っています。冒頭ではコロナ禍での生活変化について、「コロナ禍で自分と向き合う時間がいっぱい出来た」と述べ、料理や洋服のリメイクといった新たな楽しみを見つけたこと、そして「一人でも“暮らす”というのを大事にしたい」と生活習慣の変化を振り返りました。
映画や音楽の楽しみ方については、映画は思春期の頃から好きで「知らない世界を知りたいという世代」だったと語り、本や映画を通じて世界観を広げてきたと説明しています。音楽に関しては日常的にテレビの音楽番組を観るが、情報収集はあまりしないとし、「出会うことが奇跡だと思っていて」と出会いの偶然性を重視する姿勢を示しました。
中島みゆきとの出会いとSUPER BEAVERとの交流
加藤は中島みゆきとの出会いについて具体的なエピソードを明かしています。出産前に仕事を休んでいた時期に、たまたま見たテレビに映し出されたみゆきの顔に衝撃を受け、「この人、すごいわ!」と感じたことが出会いの発端でした。それは中島みゆきがグランプリを獲得したヤマハのコンテストでの出来事で、加藤はヤマハの知り合いに電話して会うことを求めたと回想しています。
また、アーティストのSUPER BEAVERとの出会いからも多くのストーリーが生まれていることを語り、出会いが次の創作につながる過程がどのように機能しているかを示しています。こうした出会いの積み重ねが、加藤の音楽人生に豊かな表情を与えてきたと説明されています。
「難破船」と中森明菜、弾き語りの意味
番組で披露される楽曲の中で、加藤本人にとって最も思い入れのある曲は「難破船」です。この楽曲は20歳の時の失恋を主題にした歌であり、加藤が40歳を過ぎてから作曲した作品と説明されています。歌詞・メロディに込められた失恋の衝撃と、その後の成熟した視点が混在する楽曲であると位置づけられています。
「難破船」は中森明菜によってカバーされ、加藤は明菜の解釈を「奇跡のように感じている」と語っています。明菜がこの曲を歌う際には、常にその主人公の立場を保持しているように感じられ、非常に印象的だったと評価しました。
さらに加藤はステージで滅多に弾き語りをしない中、ギターについて「ギターは私の靴」と例えています。旅人が気に入った靴で旅を良くするように、加藤にとってギターの有無は旅の質を左右するものであり、番組内では代表曲「百万本のバラ」を弾き語りで披露する予定です。生の弾き語りパフォーマンスが番組の大きな見どころとなります。
放送スケジュールと番組の位置づけ、関連情報
番組『STORIES~歌に刻まれし物語~ 「加藤登紀子」』の放送日時は以下の通りです。複数回の再放送が組まれており、視聴機会が確保されています。
- [#1]12月6日(土)午後7:00/12月9日(火)午前11:00/12月20日(火)午後7:00
- [#2]12月13日(土)午後7:00/12月16日(火)午前11:00/12月27日(土)午後7:00
本番組はアーティストの音楽人生を映像と音で深掘りすることを目的としており、インタビューと生歌披露を通じて楽曲が生まれた背景やアーティストの心情を伝えます。第3回ゲストの加藤登紀子はデビュー60周年を迎え、その歩みと名曲群が改めて照らし出されます。
関連リンクとして、BS10プレミアムの加入や詳細情報は以下の公式ページで確認できます。
https://www.bs10.jp/star/join-web/
メディアとしての位置づけ
BS10プレミアムのリニューアルは、単なるチャンネル名変更に留まらず、番組編成の方向性を明確に示すものです。映画と音楽の掛け合わせにより、視聴者に新たな鑑賞体験を提供する方針が打ち出されています。
『STORIES~歌に刻まれし物語~』は、そうした方針を具現化する番組の一つであり、音楽史や楽曲の背後にある物語を掘り下げることで、既存の音楽番組とは異なる深みを生み出そうとする試みが示されています。
この記事の要点整理
以下の表は、本記事で取り上げた情報を分かりやすく整理したものです。放送日程や番組の特長、関係者と楽曲など主要な事実をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | 株式会社ジャパネットブロードキャスティング |
| 発表日時 | 2025年12月4日 17時00分 |
| チャンネル名 | BS10スターチャンネル → BS10プレミアム(リニューアル) |
| 新キャッチコピー | 「今日もいい映画、今日もいい音楽」 |
| 番組名 | STORIES~歌に刻まれし物語~ |
| 番組の特徴 | 人生折れ線グラフで音楽人生を可視化/インタビューと生歌披露 |
| 第3回ゲスト | 加藤登紀子(デビュー60周年) |
| 収録後インタビュー | 初解禁。コロナ禍の生活変化、出会いのエピソード等を語る |
| 主な楽曲・話題 | 「難破船」(失恋歌、40歳過ぎて作曲)、中森明菜によるカバー、弾き語りでの「百万本のバラ」披露 |
| 放送日時 | [#1]12/6(土)19:00、12/9(火)11:00、12/20(火)19:00/[#2]12/13(土)19:00、12/16(火)11:00、12/27(土)19:00 |
| 関連リンク | https://www.bs10.jp/star/join-web/ |
本記事では株式会社ジャパネットブロードキャスティングによるチャンネルリニューアルの背景、音楽番組『STORIES~歌に刻まれし物語~』の構成、加藤登紀子の収録後インタビュー内容と楽曲にまつわる詳細、ならびに放送スケジュールを網羅的にまとめました。インタビューでは出会いの偶然性や創作の遍歴、具体的な楽曲に関するエピソードが明確に語られており、番組本編ではそれらの物語と生歌の両面から加藤の音楽人生に触れることができます。
参考リンク: